存在と無: 現象学的存在論の試み (2) (ちくま学芸文庫 サ 11-3)

存在と無: 現象学的存在論の試み (2) (ちくま学芸文庫 サ 11-3)

アバタロー
【名著】実存主義とは何か|サルトル 人生がうまくいく人の、超単純な共通点について ~20世紀最大の哲学者が語る、希望の哲学~

アバタローさんが紹介

おすすめコメント

1943年刊行の『存在と無』が、実存主義ブームの火つけ役となり、哲学書としては異例の売上を記録、フランス全土に大きな衝撃を与えたと紹介されています。特にサンジェルマンデプレで若い文学者や哲学者の間に広まり、議論の中心になったそう。

  • カフェフロールで執筆に励み、「サンジェルマンデプレの王」と慕われたエピソードとともに語られているとか。
  • 若者たちの奔放なイメージとも結びつき、実存主義への批判が生まれるきっかけにもなったと説明されています。
  • サルトルの思想の文脈では、「実存は本質に先立つ」「人間は自由の刑に処せられている」責任と行動他者のまなざしアンガージュマンといったキーワードが丁寧に解説されているそう。
  • 入門には講演をまとめた『実存主義とは何か』が紹介されており、その理解を踏まえて本書に向かう流れが示されていると紹介されています。

サルトルの思想が、現代の生きづらさや他人の評価との向き合い方にヒントを与える文脈で語られており、『存在と無』の位置づけがよく伝えられているだとか。

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