
悪事の心理学 善良な傍観者が悪を生み出す
【11分で解説】悪事の心理学 善良な傍観者が悪を生み出す
サムの本解説chさんが紹介
おすすめコメント
なぜ職場でのハラスメントやいじめといった悪事が起き、多くの人が見て見ぬふりをしてしまうのか。本書は、その根本的な疑問に心理学の観点から迫る一冊として紹介されています。
善良なはずの傍観者が、なぜ悪の存続を許してしまうのか。そのメカニズムが、具体的な事例や科学的な知見をもとに分かりやすく解説されているそうです。
本書で学べること
本書では、集団が個人に与える影響について、深く知ることができるとか。
- 集団心理の危険性
- •人は集団の中にいると、自分一人では決してやらないようなことをしてしまうという心理が、大学の伝統行事などの事例を通して説明されています。
- 同調圧力の正体
- •なぜ私たちは周りに合わせてしまうのか。神経科学の研究によれば、他者と意見が合うと、脳の報酬系が活性化し「良い気分」になることが分かっているそうです。これは、お金を得たり、チョコレートを食べたりする時と同じ部位が反応するのだとか。
- 沈黙と不作為が生む悲劇
- •悪事を許す最大の要因は、悪人そのものよりも「善良な人々が正しい行いをしないこと」にあると指摘されています。
「道徳的反逆者」になる方法
この本は、問題を分析するだけでなく、私たちがどう行動すべきかについても示唆を与えてくれるそうです。不正に対して声を上げられる「道徳的反逆者」になるための、具体的な方法が紹介されています。
- •道徳的勇気のある行動を観察する
- •集団に抵抗するためのスキルを身につけ、実践する
- •共感する力を育てる
共感性は生まれつきの才能ではなく、後から伸ばせるスキルであることも実証されているとか。
動画内では、紹介しきれていない部分がまだたくさんある、おすすめの本だと紹介されています!
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