どちらかが彼女を殺した 新装版 (講談社文庫 ひ 17-37)

どちらかが彼女を殺した 新装版 (講談社文庫 ひ 17-37)

ほんタメ
おすすめミステリ傑作選21冊【総集編】

ほんタメさんが紹介

おすすめコメント

「未解決ミステリー」というテーマに、まさにぴったりな一冊として紹介されています。
加賀恭一郎シリーズの第3作にあたるそうです。

物語のあらすじは以下のように説明されています。

  • 恋人と親友に裏切られ絶望したOLが、遺体で発見される。
  • 兄は自殺に見せかけた殺人と確信し、犯人を探し始める。
  • 容疑者は元恋人の男と、親友だった女の2人に絞られる。

物語は佳境に入り、いよいよ犯人がわかるかと思いきया、結論は出ないまま終わってしまうそうです。
タイトル通り、「どちらかが彼女を殺した」のかは読者に委ねられ、犯人を教えてはくれないのだとか。そのあまりにも投げ出される結末に、初版の発売当時には編集部に問い合わせが殺到したらしいです。

ただし、作中にはちゃんと犯人特定のきっかけとなる材料は提示されており、考えまくって推理すればわかるようになっていると説明されています。

また、文庫版には袋綴じで謎解きのためのヒントが追加されているそう。
しかし、そこにも犯人の名前は書かれておらず、さらにそのヒントが追加された代わりに本文の重要な箇所が抜かれ、謎解きの難易度はかえって上がっているのだとか!
まさに読者の挑戦意欲を掻き立てる、究極のリドルミステリーとして紹介されています。

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