
全てを叶える私史上最高の歯磨きジェル「ライオン歯科材 Systema SP-Tジェル」を紹介します!
目次
こんにちは!
今回は、「ライオン歯科材 Systema SP-Tジェル」について、紹介していきたいと思います!
どんな商品か、の前に... 私が歯磨き粉を選ぶ時の基準
「Systema SP-Tジェル」の魅力を語る前に、少しだけ、私が毎日使う歯磨き粉を選ぶ際にこだわっているポイントをお話しさせてください。
以前の「ライオン歯科材 チェックアップ スタンダード」の記事でも触れましたが、自分なりに調査した結果、以下の点をできるだけ満たす製品を選ぶようにしています。この基準を知っていただくことで、なぜ私が「Systema SP-Tジェル」をこれほどおすすめするのか、より深くご理解いただけるかと思います!
- フッ素1450ppm配合(虫歯予防)
- IPMP配合(歯周病予防)
- LSS配合(口臭予防)
- 発泡剤が少ない(しっかりと磨くために)
- 研磨剤が少ない(歯や歯茎に優しくするために)
- 値段が1000円以下(続けるために)
どんな商品か
今回紹介するライオン歯科材のSystema SP-Tジェルは、先ほど紹介した基準のうち、なんと
Systema SP-Tジェル | |
---|---|
フッ素1450ppm配合 | ⭕️ |
IPMP配合 | ⭕️ |
LSS配合 | ⭕️ |
発泡剤が少ない | ⭕️ |
研磨剤が少ない | ⭕️ |
値段が1000円以下 |
を満たしており、「(値段以外は)これ以上ない完璧な歯磨き粉」なのです!
おすすめしたい人
- フッ素1450ppm配合で、虫歯予防効果の高い歯磨き粉を使いたい人
- IPMP配合で、歯周病予防効果の高い歯磨き粉を使いたい人
- LSS配合で、口臭予防効果の高い歯磨き粉を使いたい人
- 低発泡で、じっくり磨ける歯磨き粉を使いたい人
- 研磨剤不使用で、歯に優しい歯磨き粉を使いたい人
- 歯磨き粉の強いミント感が苦手な人
- 歯科医院推奨の信頼性の高い歯磨き粉を使いたい人
おすすめポイント
その1 フッ素1450ppm配合
まず、虫歯予防の基本とも言えるのがフッ素ですよね。
フッ素には主に3つの働きがあります。
1. 再石灰化の促進: 食後の口内は酸性になりがちで、歯からミネラルが溶け出してしまいます(脱灰)(※1)。フッ素は、溶け出したカルシウムやリンを歯に戻す「再石灰化」を助け、初期の虫歯なら修復も期待できるんです。(※2)
2. 歯質強化: 歯の表面のエナメル質は酸に弱いのですが、フッ素が取り込まれると、酸に溶けにくい強い構造(フルオロアパタイト)に変化させてくれます。これで虫歯になりにくい、強い歯を作る手助けをしてくれるんですね!(※2)
3. 細菌の酸産生抑制: 虫歯の原因菌であるミュータンス菌の働きを弱め、歯を溶かす酸を作りにくくする効果も。(※2)
このSP-Tジェルにも、フッ素が1450ppm配合されています。これは、日本の市販歯磨き粉で認められている上限濃度(1500ppm)に近い、非常に高い濃度なんです!(6歳未満のお子様への使用は控えてください)(※3)
虫歯のリスクを本気で減らしたいなら、この高濃度フッ素は欠かせないポイントです!
その2 IPMPが薬用歯みがき類承認基準最大濃度配合
高濃度フッ素による虫歯予防に加えて、SP-Tジェルが力を発揮するのが歯周病対策です。
歯周病予防には、以下の2つのアプローチが大切と言われています。(※4)
- 殺菌:原因菌へのアプローチ
- ホストケア:歯茎の抵抗力を高めるケア
SP-Tジェルは、まず原因菌へのアプローチとして、IPMP(イソプロピルメチルフェノール)が薬用歯みがき類の承認基準で認められた最大濃度で配合されているんです!
歯周病菌の殺菌成分には、IPMPの他にもCPC、CHX、TCなど色々ありますが、IPMPのすごいところは、歯周病菌の温床となる「バイオフィルム」の内部まで浸透して殺菌できる点です。(※5)
【ちょっと解説】バイオフィルムとは?
歯の表面に付着した細菌が集合して作る、ヌルヌルとした膜のこと。実は、歯周病菌はこのバイオフィルムの中で守られていて、通常の歯磨きや殺菌成分ではなかなか内部まで届きにくいんです。お風呂場の排水溝のヌメリを想像すると分かりやすいかもしれません。
IPMPはこの手強いバイオフィルムのバリアを突破して、中に潜む歯周病菌まで殺菌できる、頼れる成分なのです!歯周病菌をしっかりと殺菌したい方には、ぜひ注目してほしいポイントです。

その3 ビタミンEが薬用歯みがき類承認基準最大濃度配合
SP-Tジェルは、歯周病対策のもう一つの柱、「ホストケア」成分も充実しています。その1つがビタミンE(酢酸トコフェロール)。なんと、こちらも承認基準最大濃度配合です。
ビタミンEは、歯茎の細胞同士の結合に関わる「E-カドヘリン」というタンパク質の減少を抑える働きがあります。(※6)
【ちょっと解説】E-カドヘリンとは?
細胞と細胞をくっつけて、組織のバリア機能を保つ大切な接着剤のようなもの。歯茎では、これが歯周病菌などの外的刺激から内部組織を守る役割を担っています。歯周病患者の歯肉上皮では、このE-カドヘリンの発現量が減少していることが報告されています。
E-カドヘリンが減ってしまうと、歯茎のバリア機能が弱まり、歯周病菌が侵入しやすくなってしまいます。ビタミンEはこのE-カドヘリンを守ることで、歯茎のバリア機能を強化!
歯茎本来の防御力を引き出してくれる、縁の下の力持ちというわけです!

その4 トラネキサム酸配合
こちらも「ホストケア」成分の1つ、トラネキサム酸です。歯磨きのときに出血が気になる…という方もいるのではないでしょうか?
トラネキサム酸は、歯茎からの出血を抑える効果があります。歯周病が進行すると歯茎が炎症を起こし、ちょっとした刺激でも出血しやすくなります。トラネキサム酸は、この厄介な出血を抑制し、健康的な歯茎へと導いてくれます。(※7)
その5 β-グリチルレチン酸配合
まだまだあります、ホストケア成分!次は、β-グリチルレチン酸です。これは、歯茎の炎症を抑える効果が期待できる成分。
歯周病は、歯茎の腫れや赤みといった炎症から始まります。β-グリチルレチン酸は、この炎症シグナルに働きかけ、歯茎の腫れや不快感を和らげてくれます。歯茎のコンディションを整え、健やかな状態を保つのに役立ちます。
その6 LSS配合
虫歯、歯周病対策だけではなく、口臭も対策できます。SP-Tジェルは、LSS(ラウロイルサルコシンナトリウム)も配合しています。
LSSは、口臭の原因となる浮遊性の細菌を殺菌する効果があります。お口の中をスッキリさせ、気になるニオイを防いでくれるのは嬉しいポイントですよね。
その7 低発泡
以前の記事でもお伝えしましたが、泡立ちが少ない「低発泡」タイプであることも、重要なポイントです。
泡立ちが良いと、すぐに口の中が泡でいっぱいになってしまい、短時間で磨いた気になってしまうことがあります。低発泡だと、どこを磨いているかしっかり確認しながら、時間をかけて丁寧に磨くことができます。
また、すすぎも軽く済ませられるので、配合されている薬用成分(フッ素やIPMPなど)が口の中に長くとどまりやすくなるというメリットも!まさに一石二鳥ですね。
その8 研磨剤不使用
毎日使うものだから、歯や歯茎への優しさも考えたいですよね。SP-Tジェルは、研磨剤(清掃剤)が配合されていません。
研磨剤は汚れを落とす助けになりますが、配合量が多いと歯の表面を削ってしまったり、歯茎を傷つけてしまう可能性も。特に歯周病で歯茎が弱っている方や、知覚過敏が気になる方にとっては、研磨剤不使用は大きな安心材料になります。
その9 粘性の高いジェル
最後に、SP-Tジェルは、その名の通り粘性の高いジェルタイプです。
これがどう良いかというと、歯の表面や歯茎に薬用成分がピッタリと密着し、唾液で流れにくく、長くとどまってくれるのです!
特に、IPMPやフッ素といった成分の効果を最大限に引き出すためには、患部にしっかりとどまることが重要。この粘性の高いジェルが、有効成分の滞留性を高め、効果的なケアをサポートしてくれます。垂れにくいので、歯間ブラシやワンタフトブラシにつけて、ピンポイントでケアしたい部位に使うのにも便利です。
デメリット
さて、ここまでSP-Tジェルの素晴らしい点をお伝えしてきましたが、正直にお伝えすべき点も。それは、値段です。
Amazonで2025/03/29現在、85gで1,440円。1回の使用量(1-2cm程度、約1g)で計算すると、1回あたり約16.9円。もし1日3回使うとすると、1日で約50円、1ヶ月で約1500円かかる計算になります。
一般的な歯磨き粉と比べると、正直、高いです。毎日使うものとしては、少し躊躇してしまう価格かもしれません。
ただ、これだけの高機能成分(フッ素1450ppm、承認基準最大濃度のIPMPとビタミンE、トラネキサム酸、β-グリチルレチン酸、LSS)が配合され、低発泡・研磨剤不使用で歯と歯茎に優しく、粘性の高いジェルで成分がしっかり留まる。
歯周病や虫歯で将来的に治療が必要になった場合の費用や時間を考えると、日々のケアでしっかりと予防できることの価値は計り知れません。「本気で歯周病・虫歯対策をしたい」「将来の自分の歯のために投資したい」と考えている方にとっては、決して高すぎる買い物ではないと思います。
最後に
今回は、全てを叶える史上最高の歯磨きジェル、ライオン歯科材の「Systema SP-Tジェル」について詳しくご紹介しました。
虫歯対策も、歯周病対策も、全部欲しいという方には、本当におすすめです。
いつまでも健康な歯を保ちたいという方は是非手にとってみてください!
ではまた!
【注釈】
※1 虫歯発生の仕組みについて:厚生労働省 むし歯の予防法(総論)
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-02-005
※2 フッ素の虫歯予防効果について:厚生労働省 フッ化物利用(概論)
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-02-006
※3 フッ化物配合歯磨剤の濃度上限にについて:厚生労働省 フッ化物配合歯磨剤
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-02-007
※4 歯周病対策の考え方について
https://www.dental-plaza.com/academic/dentalmagazine/no167/167-1/
※5 IPMPのバイオフィルムへの殺菌効果について
https://www.lion.co.jp/ja/rd/topics/180?utm_source=booklet&utm_medium=qr&utm_campaign=2023_LSJ
※6 ビタミンEの歯肉上皮バリア機能強化作用について
https://www.dental-plaza.com/academic/dentalmagazine/no167/167-1/
※7 トラネキサム酸の出血抑制効果について
https://www.jstage.jst.go.jp/article/perio1968/23/3/23_3_437/_article/-char/ja/