ブレイン・マッピング　最新科学が導く正しい脳の使い方

大学教授や第一線の研究者の協力と監修のもと、証明された脳科学の理論や知見を、どうすれば幸せな人生に結びつけられるかを教えてくれる一冊として紹介されています。

幸福感は、脳内の神経伝達物質セロトニンが基盤となっていると解説されているそう。つまり、このセロトニンなどを増やすことで、私たちは幸せを感じやすくなるのだとか。

本書では、日常生活で実践しやすい幸福感を高める方法として、以下の11項目が挙げられています。

• •十分な睡眠
• •バランスの良い食事、咀嚼
• •有酸素運動
• •料理や家事
• •何かにチャレンジすること
• •人生の目標を明確にすること

特に、脳機能を高めるにはセロトニンの材料となるトリプトファンの摂取が重要だそうです。トリプトファンはチーズや大豆製品のほか、特にバナナに豊富に含まれているため、朝食にバナナを食べて日光浴をすることが推奨されています。また、食事をよく噛むこともセロトニンの活性化に効果的だとか。

さらに、何かにチャレンジすることも、脳の未体験の領域を働かせて幸福感を得るための重要な手段だと説明されています。脳は慣れないことに苦手意識を抱くようにできていますが、諦めずに「続けること」が極意だそうです。

人間関係においては、笑顔で接することや、自分のためでなく他人のために行動する利他的行動が幸福感に繋がると紹介されています。

ビジネスシーンでは、記憶が深くなる「意味的処理」という考え方が応用できるとのこと。
単に蛍光ペンで線を引く（形態的処理）よりも、内容を声に出して聞く（音韻的処理）、そしてその意味を深く理解する（意味的処理）ことで、学習効果が格段に高まるらしいです。
この考え方を会議に応用すれば、参加者の深い理解を促し、出席者全員が幸福感に包まれる素晴らしい会議にすることも可能だとか！

動画内では「まだまだ紹介できていない部分が多いおすすめの本」だと紹介されていました。