
「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論
学識サロンさんが紹介
おすすめコメント
「今日も残業しないと」「途中でやめるなんてダメだ」と、価値のある人間でいるために自分を追い込んでしまう、そんな悩みを抱える人にぴったりの一冊として紹介されています。この本で紹介されている考え方を知れば、人生がマジで生きやすくなるそう!
現代社会には、忙しく働くことは美徳で、生産性の高い人ほど価値があるという常識のようなものがあり、これを「タダの嘘」と呼んでいるそうです。私たちがこの「タダの嘘」に影響されてしまうのは、以下の3つの原則があるからだと解説されています。
- •人の価値は生産性で測られる
- •自分の限界を疑え
- •もっとできることがあるはずだ
この「タダの嘘」には合格ラインがなく、常に何かをしていないといけないという考えに染まり、ゆっくり生きることすら怖くなってしまっているのだとか。
サボりは生産性を上げる!?
衝撃的な事実として、ネットサーフィンは生産性を上げるということが紹介されています。
研究によると、短時間のネットサーフィンは退屈な事務作業を片付けるのに役立ち、精神的なリフレッシュによって仕事の気力が回復し、生産性が保たれることが分かっているそうです。
実は「サボりたいな」と感じるのは、体が「もっと休め」「仕事を減らせ」と警告している救難信号だったんです。ダラダラする無意味な時間も、携帯の充電と同じように人間にとって必要なものだと説明されています。
「タダの嘘」から解放される方法
長年の洗脳から解放されるには、考え方を変えることが大事で、その中でも「異形の念を抱く」時間を作るのが最も効果的だそうです。
「異形の念」とは、偉大な存在に対して抱く感動のことで、これを抱くと個人的な問題や心配事がどうでもよくなり、「タダの嘘」から解放されるのだとか。
異形の念を抱くための方法は身近にたくさんあると紹介されています。
- •目的もなく新しい町を探検する
- •いつもとは違う通勤経路を使ってみる
- •全く知らない分野の勉強をしてみる
- •触れたことのない芸術を鑑賞する
こうした新しい体験をすることで、目先の義務や将来への不安を忘れられるようになるとのこと。
この本には、休むことに罪悪感を感じてしまう理由が詳しく書かれており、「あなたの罪悪感を言語化してくれますよ!」と紹介されています。