何歳からでも結果が出る 本当の勉強法

何歳からでも、どんなに勉強が苦手な人でも勉強スキルを身につけられる方法が書かれている一冊として紹介されています。

まず、多くの人がやりがちな絶対に失敗する勉強法は「完璧を求める」ことだそうです。時間が有限であるため、完璧を目指すあまり何もできずに終わってしまうことが多いとか。そこで大事なのが、「完璧主義」から「完成主義」へシフトするという考え方だと説明されています。

• •受験生なら: 定期テストにこだわらず、志望校の過去問に集中する。
• •社会人なら: 仕事のアウトプットに直結する部分だけを学ぶ。
• •資料作成なら: 最初は50%の完成度で提出し、フィードバックをもとに改善を重ねることで、結果的に完璧に近づけていく。

この考え方を身につけるだけで、学びの力は大きく変わっていくと紹介されています。

また、一生もののインプット術として、「手書きイラスト」で覚える方法が挙げられています。これは「記憶増加」という現象を利用したもので、言葉よりも5.7倍も記憶に残りやすいと言われているそう。
絵心はなくても、単語を丸で囲んだり矢印でつないだりするだけで立派なイラストになり、手を動かすことでより記憶に定着させることができるだとか。
聞く方が得意な人には、自分で音読することもおすすめされています。

さらに、勉強効果を格段に高める3つの具体的な方法も紹介されています。

• •勉強広告を貼る: 覚えたいことを生活空間に散りばめる方法だそう。部屋の壁やスマホの背景などを活用し、嫌でも10回目にすれば自然と定着するようになるとか。
• •休憩時間は自然の中を歩く: 科学的な研究で自然との触れ合いが学習能力を高めることがわかっているそうです。たった21分のウォーキングでも健康効果があり、学習効果と健康の両方が手に入るコスパ最強の方法！と紹介されています。
• •スマホは別の部屋に置く: スマホが近くにあるだけで認知能力が下がり、ある実験では成績が11%も低下したという衝撃的な結果も出ているだとか。集中したい時は、別の部屋に置くことが推奨されています。

本書には、これら以外にも世界中の研究に基づいた有効な勉強法が全部で46個も書かれているそうです。資格取得を目指す人や、今年こそ勉強を頑張りたい人には超絶おすすめの一冊！と紹介されています。