カット・イン/カット・アウト (集英社文芸単行本)

カット・イン/カット・アウト (集英社文芸単行本)

ほんタメ
読書欲が止まりません...【2025年7月】

ほんタメさんが紹介

おすすめコメント

松井レナさんの3作目となる小説として紹介されています。4年ぶりの作品だそうで、本屋さんでサイン入りのものをたまたま購入できたとか!

この作品は、がっつりと芸能界を描いているのが特徴だそう。物語は視点がどんどん移り変わっていく構成で、時間も経過していくスタイルで進んでいくようです。

  • 物語の始まり: 大きな舞台には出るようになったものの、主役は張れない中年の舞台女優が主人公。実力はあるのに、年齢などでメインの役がもらえない日々を送っているそう。
  • 物語の転機: ある舞台の稽古で国民的アイドルと出会ったことをきっかけに、彼女の人生が大きく変わっていく様子が描かれているだとか。
  • 多角的な視点: シンデレラストーリーのように見える一方で、後の章ではそのアイドルの視点も描かれ、彼女が抱える悩みや葛藤にも触れられているようです。

元アイドルで現在は女優としても活躍されている著者だからこそ書ける、演劇や芸能界のリアルが作品に落とし込まれている感じがして、すごく面白い!と感じたそう。

この本を読むと、「演じるって何なんだろう?」ということを深く考えさせられるとのこと。
舞台の上だけでなく、日常生活の中で誰もが「お父さん」や「社会人」など、何かしらの役割を演じているのではないか。「自分のために生きる」のか、「誰かのために理想の自分を演じる」のか、という普遍的なテーマに繋がっていくお話のようです。

また、タイトルの『カット・イン/カット・アウト』のように、物語の構成にも映画のカットのような手法が使われている感じがして、そこも楽しめたポイントだとか。
近しい世界を描いていることもあり、何回も読み返したくなるような作品で、マジで普通に面白い!と紹介されています。

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