三宅香帆

三宅香帆さんのおすすめ小説5冊まとめ|「これを読まずにいるなんて」と叫んでしまう小説5選の5冊を、三宅さんの言葉と一緒に全部並べました

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書評家の三宅香帆さんが、「これを読まずにいるなんて!!!」と叫んでしまう小説を5冊挙げた動画を出しています。動画の中のコーナー名は「読まずに死ねない小説」です。

こばん
こばん

「読まずに死ねない小説」って。名前が強いね。

しゅり
しゅり

そうなんです。その5冊、全部この記事に並べました。

三宅さん「読まずに死ねない小説」について

そういう小説を読むと、私は生きててよかったな・・・本当に本当に本当に思う

「読まずに死ねない」5冊

『月の影 影の海』|「これを読まないなんてそんな・・・って思う」小説ナンバーワン

1冊目は、小野不由美さん「十二国記」シリーズ第1巻。シリーズのタイトルは有名だし、知ってるけど案外読んだことない人がもしかしたらこの世にいるのでは?と、紹介していました。

三宅さん1巻の主人公・陽子へ

もうさ・・・陽子はさ、幸せになってほしいよ

1巻で陽子がしんどい目にあう、本当にびっくりする巻だそうです。それでも何度読んでも面白いのだそうで、作者については「小野不由美先生ってすごい」と言い、続けて「国家が頭の中にあるってどういうこと?」とも言っていました。

三宅さんの推しポイント

  • 和風ファンタジーというジャンル——『精霊の守り人』や「勾玉シリーズ」「八咫烏シリーズ」と並べて挙げ、和風ファンタジーを読めてよかったと思う瞬間が自分にはすごくある、と話していた
  • 長い休みにぜひ——ゴールデンウィークや夏休みのような長期休暇がある人へ、そんな時にぜひ読んでほしい長編小説シリーズ、とすすめていた

コメント欄も、十二国記の名前に反応する人が目立ちました。

  • コメント欄より。高評価34件。
    十二国記😭 色々思い入れがあり過ぎて。

『月の影 影の海』の文庫は上下巻で、下のリンクは上巻です。未読の人へ向けた三宅さんの言葉は「今からでも遅くはない、新潮文庫を全巻買いましょう」でした。

小野不由美

月の影 影の海(上) 十二国記(新潮文庫)

月の影 影の海(上) 十二国記(新潮文庫)

女子高生の陽子の前に、ケイキと名乗る男が跪き、彼女は海をくぐった先の異界へ連れ去られます。裏切られ、獣に襲われ、それでも故国へ帰ることをあきらめない少女の物語。「十二国記」本編の第1作(Episode1)です。

出版社
新潮社
刊行
2012年6月
仕様
文庫・288ページ
楽天評価
4.2/5(650件)
値段
定価 ¥737

『空飛ぶ馬』|北村薫さん入門にぜひ、のデビュー作

2冊目は北村薫さんの『空飛ぶ馬』。ここから始まるシリーズの1作目で、動画の言葉だと「円紫先生シリーズ」(東京創元社の表記は「円紫さんと私シリーズ」)です。有名なのは『ターン』だと思うけれど、と添えたうえで、こちらはミステリーのなかでも「日常系ミステリー」。最近ならアニメで見慣れているかもしれないこのジャンルの、元祖作品の1つだと思っている、とのことでした。

三宅さんこのシリーズにあるもの

なんだろうな、フィクションゆえの、優しい日常の幸福感

それはほっこりではなくて、鋭いんだけど、少女小説を昔読んでいた時のような幸福感なのだそうです。

三宅さんの推しポイント

  • 謎を解くのは噺家——主人公の女子大生が持ち込む謎を、探偵役の噺家・円紫さんが解いていく
  • 短編集みたいに気軽——長編を身構えずに済む、日常系ミステリーの読み口
  • 何度読んでも名作——「何よりやっぱり名作なんだよな」と、ミステリーをあまり読めていない人にもすすめていた

北村薫さんといえば、三宅さんのチャンネルに朝井リョウさんが出た回でも、アイドルに読んでほしいナンバーワンの本という話から名前が挙がったそうです。

北村薫

空飛ぶ馬(創元推理文庫)

空飛ぶ馬(創元推理文庫)

女子大生の〈私〉が、噺家の円紫師匠と出会い、暮らしの中にひそむ不思議な謎を解き明かしてもらうようになります。「織部の霊」「砂糖合戦」など5編の連作集。北村薫さんのデビュー作で、『このミステリーがすごい!』1989年版の国内編第2位に入っています。

出版社
東京創元社
刊行
1994年4月
仕様
文庫・360ページ
楽天評価
3.9/5(419件)
値段
定価 ¥792

『春にして君を離れ』|Instagramを見て「いいな」と思うことが減る小説

3冊目はアガサ・クリスティーさんが別名義で書いた小説、という紹介でした。主人公は主婦。読むと「ウゲッ」となるような小説なのに、それでも、やっぱり読んでよかったな、と言っていました。

三宅さん読むと何が変わるか

読んだ後と読む前とでは、人の見え方とか人生観が、何を幸せそうだなって思うかが変わる

変な言い方ですけど、と前置きして「Instagramを見て『いいな』と思うことが減る小説」。マジで、読んでないままの人生より読んだほうが自分は幸福を感じる。そう言ったすぐあとに「幸福っていうかなんだろう」と言い直して、世界をいろんな目で見られるんじゃないかな、と言葉を選び直していました。

しゅり
しゅり

読む前と読んだ後で人の見え方や、人生観が変わるって聞くと絶対読まなきゃという気持ちになります。三宅さんは読みたくなる説明上手いなと思います。

なお、同じ本の新訳が2026年5月に光文社古典新訳文庫から出ています(廣野由美子さん訳)。動画に映っていたのも、下のリンク先も、ハヤカワのクリスティー文庫版(中村妙子さん訳)です。

アガサ・クリスティー

春にして君を離れ(クリスティー文庫)

春にして君を離れ(クリスティー文庫)

優しい夫とよい子どもに恵まれ、申し分のない家庭を築いてきた主婦が、娘の見舞いの帰り道で友人に会います。その会話をきっかけに、これまでの親子関係や夫婦の愛情への疑いが芽生えはじめて……。文庫の解説は栗本薫さんです。

出版社
早川書房
刊行
2004年4月
仕様
文庫・336ページ
楽天評価
4.2/5(647件)
値段
定価 ¥1,320

『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』|「人生で1冊だけ」と言われたら、これかもしれない

4冊目の紹介は「なんでもっと知られてない?」と始まり、「もっともっともっともっと読まれてほしい」と、熱量から入りました。

三宅さん1冊だけすすめるとしたら
人生で・・・1冊だけお勧めしてって言われたら、これかもしれない

中身は、1990年代のMITとかで勉強していたりする、女子と男子のバディがゲームを作っていく話だそうです。任天堂やマリオや小島秀夫さんも出てくるけれど、そんなことより「もうさ・・・いいんですよ、人生の話」。最後まで読むとタイトルの意味が分かる瞬間があるそうで、その意味が何かは動画でも言っていません。

三宅さんの推しポイント

  • ゼヴィンさんの作品の中でもこれ——三宅さんはどの本も好きだけれど、これはめちゃくちゃいいのですすめたい
  • ゲームをしたことがなくても——三宅さん自身もゲームをしたことがないけれど、面白く読めた

三宅さんがYouTubeですすめたら、Aマッソの加納さんが読んで、加納さんのYouTubeでも紹介していたそうです。「Aマッソの加納さんにも刺さって嬉しい」、というか「全人類に刺さると思う」と話していました。海外ではベストセラーだそうです。

しゅり
しゅり

こんなに本読んでる三宅さんが、人生で一冊だけおすすめと言われたらこれかもと言ってるのを聞いて、気になりました。タイトルの意味がわかった瞬間ってのもどういうこと?と思って読みたくなります。

  • コメント欄より。高評価11件。
    三宅さんが幸せそうに本の話をされているのをみるとさらに読書熱が高まります✊🏻✨トゥモローアンドトゥモローアンドトゥモロー絶対読もうっと!!

ガブリエル・ゼヴィン

トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

MITの学生セイディはある冬、サムと再会します。子どものころにマリオをして遊んだ相手です。2人で組んで作ったゲームは大成功。けれどゲーム作りにも友情にも、すれ違いが積もっていって……。本屋大賞翻訳小説部門1位『書店主フィクリーのものがたり』の著者の長編です。

出版社
早川書房
刊行
2023年10月
仕様
単行本・560ページ
楽天評価
4.3/5(80件)
値段
定価 ¥2,420

『銀河ヒッチハイク・ガイド』|B級のバカバカしさが大好きだ、の変化球

5冊目は、ちょっと変化球でいきましょう、と始まりました。ダグラス・アダムスさんの、宇宙でヒッチハイクする話です。映画も有名で、三宅さんの映画評は「B級映画としか言いようがない」。大学生のときに原作を読んで友達にすすめたら、その友達は映画を先に観て、「三宅の頭どうなってるん?」というLINEがすごい来た思い出があるそうです。

それでも、B級のバカバカしさが、映画も含めて大好きなのだとか。河出の紹介のところで「途方もなくバカバカしいSFコメディ大傑作」って言われている、と本を見せながら、B級SF映画とかもいいかも、と思った瞬間に読んでほしい、と言っていました。

ダグラス・アダムス

銀河ヒッチハイク・ガイド(河出文庫)

銀河ヒッチハイク・ガイド(河出文庫)

銀河バイパスを通すために、地球はある日突然消されてしまいます。たまたま生き残った地球人のアーサーが、宇宙人のフォードと2人で銀河をヒッチハイクして回るはめに……。安原和見さん訳の河出文庫で、シリーズの第1作です。

出版社
河出書房新社
刊行
2005年9月
仕様
文庫・304ページ
楽天評価
3.9/5(275件)
値段
定価 ¥891

動画で名前だけ挙がった本

紹介された5冊のほかに、話の流れで名前が画面に出た本です。「あれ何て本だっけ」に答えられるように書いておきます。

時間本・シリーズ著者版元どこで出てきたか
01:57精霊の守り人上橋菜穂子偕成社/新潮文庫和風ファンタジーの話で名前が挙がった
02:00勾玉シリーズ荻原規子徳間書店同じ並びで名前が挙がった
02:03八咫烏シリーズ阿部智里文藝春秋「最近だと阿部智里さんシリーズ」として
02:46ターン北村薫新潮社北村さんというと有名な作品として(動画では「「ターン」シリーズ」と紹介)
こばんの台帳

今回の記録:2026年9月、三宅香帆さんの動画(8分50秒)を視聴。紹介された5冊の書名・著者・いま買える版と定価を1冊ずつ確認した。5冊とも、動画に映っていた版がそのまま定価で買える。 結論:8分50秒の視聴で、「読まずに死ねない」5冊の書名から、いま買える版まで分かった。

備考:しゅりが気になっているのは『春にして君を離れ』と『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』の2冊。

コメント欄でいちばん高評価を集めていたのは、この声でした。

  • コメント欄より。高評価59件。
    また来月も、再来月も、そして来年も「これを読まずにいるなんて!!!」が増えていくんだろうな、本が読めるって本当に幸せ。

5冊とも、三宅さんが「これを読まずにいるなんて」と叫んでしまう小説として挙げたものです。気になった本があれば、ぜひ読んでみてください。

コメントの出どころ(出典1件)

引用したコメントは 【おすすめ本】これを読まずにいるなんて!!!と三宅香帆が叫んでしまう小説5選(YouTube・三宅書店)のコメント欄からです。高評価の数は2026年9月2日に取得した時点のもので、いまは増減している可能性があります。

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