三宅香帆

三宅香帆さんのおすすめ新刊5冊まとめ|2026年8月の推し新刊を、書名と著者、いまの値段つきで全部並べました

記事内に広告が含まれています

文芸評論家の三宅香帆さんが、「8月の推し新刊」として5冊を紹介した動画を出しています。

こばん
こばん

8月の推し新刊、5冊。どんな本なの。

しゅり
しゅり

対談、歴史の話を含むエッセイ、依存症を扱うノンフィクション、田辺聖子さんの随筆、ニューヨーク暮らしを描くコミックエッセイと、内容も形式もさまざまです。動画の順に並べて、書名と著者、いまいくらで買えるかを確かめました。三宅さんご自身の新刊2冊も入れて、7冊です。

8月の推し新刊、5冊

『虫とマンガと日本人』|対談だから語れる、日本のキャラクター論

1冊目は、養老孟司さんと柳瀬博一さんの対談です。日本人はなぜ図鑑や虫やキャラクターがこんなに好きなのか、というところから、漢字とルビは漫画の絵と吹き出しと同じだから漢字は絵みたいなものではないか、江戸時代の人はどうキャラを描いていたか、と話が伸びていくそうです。

三宅さんいま紹介したいと思った理由

マジで話題沸騰中、映画ちいかわの話だなと思いながら読んだからなんですよ

三宅さんは、柳瀬さんも養老さんも、いま仕上げるならちいかわの話をしているだろう、と想像しながら読んだそうです。この手の話題を研究者が新書などに書くなら、もっとエビデンスベースになると思う、と話していました。それはそれで面白いけれど、エビデンスは結局、測れるものでしかないので、測れるものだけを語っていると語れないことが多すぎる。これは宗派の問題だけれど、というのが三宅さんの立場でした。

三宅さんの推しポイント

  • 対談だからこそ語れる話
  • ちいかわを面白いと思いつつ、なんでこういうキャラクターが日本で流行るんだろうと思っている人にこそ
しゅり
しゅり

私は普段エビデンスを大事にするほうです。でも、世の中や人生にはエビデンスで明確にできないことも多く、それを大事にする姿勢が素敵だと思いました。

養老孟司・柳瀬博一

虫とマンガと日本人 養老孟司のキャラクター論

虫とマンガと日本人 養老孟司のキャラクター論

日本のエンタメには、なぜこんなにキャラクターが多いのか。メディア論の柳瀬博一さんが、虫好きの解剖学者・養老孟司さんへぶつけた対談です。なんでも図鑑にしてしまう国民性、図鑑という出版文化、日本語のつくり、鳥獣戯画、宗教観まで、さまざまな角度から日本のキャラクター文化を語ります。

出版社
PHPエディターズ・グループ(発売:PHP研究所)
刊行
2026年9月
仕様
四六判並製・208ページ
値段
定価 ¥1,980

『談話室米澤』|小説にならなかった歴史の話が読める

2冊目は、『氷菓』や『黒牢城』の米澤穂信さんが、デビュー以来いろいろな媒体に書いてきたエッセイを集めた本です。三宅さんは米澤さんのエッセイをあまり読んだことがなかったそうですが、「エッセイがめっちゃいいの」と話していました。

三宅さんエッセイの何が良かったか

小説になってない歴史の話が超あって、それがすんごい面白かったです

小説家は調べたことを小説に書くけれど、そこからこぼれ落ちる話がある。その落ちたほうがエッセイに入っている、と話していました。

三宅さんの推しポイント

  • 歴史の話を割とがっつりしてくれる
  • 歴史好きにこそ
  • エッセイに出てきた時代のことも、米澤さんに書いてほしいとめっちゃ思った

動画を見て米澤さんのエッセイを読んでみたくなった、というコメントもありました。

  • コメント欄より。高評価6件。
    勿論三宅さんの本は買ってますよ重版おめでとうございます☺米澤先生のエッセイ読んでみたくなりました!

米澤穂信

談話室米澤

談話室米澤

デビューから25年のあいだに各媒体へ書いたエッセイを選んだ1冊。目黒川の桜や岸和田城をめぐる話、丘の上にある図書館への信頼、自分で作る麻婆豆腐にスコーンの食べ比べ。〈談話室〉〈キッチン〉〈半個室〉と並んで、60篇以上が入っています。

出版社
日本経済新聞出版
刊行
2026年8月
仕様
四六判・244ページ
値段
定価 ¥1,980

『溺れながら生きる』|依存症を、女性の話として書いた1冊

3冊目は、臨床心理士の信田さよ子さんがアディクションをどう捉えているかを書いた本です。ケアの話のなかで依存症の話をしている人が最近よくいる、というのが三宅さんの入り口でした。

三宅さん何を考えるのにいい一冊か

女性のアディクションみたいなのを考える上でもすごくいい一冊だなと思いました

依存症というと、お酒やタバコ、薬物の話として、しかも男性の話として語られることが多いと三宅さんは感じていて、これまで読んできた本にも、そういう話が多かったそうです。信田さんはそれを女性の話として書いている、と話していました。

三宅さんの推しポイント

  • 信田さんが臨床で見てきたことから書かれている
  • 推し活が実はアディクションとつながりやすい、という話まで
  • セルフケアブームを考える話も入っている
しゅり
しゅり

心理学に興味があるので気になりました。最近、いろんなところで依存症について聞くことが増えたので、理解を深めたいなと思いました。推し活など身近なワードも出てくるようで、そこも気になりました。

  • コメント欄より。高評価4件。
    「溺れながら生きる」📖三宅さんと信田先生のトークイベントに向けて購入済みだけど、未読なので頑張って読みます❗

信田さよ子

溺れながら生きる 依存とケアのあいだで

溺れながら生きる 依存とケアのあいだで

『依存症』(文春新書)を書いた臨床心理士が、そこから四半世紀後のいまを見渡した1冊。自傷もオーバードーズも、ホス狂いも摂食障害も、そして推し活も。第8章の題は「アディクションの主役は女性になった」で、続く第9章が「推し活とアディクション」です。

出版社
文藝春秋
刊行
2026年7月
仕様
四六判・224ページ
値段
定価 ¥1,980

『女のイイ顔』|「明るくなりたいあなた」に薦めた1冊

4冊目は、田辺聖子さんの随筆を選んだ本の文庫化です。三宅さんは昔、「可愛い女からいい女へ」という随筆をどこかで読んで、それがすごく心に残っていたそうです。どこで読んだかは忘れてしまったけれど、その1篇がこの本に入っていた、とのことでした。

三宅さん田辺聖子さんの本を読むと何が起きるか

なんか明るくなれるのがすごいいいなって思うので、明るくなりたいあなたに読んでほしいです

解説が原田ひ香さんであることには「豪華。嬉しい」と反応し、巻末に佐藤愛子さんのエッセイも載っている、と続けていました。

田辺聖子

女のイイ顔(中公文庫)

女のイイ顔(中公文庫)

「キラキラ」ではなく「グツグツ」生きる。可愛い女から、いい女へ。恋愛も結婚も、独り身も老いも、女の生き方をめぐって折々に書かれた随筆を精選し、全5章にまとめた文庫です。最後の章の題は「我が頭なでてやる」。

出版社
中央公論新社
刊行
2026年8月
仕様
文庫・288ページ
値段
定価 ¥1,056

『ニューヨークで考え中(5)』|「絶対紙で買ってください」の理由

5冊目は漫画です。近藤聡乃さんがニューヨークでの日々を描いてきたコミックエッセイに、5巻が出ました。

三宅さんなぜ紙で買ってほしいのか

ほらパタってパタって開くのよ

亜紀書房によると、この本は背表紙をつけないコデックス装で、机に置いたままページをめくることができるそうです。

三宅さんは4巻までも大好きだったそうで、1巻から5巻まで買いましょう、と話していました。いつもはWeb連載で読んでいるけれど、こうしてまとまって紙になると嬉しい、とのことでした。

近藤聡乃

ニューヨークで考え中(5)

ニューヨークで考え中(5)

2008年からNYで暮らす近藤聡乃さん。15年ぶりの新作アニメを作りはじめ、一枚ずつ絵を重ねる日々のあいだに、「NO WAR」を掲げる時代がやってくる。見開きの2ページで一話が終わる形の第5巻で、ウェブでの連載70話と描き下ろしが入っています。

出版社
亜紀書房
刊行
2026年8月
仕様
A5判変型・160ページ
値段
定価 ¥1,430

三宅さんご自身の新刊、2冊

『「夫婦」不在社会』|物語から読む夫婦論

動画の最後には、三宅さんご自身の新刊も2冊出てきます。1冊が『「夫婦」不在社会』です。

コメント欄には、2冊とも買ったという声もありました。

  • コメント欄より。高評価3件。
    今2冊とも購入しました!到着が楽しみです!

三宅香帆

「夫婦」不在社会

「夫婦」不在社会

昭和から令和までのヒット作を通して、ディスコミュニケーションにあえぐ夫婦の姿を読む夫婦論です。『THE FIRST SLAM DUNK』や月9ドラマ『海のはじまり』、村上春樹さんの小説などを取り上げ、物語に描かれる夫婦や家族を読み解きます。

出版社
講談社
刊行
2026年7月
仕様
新書・240ページ
楽天評価
3.9/5(40件)
値段
定価 ¥1,320

『推したちとどう生きるか』|推し活の源流から、いまの推しまで

もう1冊が『推したちとどう生きるか』です。どちらも発売中で、まだ買っていない人はぜひ、と話していました。買ってくれた方はコメントをください、と言って動画は終わります。

三宅香帆

推したちとどう生きるか(新潮新書)

推したちとどう生きるか(新潮新書)

戦前の童謡少女歌手や宝塚から、「追っかけ」を経て令和の推し活へ。日本の推し文化の源流を近代までさかのぼり、ファンが「母」のようにふるまう現在や、ディズニー・アメリカとの関係まで読み解いた新書です。終章の題は「あなたは推しとどう生きるか」。

出版社
新潮社
刊行
2026年7月
仕様
新書・240ページ
楽天評価
3.8/5(23件)
値段
定価 ¥1,034

動画で名前だけ挙がった本

この7冊のほかに、話の流れで名前が出た本です。「あれ何て本だっけ」に答えられるように書いておきます。

時間著者出版社どこで出てきたか
03:57氷菓米澤穂信KADOKAWA(角川文庫)米澤さんの作品として
03:57黒牢城米澤穂信KADOKAWA米澤さんの作品として
08:55A子さんの恋人近藤聡乃KADOKAWA近藤さんの作品として(全7巻)

『黒牢城』は、2026年6月に映画(監督・脚本 黒沢清さん)が公開されています。

こばんの台帳

今回の記録:2026年9月、三宅香帆さんの動画(10分)を視聴。紹介された5冊と、三宅さんご自身の新刊2冊を1冊ずつ調べた。 結論:10分の動画で分かるのは、三宅さんが薦めた5冊の推しポイントと、ご自身の新刊2冊。この記事なら、7冊の書名・著者・あらすじ・いまの値段・買える場所まで分かる。

備考:しゅりが気になっているのは『溺れながら生きる』。

三宅さんが8月の推し新刊として挙げた5冊と、ご自身の新刊2冊です。気になった本があれば、ぜひ読んでみてください。

コメントと楽天評価の出どころ(出典2件)

引用したコメントは 【おすすめ新刊】8月の推し新刊を三宅香帆が紹介しましょう【エッセイ・対談・漫画など】(YouTube・三宅書店)のコメント欄からです。高評価の数は2026年9月8日に取得した時点のもので、いまは増減している可能性があります。

カードの「楽天評価」は、2026年9月9日に楽天ブックスで取得した平均点と件数です。件数が10件に満たない本には出していません。

三宅香帆さんのおすすめ小説5冊まとめ|「これを読まずにいるなんて」と叫んでしまう小説5選の5冊を、三宅さんの言葉と一緒に全部並べました

関連記事三宅香帆さんのおすすめ小説5冊まとめ|「これを読まずにいるなんて」と叫んでしまう小説5選の5冊を、三宅さんの言葉と一緒に全部並べました

同じ三宅さんの別の回です。新刊ではなく、小説を5冊。

2026-09-04

三宅香帆さんのおすすめ本30冊まとめ|書評家への30の質問と、その答え

関連記事三宅香帆さんのおすすめ本30冊まとめ|書評家への30の質問と、その答え

小説も新書も漫画もエッセイも入った30冊。ジャンルをまたいで探すならこちらです。

2026-08-28

Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。

三宅香帆さんのおすすめ新刊5冊まとめ|2026年8月の推し新刊を、書名と著者、いまの値段つきで全部並べました | CelePick