名前探しの放課後(下) (講談社文庫)

名前探しの放課後(下) (講談社文庫)

ほんタメ
おすすめミステリ傑作選21冊【総集編】

ほんタメさんが紹介

おすすめコメント

辻村深月さんの作品の中でも、「どんでん返しと言ったらこれ」と紹介されています。

この作品は、どんでん返しものには珍しくタイムスリップが絡むそうです。

  • 主人公が学生時代に戻るものの、誰が自殺してしまうのか思い出せない。
  • その自殺してしまう生徒の名前を探すことから、「名前探しの放課後」というタイトルになっているのだとか。
  • そして、最後の最後にはとんでもないどんでん返しが待っているらしいです。

この作品が選ばれた理由は、どんでん返しのすごさだけではないそうです。どんでん返し作品では非常に珍しい、「今まで読んできた本によって最後のシーンの解釈が異なる」という特徴があると紹介されています。

具体的には、同じ作者の『僕のメジャースプーン』を読んでいるかどうかで、物語の見え方が変わってくるそうです。まるで「変化球」のように、ある知識がつくことで物語の「落ちる場所が変わる」という、一風変わった体験ができる作品だとか。

読み方には2つのパターンがあると紹介されています。

  • まずはこの作品を読んで満足し、その後に『僕のメジャースプーン』を読んで「見え方が変わったな」と楽しむ。
  • あるいは、綺麗な流れで物語を理解したいなら、先に『僕のメジャースプーン』を読んでからこの作品を読む。

どちらの順番で読んでも楽しめるそうです。

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