三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)

三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)

flier 公式チャンネル
【最強の三国志解説】「真の主役は?」「三国志を紡がせた影のパトロンの正体とは?」世界一の諸葛亮オタク・渡邉義浩×三国志大好き芸人・井戸田潤で語る!英雄たちの実像とロマンの行方

flier 公式チャンネルさんが紹介

おすすめコメント

日本で多くの人がイメージする三国志の物語、その源流の一つと紹介されているのが吉川英治先生の小説です。

この作品は、江戸時代に日本へ伝わった『通俗三国志』(三国志演義の翻訳版)を、吉川先生が現代の読者向けにリライトしたものだそう。そして、絶大な影響力を持つ横山光輝先生の漫画『三国志』も、この小説を元に描かれたと説明されています。

原作の『三国志演義』とは異なる点も多く、吉川先生独自の脚色が加えられているのが特徴だとか。

  • 物語の初期には、オリジナルのキャラクターを登場させるなど、独自の解釈で物語が再構成されているとのこと。
  • 特に中国版と大きく異なるのが、英雄たちの描かれ方です。中国では神様として祀られるほど絶大な人気を誇る関羽ですが、この小説では「よくわからない」という理由から、張飛と同列か、それより少し偉い程度の扱いで描かれているそうです。

この描写の違いが、中国のファンが持つ「関羽こそが最大の主人公」という常識と、日本のファンが持つ三国志のイメージが異なる一因になっていると解説されています。日本人にとっての「三国志」のスタンダードを形作った作品の一つと言えるでしょう。

Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。