ミスを最大のチャンスに変えるリカバリーの技術

仕事でのミスは誰にでもあるものですが、その後の対応が非常に大事だと紹介されています。ミスをされた側は案外ずっと覚えているため、その後の対応次第で信頼を失うこともあれば、逆にチャンスに変えることもできるそうです。

この本では、失敗しても問題なくなる具体的なリカバリー術が学べるのだとか。
優秀な人たちに共通する失敗時の対応策として「ゲート公式」という考え方が紹介されています。

• •ゴール（Goal）：最終的にどうなればいいのか、目標を決める。
• •アクション（Action）：相手の望みを踏まえた正しい行動を行う。
• •テクノロジー（Technology）：小さな行動で最大の成果を出すリカバリー術。
• •エモーション（Emotion）：相手の感情に寄り添う。

この公式に基づいた、具体的なリカバリー術の例も挙げられています。

約束の時間や締め切りに遅れる場合

いきなり遅れた理由を伝えるのはNG行動だそう。相手が知りたいのは言い訳よりも結論なので、まずは「あと何分で対応できます」と、次にできる行動を具体的に伝えることが正解だと紹介されています。謝罪や理由は、その後に伝えるのが正しい順番だとか。

財布を忘れてお金を借りた場合

ただ現金で返すのではなく、封筒に入れて返すだけで、相手の印象が180度変わるそうです。さらに、お礼を言う際は「ありがとうございました」ではなく「助かりました」と伝えることで、感謝の気持ちがより深く伝わり、「気遣いができる人」というポジティブな評価につながるとのこと。

また、失敗を未然に防ぐための質問術も紹介されています。

• 「目的は何ですか？」
  • •この質問で相手の真意を掴むことで、求められていることに100%対応できるようになり、失敗する確率が確実に減るそうです。
• 「理想のゴールは何ですか？」
  • •提案や意見を求められた際にこの質問をすることで、相手の本音を引き出し、採用率の高いプランを提案できるのだとか。

動画で紹介された以外にも、やってしまいがちなミスとそれに対するリカバリー術が多数紹介されており、めちゃくちゃ有益な本だと紹介されています！