
知的戦闘力を高める 独学の技法 (日経ビジネス人文庫)
【人生激変】読むだけで人生が変わる5冊!総集編
学識サロンさんが紹介
おすすめコメント
「本当にすごい!」「全ビジネスパーソンが必死で読むべき一冊!」と紹介されている本だそう。独学で人生を変えたい人は、騙されたと思って読んでみて欲しいとまで言われています。この本を読むと、「独学でここまで行けるの、この方法チートやん!」と思うほどの内容だとか。
今の時代に最も必要なのは「知的戦闘力を高めること」だと説明されています。
知的戦闘力とは、単に知識をインプットするだけでなく、その知識を自在に使いこなせるようになる力のことだそうです。
- •ただ本を読むだけの「物知り」で終わるのではなく、歴史や心理学、文学といった一見ビジネスとは関係ない分野の知識も組み合わせ、自分だけの「知恵」に変えることが重要だとか。
- •知的戦闘力を高めることで意思決定の質が上がり、それが行動や結果の質を向上させ、人生がうまくいくようになると紹介されています。
この本では、独学を動的なシステムとして捉え、具体的な4つのステップが示されています。
- •戦略:何を学ぶか方向性を決める
- •インプット:本などから情報をインプットする
- •抽象化・構造化:知識の本質を抜き出し、他のものと結びつけて独自の洞察を得る
- •ストック:得た知識と洞察を整理し、いつでも引き出せるようにする
特に3つ目の「抽象化・構造化」が最も重要で、かつ最も難しいポイントだとされています。
例えば、生物学の本で「働きアリばかりの組織より、少し遊んでいるアリがいる方が緊急時に強く、生存確率が高い」という知識を得たとします。これを「へえ、そうなんだ」で終わらせず、「業務量を100%で最適化してしまうと、不測の事態に対応できず組織が危機に陥る可能性がある」というように抽象化(本質を抜き出す)し、自分自身の仕事の進め方やチーム作りに活かす。これが「知識を知恵として使い、知的戦闘力を高める」ということだそうです。
この思考の癖をつけるために、本を読むときは以下の3点を意識すると良いと紹介されています。
- •得られた知識は何か
- •その知識は何が面白いのか
- •その知識を他の分野に当てはめるとしたらどのような洞察があるか
また、今、独学が必須スキルである理由として、
- •知識の価値がすぐに失われる「知識の不良資産化」
- •業界全体が消えかねない「産業蒸発の時代」
- •キャリアを何度も変える必要がある「人生三毛作」
- •複数分野の知識を組み合わせる「クロスオーバー人材」の必要性
などが挙げられています。スティーブ・ジョブズが大学で学んだカリグラフィーが、後にApple製品のデザイン哲学に繋がった例も紹介されており、リベラルアーツを学ぶ重要性が強調されています。
他にも、知識をストックするためのアンダーラインの引き方や、一生役に立つおすすめの教養書99冊も紹介されているなど、明日からすぐに実践できる内容が満載だそうです。