幻告 (講談社文庫)

幻告 (講談社文庫)

ほんタメ
おすすめミステリ傑作選21冊【総集編】

ほんタメさんが紹介

おすすめコメント

現役の弁護士が執筆したリーガルミステリーとして紹介されています。
ただのリーガルミステリーではなく、なんとタイムリープが許されているという特殊設定が大きな特徴だとか。

主人公が目を覚ますと、そこは5年前。父親が有罪判決を受けた裁判の場だったそう。
父親の事件は冤罪かもしれないと気づいた主人公は、真相を明らかにするためタイムリープを繰り返すことになるようです。

この作品の魅力は、ただ時間を戻すだけではない点にあると説明されています。

  • 過去に干渉すると、現在が取り返しのつかないことになってしまう、いわゆる「バタフライエフェクト」の要素が描かれているそう。
  • 「なぜ裁判とタイムリープ?」と思うかもしれませんが、実はとても相性が良いのだとか。裁判には一度判決が出ると再審できない「一事不再理」の原則があるため、「時間を戻したい」という裁判関係者の思いが、この設定の着想源になっているそうです。
  • 主人公の職業は弁護士ではなく、よりマニアックな裁判所書記官。その仕事についても知ることができ、勉強にもなる一冊だと紹介されています。

リーガルミステリーとタイムリープという異色の組み合わせが、どのような物語を生み出すのか、とても気になる作品のようです。

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