名前探しの放課後(上) (講談社文庫)

名前探しの放課後(上) (講談社文庫)

ほんタメ
おすすめミステリ傑作選21冊【総集編】

ほんタメさんが紹介

おすすめコメント

辻村深月さんの作品の中でも、どんでん返しと言ったらこれ、と紹介されています。
どんでん返しには珍しく、タイムスリップが絡んでくる物語だそうです。

  • タイムスリップしたものの、誰が自殺するのか思い出せない
    • 主人公は学生時代に戻り、クラスの誰かが自殺してしまうことを思い出します。
    • しかし、その人物が誰だったのか思い出せないという状況に陥ってしまうそう。
    • 自殺の理由を取り除いて救いたいのに、肝心の人物が分からないため、学校でSFに詳しい友人と一緒に自殺してしまう生徒の名前を探す、というのが物語の主軸になっていると説明されています。

この作品の非常に珍しい特徴として、最後のシーンの解釈が、読んできた本によって異なる点が挙げられています!
具体的には、同じ作者の別作品「僕のメジャースプーン」を読んでいるかどうかで、物語の見え方が変わってくるのだとか。

もちろん、この作品単体で読んでも十分に満足できるそうですが、読後に「僕のメジャースプーン」を読むと、全く違った景色が見えるという体験ができるそうです。
まっすぐな驚きだけでなく、ある知識がつくことで結末の「落ちる場所が変わる」という、まるで変化球のような、一風変わったどんでん返しが楽しめると紹介されています。

読む順番によって楽しみ方が変わるそうで、

  • まずこの作品を読んで感動し、その後に「僕のメジャースプーン」を読んで見え方の変化を楽しむ
  • 綺麗な形で結末を迎えたい場合は、「僕のメジャースプーン」を先に読む
    という2つのパターンが提案されています。

Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。

名前探しの放課後(上) (講談社文庫) - おすすめミステリ傑作選21冊【総集編】 - ほんタメさん | CelePick