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おすすめミステリ傑作選21冊【総集編】

📅 2025年7月19日

この動画で紹介されたおすすめ商品(22個)

向日葵の咲かない夏(新潮文庫)

向日葵の咲かない夏(新潮文庫)

おすすめコメント

最後に正解が示されず、結末が読者に委ねられる「未解決ミステリー」の一冊として紹介されています。読後にスッキリするのではなく、あえてモヤモヤしたい人におすすめの作品だそうです!

夏休み前日、亡くなっているのを発見したはずの友達。しかし、先生や刑事が駆けつけると遺体は消えており、その後、その友達が雲に姿を変えて「僕は殺されたんだ」と現れるそう。そして、その子の妹と一緒に犯人探しを始めるという、不思議で少し怖い物語だとか。

この作品の魅力として、以下の点が挙げられています。

  • まず、すごいどんでん返しが待っている!
  • しかし、本当にすごいのはどんでん返しだけでなく、衝撃的なラストシーンだとか。
  • そのラストシーンの意味が分からず、Yahoo!知恵袋には「あのラストはどういうことですか?」という質問が多数並んでいるほど、解釈が読者に委ねられているそうです。
  • メインのどんでん返しが終わった後に、さらに「ほら、どう思う?」とパッと投げ出されるような感覚になるらしいです。

読んでいる間だけでなく、読んだ後まで読者を魅了し続ける作品だと紹介されています。「この本を読むのに本当の意味では4ヶ月かかった」と言いたくなるほど、読後もずっと考えさせられる魅力があるとのこと。
少し怖い感じもあるので、元気がある時に読むのがおすすめだそうです。

どちらかが彼女を殺した 新装版 (講談社文庫 ひ 17-37)

どちらかが彼女を殺した 新装版 (講談社文庫 ひ 17-37)

おすすめコメント

「未解決ミステリー」というテーマに、まさにぴったりな一冊として紹介されています。
加賀恭一郎シリーズの第3作にあたるそうです。

物語のあらすじは以下のように説明されています。

  • 恋人と親友に裏切られ絶望したOLが、遺体で発見される。
  • 兄は自殺に見せかけた殺人と確信し、犯人を探し始める。
  • 容疑者は元恋人の男と、親友だった女の2人に絞られる。

物語は佳境に入り、いよいよ犯人がわかるかと思いきया、結論は出ないまま終わってしまうそうです。
タイトル通り、「どちらかが彼女を殺した」のかは読者に委ねられ、犯人を教えてはくれないのだとか。そのあまりにも投げ出される結末に、初版の発売当時には編集部に問い合わせが殺到したらしいです。

ただし、作中にはちゃんと犯人特定のきっかけとなる材料は提示されており、考えまくって推理すればわかるようになっていると説明されています。

また、文庫版には袋綴じで謎解きのためのヒントが追加されているそう。
しかし、そこにも犯人の名前は書かれておらず、さらにそのヒントが追加された代わりに本文の重要な箇所が抜かれ、謎解きの難易度はかえって上がっているのだとか!
まさに読者の挑戦意欲を掻き立てる、究極のリドルミステリーとして紹介されています。

微笑む人 (実業之日本社文庫)

微笑む人 (実業之日本社文庫)

おすすめコメント

あるエリート銀行員が、自分の妻と子供を殺したとして逮捕されるところから物語は始まります。その動機は「本が増えて部屋が手狭になったから」という、にわかには信じがたいものだと紹介されています。

この作品は、犯人が誰かということではなく、不可解な動機だけに注目した珍しいタイプのミステリーだそうです。

  • 精神は安定し、トラブルもなく、周りからは「いい人」と評判だった犯人。
  • このギャップに興味を持った小説家が、ノンフィクションにまとめるため彼の過去を調査していきます。
  • 過去を遡ると、彼の周りでは都合よく人が亡くなっていることが判明するものの、どれも動機としては弱すぎるとか。

シリアルキラーの動機とは何なのかをひたすら突き詰めていく物語ですが、結末は最後まで読んでも分からないと説明されています。しかし、その「分からない」ことこそが、この作品が伝えたい「正解」なのだそうです。

ミステリー初心者には勧められない、玄人好みの一冊だとか。
ネットでこの作品を絶賛しているのはミステリーマニアばかりで、読後には「今まで読んできたミステリーって何だったんだろう?」という衝撃を受けるかもしれないと紹介されています。

ハサミ男 (講談社文庫)

ハサミ男 (講談社文庫)

おすすめコメント

どんでん返しと言ったらこれ!」と名前が挙がるほどの「名作中の名作」として紹介されています。ミステリーを読むなら必ず通ってほしい道なのだとか。

物語の始まりは、頭のいい美少女ばかりを狙った連続殺人事件。現場には必ずハサミが残されており、犯人は「ハサミ男」と呼ばれています。そのハサミ男が3人目のターゲットを決めたところ、なんとその少女が自分と全く同じ手口で何者かに殺されてしまったそう。

ここから物語は一気に面白くなり、犯人であるサイコキラー自身が探偵役となって、謎の犯人を探し始めるという、めちゃくちゃ面白い設定になっていると紹介されています!そして、最後の最後のセリフで物語がひっくり返る、衝撃の結末が待っているとのことです。

名前探しの放課後(上) (講談社文庫)

名前探しの放課後(上) (講談社文庫)

おすすめコメント

辻村深月さんの作品の中でも、どんでん返しと言ったらこれ、と紹介されています。
どんでん返しには珍しく、タイムスリップが絡んでくる物語だそうです。

  • タイムスリップしたものの、誰が自殺するのか思い出せない
    • 主人公は学生時代に戻り、クラスの誰かが自殺してしまうことを思い出します。
    • しかし、その人物が誰だったのか思い出せないという状況に陥ってしまうそう。
    • 自殺の理由を取り除いて救いたいのに、肝心の人物が分からないため、学校でSFに詳しい友人と一緒に自殺してしまう生徒の名前を探す、というのが物語の主軸になっていると説明されています。

この作品の非常に珍しい特徴として、最後のシーンの解釈が、読んできた本によって異なる点が挙げられています!
具体的には、同じ作者の別作品「僕のメジャースプーン」を読んでいるかどうかで、物語の見え方が変わってくるのだとか。

もちろん、この作品単体で読んでも十分に満足できるそうですが、読後に「僕のメジャースプーン」を読むと、全く違った景色が見えるという体験ができるそうです。
まっすぐな驚きだけでなく、ある知識がつくことで結末の「落ちる場所が変わる」という、まるで変化球のような、一風変わったどんでん返しが楽しめると紹介されています。

読む順番によって楽しみ方が変わるそうで、

  • まずこの作品を読んで感動し、その後に「僕のメジャースプーン」を読んで見え方の変化を楽しむ
  • 綺麗な形で結末を迎えたい場合は、「僕のメジャースプーン」を先に読む
    という2つのパターンが提案されています。
名前探しの放課後(下) (講談社文庫)

名前探しの放課後(下) (講談社文庫)

おすすめコメント

辻村深月さんの作品の中でも、「どんでん返しと言ったらこれ」と紹介されています。

この作品は、どんでん返しものには珍しくタイムスリップが絡むそうです。

  • 主人公が学生時代に戻るものの、誰が自殺してしまうのか思い出せない。
  • その自殺してしまう生徒の名前を探すことから、「名前探しの放課後」というタイトルになっているのだとか。
  • そして、最後の最後にはとんでもないどんでん返しが待っているらしいです。

この作品が選ばれた理由は、どんでん返しのすごさだけではないそうです。どんでん返し作品では非常に珍しい、「今まで読んできた本によって最後のシーンの解釈が異なる」という特徴があると紹介されています。

具体的には、同じ作者の『僕のメジャースプーン』を読んでいるかどうかで、物語の見え方が変わってくるそうです。まるで「変化球」のように、ある知識がつくことで物語の「落ちる場所が変わる」という、一風変わった体験ができる作品だとか。

読み方には2つのパターンがあると紹介されています。

  • まずはこの作品を読んで満足し、その後に『僕のメジャースプーン』を読んで「見え方が変わったな」と楽しむ。
  • あるいは、綺麗な流れで物語を理解したいなら、先に『僕のメジャースプーン』を読んでからこの作品を読む。

どちらの順番で読んでも楽しめるそうです。

出版禁止 いやしの村滞在記

出版禁止 いやしの村滞在記

おすすめコメント

『出版禁止』というシリーズの3作品目として紹介されていますが、物語は独立しているため、この作品から読んでも全く問題ないそうです。
作者は映像作家としても知られており、かつて話題となった『放送禁止』というフェイクドキュメンタリードラマのように、この本も「元々出版される予定ではなかった原稿がネット上で流出してしまったため、仕方なく出版された」という凝った設定になっているとのこと。

物語の概要

  • ルポライターが、ネット上で「呪いで人を殺している」と噂される「いやしの村」へ取材に訪れる滞在記として描かれています。
  • この村は、表向きには強い恨みを抱えた人々が集い、それを乗り越えようとするコミュニティだとか。
  • しかし、そこでは実際に呪いによる殺人事件が起きているという噂があり、その真相に迫っていく物語だそうです。

おすすめポイント

この本の最大の魅力は、「今までに見たことがないタイプのどんでん返し」だと紹介されています!

  • なんと、この本自体が呪われているという衝撃的な仕掛けがあるそう。
  • 一度読んだだけではスッキリとした結末は訪れず、「今、自分は何を読んでいたんだろう?」と感じるような、とんでもない違和感とともに物語が終わる「突き放す系」の作品だとか。
  • しかし、2周目を読んだ時に初めて、この作品の真の完成度の高さに気づき、心から楽しめるように作られているそうです。
  • 読み終わったその足で、すぐにもう一度読み返したくなるほどの体験ができる本として紹介されています。
  • さらに驚くべきことに、この巧妙な仕掛けは物語の表紙からすでに始まっているとのこと!
  • 数々の名作を差し置いてでも紹介したくなるほど、本当に素晴らしい作品だと絶賛されています!
時計館の殺人〈新装改訂版〉(上) 「館」シリーズ (講談社文庫)

時計館の殺人〈新装改訂版〉(上) 「館」シリーズ (講談社文庫)

おすすめコメント

特殊な建造物が登場するミステリーとして紹介されている、綾辻行人先生の「館」シリーズ第5作品目です。「こんな建造物あったら行ってみたい!」と思わせるような作品だとか。

物語の舞台と展開

  • 物語の舞台は、108個もの時計が飾られた奇妙な「時計館」。
  • この館をめぐっては、関係者たちが次々と不審な失踪死を遂げるという良くない噂が立っているそうです。
  • 興味を持って館を訪れた男女9人は、なんと中に閉じ込められてしまいます
  • 閉ざされた館の中で、凄惨な連続殺人が発生。仲間たちが次々と殺されていく中、誰もが疑心暗鬼に陥っていくというストーリーが展開されると紹介されています。

本格ミステリーとしての魅力

館の中の惨劇と、外にいる名探偵・島田潔の物語が同時進行で進む構成になっているそう。読者は中の様子を知っているため、「早く気づいて解決して!」とハラハラさせられるようです。

この作品は、トリックや謎に重点が置かれた本格ミステリーと説明されています。犯人やトリックに関する手がかりは、読者にも完全に分かる形で提示されるため、謎解きにチャレンジできるというフェアな作りになっているとか。ただし、そのトリックは非常に難解で、すごく印象に残るものだと紹介されています。

時計館の殺人〈新装改訂版〉(下) 館シリーズ (講談社文庫)

時計館の殺人〈新装改訂版〉(下) 館シリーズ (講談社文庫)

おすすめコメント

『十角館の殺人』から続く、館シリーズの第5作品目として紹介されています。

舞台は、108個もの時計が飾られた「時計館」と呼ばれる奇妙な館だそうです。関係者が次々と不審な死を遂げるという噂が立つその館に、興味を持った男女9人が訪れるところから物語は始まります。

館に閉じ込められてしまった彼らが、凄惨な連続殺人に巻き込まれていく様子が描かれているとか。仲間たちが次々と殺されていく極限状況で、誰もが疑心暗鬼に陥っていくそうです。

  • いわゆる本格ミステリーで、トリックや謎に重点が置かれていると説明されています。
  • 犯人やトリックのヒントは、読者にも解き明かせるようにフェアな形で示されるため、謎解きに挑戦することができるそうです。
  • しかし、そのトリックは非常に難解ながらも強く印象に残るものだとか。

また、物語は館の中と外で同時進行し、読者は事件の全貌を知っているのに名探偵がなかなか気づかないという、もどかしい展開も楽しめる作品だと紹介されています。

眼球堂の殺人 ~The Book~ 堂シリーズ (講談社文庫)

眼球堂の殺人 ~The Book~ 堂シリーズ (講談社文庫)

おすすめコメント

特殊な建造物に重点を置いたミステリーとして紹介されています。

この物語の舞台は、設計図が眼球そのものという非常に奇妙な建物だそう。

  • 直径100m、高さ20mで、しかも動く建物だとか。

天才建築家に各分野の天才たちが集められ、そこで殺人事件が発生するとのこと。
事件は密室状態(クローズド・サークル)で進行し、電話線は切られ、建物は完全にロックされてしまうそうです。

  • 収集した天才建築家が、翌朝、細長い柱に刺さった状態で死体となって発見される。
  • 周りには何もなく、「どうやって殺したんだ?」という不可能犯罪から物語は始まるようです。
  • 閉じ込められた状況で、次々と人が殺されていく、とても怖い展開だとか。

この作品のトリックは「ものすごい建築のトリック」が使われており、今まで見た建築物系トリックの中で一番壮大だと紹介されています。その壮大さは、思わず「マジか」と笑ってしまうレベルだそう!

さらに、建築トリックだけでなく、「どんでん返し参戦」に入れてもいいくらいのどんでん返しも待ち受けているとのこと。巨大建築物ミステリーとしても、どんでん返しミステリーとしても楽しめる作品のようです。

改訂完全版 斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)

改訂完全版 斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)

おすすめコメント

ミステリーの「館」ジャンルを語る上で欠かせない、戦区的な存在として紹介されています。後世の作家に大きな影響を与え、ある有名作家の名前の由来にもなったほどだとか。

物語の舞台は、その名の通り断崖絶壁に建てられた斜めの屋敷

  • そこで起こるのは、不可解な連続密室殺人だそう。
  • 30の鍵がかかった扉に、20cm幅の換気口しかない部屋で、どのように殺人が行われたのかが大きな謎として描かれています。

この作品の大きな特徴として、名探偵の登場が最後の最後であることが挙げられています。

  • それまでは警察の視点で物語が進み、難解な設計図を前に「なんだこりゃ」と混乱する様子が描かれているため、読者も一緒にモヤモヤを体験できると説明されています。
  • しかし、名探偵・御手洗潔が登場した瞬間に、そのもどかしさが一気に解けていくのが見どころだとか!
  • もし彼が現れなければ、事件は迷宮入りだっただろうとまで言われています。

1982年の作品でありながら、今なお色褪せない魅力を持つ一冊として紹介されています。

#真相をお話しします(新潮文庫)

#真相をお話しします(新潮文庫)

おすすめコメント

5つの短編が収録されており、そのどれもが現代的なテーマを扱っていると紹介されています。

扱われているテーマは、日常に寄り添った、まるでニュースに出てきそうなものばかりだとか。

  • 派遣の家庭教師
  • リモート飲み
  • 精子提供
  • マッチングアプリ
  • スマホを拾ったYouTuberになりたい子供たち

そして、この本の最大の特徴は、収録されている5編すべてが「どんでん返し」であることだそうです。リモート飲みでどうやってどんでん返しが?と思いきや、見事に裏切られると紹介されています。

この作品は「今すぐ読んでほしい」というよりも、「今読め!」という強いメッセージが込められているそうです。リモート飲みのように、数年後には少し懐かしいテーマになってしまうかもしれないため、今だからこそ最大限楽しめる、まさに現代を生きる私たちにぴったりの一冊だとか。

俺ではない炎上

俺ではない炎上

おすすめコメント

本屋大賞を受賞した、現代的なテーマを扱った作品として紹介されています。

ある日突然、身に覚えがないにもかかわらず大学生殺害の犯人に仕立て上げられてしまった50代の男性の物語だそうです。

  • 主人公を名乗る人物が写真付きで犯行声明を出したことで、SNS上では犯人だと確定してしまっている状況だとか。
  • 主人公自身はスマホの使い方もよく分かっておらず、炎上に気づくのが遅れてしまうそう。
  • 幸せな家庭を持ち、大手企業に勤め、豪華な家に住んでいるといった、炎上させたい人たちが好む要素を持っているため、激しく叩かれてしまうと説明されています。

物語のテーマは「成りすまし」で、犯人にされた主人公がひたすら逃げ続ける逃走劇だそうです。
また、この作品の特徴として、登場人物の印象がコロコロ変わる点が挙げられています。人間関係が二転三転していく様子がとてもリアルに描かれているとのこと。

法的な証拠がなくてもSNSでは犯人が確定してしまう、誰にでも起こりうる現代ならではの怖さが描かれており、読んだ後に「怖くてTwitterのパスワードを変えた」というほどだとか!
味方が一人もいない中でどうするのか、という緊迫したストーリーが楽しめる作品として紹介されています。

特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫)

特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫)

おすすめコメント

「このミステリーがすごい!」大賞受賞作品として紹介されています。ミステリー感はあまりないタイトルですが、非常に現代的なテーマを扱った斬新な一冊だそうです。

テーマは「弁理士」という珍しい職業で、さらに「特許」と今を象徴する「VTuber」という2つの現代的な要素が掛け合わされていると説明されています。
大手VTuber事務所が、高精度なモーションキャプチャー技術について特許侵害で訴えられるという、非常に興味深いストーリーが展開されるとのこと。

この作品の大きな魅力は、作者自身が元エンジニアであり、さらに現役の弁理士であるという点にあるようです。その経歴が作品に圧倒的なリアリティを与えていると紹介されています!

  • まるで「お仕事小説」のようでもあり、どこか「半沢直樹っぽさ」も感じられるとか。
  • 弁護士や探偵、エンジニアたちと協力して謎に挑む、いわゆるタッグ戦の要素も楽しめるそう。
  • 主人公である女性弁理士が特許について丁寧に教えてくれるため、読み進めるうちに勉強になると説明されています。

VTuberや弁理士のことを全く知らずに読むと少し苦しいかもしれませんが、VTuberを知っている人ならそこから十分に楽しめる内容になっているそうです。
現代だからこそ書けるミステリーであり、もちろんミステリーとしても面白い作品として紹介されています。

此の世の果ての殺人

此の世の果ての殺人

おすすめコメント

特殊設定ミステリーとして紹介されています。

この物語は、2ヶ月後に巨大な惑星が衝突し、地球が滅亡することが決まっているという極限状況が舞台だそうです。

  • 普段ではありえないトリックが可能に

    • 警察が正常に機能していなかったり、街中に死体が転がっていたりする特殊な環境下で殺人事件が起こるとのこと。そのため、通常のミステリーでは考えられないようなトリックが成立する点が特徴として挙げられています。
  • リアルな終末の世界観

    • 地球滅亡をテーマにした作品にありがちな、人々のパニックはほとんど描かれていないそう。
    • むしろ、「もし地球滅亡が決まったら、人間はこうなってしまうかもしれない」という、非常にリアルな描写が魅力だと紹介されています。
    • 現実を受け止めきれず普段通りの生活を送る人々など、リアルな環境下で展開されるミステリーが変わっていて面白い点だとか。

物語は、なぜか教習所に通っている主人公が、車の中から死体を発見し、犯人探しを始めるというあらすじです。
また、表紙がおしゃれで、開くと裏表紙と繋がって一枚の絵になる美しいデザインも紹介されています。

幻告 (講談社文庫)

幻告 (講談社文庫)

おすすめコメント

現役の弁護士が執筆したリーガルミステリーとして紹介されています。
ただのリーガルミステリーではなく、なんとタイムリープが許されているという特殊設定が大きな特徴だとか。

主人公が目を覚ますと、そこは5年前。父親が有罪判決を受けた裁判の場だったそう。
父親の事件は冤罪かもしれないと気づいた主人公は、真相を明らかにするためタイムリープを繰り返すことになるようです。

この作品の魅力は、ただ時間を戻すだけではない点にあると説明されています。

  • 過去に干渉すると、現在が取り返しのつかないことになってしまう、いわゆる「バタフライエフェクト」の要素が描かれているそう。
  • 「なぜ裁判とタイムリープ?」と思うかもしれませんが、実はとても相性が良いのだとか。裁判には一度判決が出ると再審できない「一事不再理」の原則があるため、「時間を戻したい」という裁判関係者の思いが、この設定の着想源になっているそうです。
  • 主人公の職業は弁護士ではなく、よりマニアックな裁判所書記官。その仕事についても知ることができ、勉強にもなる一冊だと紹介されています。

リーガルミステリーとタイムリープという異色の組み合わせが、どのような物語を生み出すのか、とても気になる作品のようです。

透明人間は密室に潜む (光文社文庫)

透明人間は密室に潜む (光文社文庫)

おすすめコメント

特殊設定ミステリーとして紹介されています。

透明人間になる病気が流行っている世界が舞台で、透明人間はまだマイナーな存在として恐れられているそう。この作品の大きな特徴は、そのリアリティにあると語られています。

  • 透明人間で生きることの苦しさから物語は始まり、その描写は非常にリアルだとか。
  • 透明のまま街を歩くと人にぶつかってしまうため、普通の人間として生活する努力として、あえて服を着る必要があるそう。
  • 専用のファンデーションでメイクをすれば、姿が見えるようになるとのこと。
  • 声は聞こえ、物理的に触れることはできるが、通り抜けはできないなど、透明人間のルールが詳細に設定されていると紹介されています。
  • 一時的に元の姿に戻れる薬も開発されているそうです。

物語は、主人公である透明人間の女性が事件を起こす、いわゆる倒叙ミステリーの形式で進むと説明されています。透明人間が起こした事件を、賢い探偵がどのように解き明かしていくのかが見どころだとか。

「透明人間がいる世界の記述が正確すぎる、リアルすぎる」と評価されており、作者は「天才ですね」と評されています。

君が何度死んでも (アルファポリス文庫)

君が何度死んでも (アルファポリス文庫)

おすすめコメント

タイムリープミステリーとして紹介されています。
タイトルや表紙から青春やロマンチックな物語を想像させますが、全くそんなことはない作品だとか。

物語は、マンションの吹き抜けで女性が落下するのを目撃するところから始まります。
エレベーターで1階へ向かうと、なぜかそこは30分前の世界だったそう。自分の部屋に戻ると、死んだはずの女性がいて、しかも自分の写真を持っているという謎に満ちた状況から展開していく物語です。

この作品の特徴は以下の通りだと紹介されています。

  • 戻れる時間が30分と非常に短く、その出来事が何度も繰り返される。
  • 思考錯誤できることが限られているため、何もできずに1周が終わってしまうようなリアリティがあるそう。
  • 女性がタイトル通りに何度でも死んでしまうため、それを救うために工夫を重ねていく。
  • 物語の雰囲気は救いのない感じだそうですが、主人公の性格が良いため読み進めやすいと紹介されています。
  • ロマンス要素のあるタイムリープ作品を読みたい人にもおすすめだとか。
新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)

新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)

おすすめコメント

タイムリープミステリーの名作として、かなり有名な作品と紹介されています。多くの人がこの作品に影響されて作品を作っていると思われるほどだとか!

主人公は「反復落とし穴」という、同じ日が9回繰り返される特殊な体質の持ち主だそう。

  • この現象はランダムに訪れるため、主人公は「またか」とすっかりうんざりしているとのこと。
  • 繰り返される9回のうち、最後の9回目だけが現実になるというルールが特徴的だと説明されています。

物語は、お金持ちのおじいさんの後継ぎを決めるために親戚が集まった日に始まりますが、そのおじいさんが殺されてしまうそうです。
主人公はタイムリープの能力を使っておじいちゃんを助けようと奮闘しますが、何度やっても死んでしまうという、タイムリープものの宿命的な展開が描かれていると紹介されています。

1回目から8回目までは何をしても無意味なため、主人公が達観したりふざけたりする様子が描かれており、コメディチックな面白さもあるそうです。
1日というループ期間が、色々なことを試すのに「ちょうどいい」絶妙な設定だと語られています。

リピート (文春文庫)

リピート (文春文庫)

おすすめコメント

タイムリープミステリーと言ったら、まず最初に名前を挙げたい作品として紹介されています!

ある日突然、「10ヶ月前の自分に戻れる」という不思議な電話がかかってきたところから物語は始まるそうです。
その電話に導かれ集まったのは、見ず知らずの男女10人。彼らは「リピーター」として、共に過去への時間旅行「リピート」に参加することになります。

一見、人生をやり直せる素敵な旅のように思えますが、リピーターたちが次々と謎の死を遂げていくという不穏な展開に…。

  • 10ヶ月前の世界に戻り、次々と起こる死の謎を解決していくミステリー作品だと紹介されています。
  • 10人が一緒にタイムリープするという、タイムリープものでは珍しい設定も魅力の一つだとか。
  • なぜリピーターだけが狙われるのか?招待した謎の男の目的は何なのか?謎が謎を呼ぶ展開が待っているそうです。

タイムリープものに慣れている人でも、なかなか見抜けないかもしれないめちゃくちゃいいオチが待っているとのこと!
タイムリープミステリーの面白さが詰まった一冊として、強く推薦されています。

オリエント急行の殺人 (クリスティー文庫)

オリエント急行の殺人 (クリスティー文庫)

おすすめコメント

徹夜で読みたいミステリーの一冊として紹介されています。

舞台が豪華寝台列車「オリエント急行」なので、ベッドの上で読むと、より世界観に浸れるそうです。物語は、大雪で立ち往生してしまった列車内で殺人事件が発生するところから始まります。

  • 偶然乗り合わせていた名探偵ポアロが捜査に乗り出すものの、容疑者である乗客全員には完璧なアリバイがあるという、非常に困難な状況だとか。
  • この作品の結末は、後の多くのミステリーの原点となるほど画期的なもので、この「オリエントパターン」を知っておくと、今後のミステリーの楽しみ方がさらに増える、と説明されています。
  • 舞台が限定されたクローズドな環境のため登場人物が把握しやすく、海外ミステリーが苦手な人でも読みやすい作品だそうです。
クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

おすすめコメント

「徹夜で読みたいミステリー」の一冊として紹介されています。
ホラー小説にも分類されるため、夜に読むとより怖さが増しておすすめだとか!

主人公が目を覚ますと、そこは赤黒い色の岩で囲まれた謎の場所。なぜここにいるのか、記憶が一切ない状態から物語は始まるそうです。
同じように記憶をなくし、何かしらの問題を抱えた人々が集められており、誰が敵で誰が味方かもわからない、緊迫した状況が描かれているとのこと。

  • デスゲームサバイバル要素が強く、食料も自分たちで調達しなければならない過酷な設定だそう。
  • 物語のテーマの一つが「選択」で、どの道を選ぶかによって運命が左右される展開になっているとか。
  • サバイバルの描写が非常に忠実で、動物を捕らえる罠の作り方などがめちゃくちゃ丁寧に書かれているとのこと!
  • これを読めばサバイバル環境で上位10%に入れるほど、実践的な知識が詰まっていると紹介されています。

元々は自信を失っていた主人公が、極限状況の中で賢く、たくましくなっていく姿も見どころだそうです。
ミステリーでありながら、ホラー、そして本格的なサバイバル小説の要素も楽しめる作品だとか。

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