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【最強の三国志解説】「真の主役は?」「三国志を紡がせた影のパトロンの正体とは?」世界一の諸葛亮オタク・渡邉義浩×三国志大好き芸人・井戸田潤で語る!英雄たちの実像とロマンの行方

📅 2024年7月27日

この動画で紹介されたおすすめ商品(3個)

三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)

三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)

おすすめコメント

日本で多くの人がイメージする三国志の物語、その源流の一つと紹介されているのが吉川英治先生の小説です。

この作品は、江戸時代に日本へ伝わった『通俗三国志』(三国志演義の翻訳版)を、吉川先生が現代の読者向けにリライトしたものだそう。そして、絶大な影響力を持つ横山光輝先生の漫画『三国志』も、この小説を元に描かれたと説明されています。

原作の『三国志演義』とは異なる点も多く、吉川先生独自の脚色が加えられているのが特徴だとか。

  • 物語の初期には、オリジナルのキャラクターを登場させるなど、独自の解釈で物語が再構成されているとのこと。
  • 特に中国版と大きく異なるのが、英雄たちの描かれ方です。中国では神様として祀られるほど絶大な人気を誇る関羽ですが、この小説では「よくわからない」という理由から、張飛と同列か、それより少し偉い程度の扱いで描かれているそうです。

この描写の違いが、中国のファンが持つ「関羽こそが最大の主人公」という常識と、日本のファンが持つ三国志のイメージが異なる一因になっていると解説されています。日本人にとっての「三国志」のスタンダードを形作った作品の一つと言えるでしょう。

三国志演義 (一) (講談社学術文庫 2257)

三国志演義 (一) (講談社学術文庫 2257)

おすすめコメント

日本で三国志といえば、横山光輝先生の漫画や吉川英治先生の小説を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、それらの物語の源流である『三国志演義』を読むと、私たちが知る常識とは少し違う世界が広がっていると紹介されています。

『三国志演義』は、日本で知られる三国志の物語とは、登場人物の描かれ方、特に中心人物の扱いに大きな違いがあるそうです。

  • 主役と主人公の違い: この物語では、劉備は物語を回すための「主人公」という立ち位置であり、物語の中心で輝く「主役」は関羽なのだとか。次いで諸葛亮曹操が主役として描かれているとのこと。
  • なぜ関羽が主役なのか: 関羽は中国では商売の神様としても信仰されるほど圧倒的な人気を誇る人物だそう。『三国志演義』が作られた際、関帝廟を守る商人たちがパトロンになったという背景があり、彼らの意向で関羽が一番のヒーローとして描かれることになったと解説されています。

物語の演出も、関羽をいかに輝かせるかに焦点が当てられているそうです。
例えば、関羽の「義」を際立たせるために、知将であるはずの諸葛亮が少し間抜けに見えるように描かれる場面もあるのだとか。また、劉備が二刀流で戦うのは、彼を少し弱く見せることで関羽や張飛といった猛将をより引き立てるための「女性性の表現」という演出だそうです。

この物語は、後の時代に「が正当である」という歴史観が確立された上で作られているため、その視点から登場人物たちの活躍が描かれているとのこと。
私たちが知る三国志のイメージの「源流」でありながら、また違った人物像や物語の意図を発見できる、奥深い世界に触れることができると紹介されています。

水滸伝 (一) (講談社学術文庫 2451)

水滸伝 (一) (講談社学術文庫 2451)

おすすめコメント

中学校の頃に図書館で出会い、「中国の漫画は面白い」と思うきっかけになった作品の一つだそうです。

同じ中国の物語である「三国志」が「悲しい」物語であるのとは対照的に、「水滸伝」は全然毛色が違うとのこと。その特徴として、ひたすら暴れてばっかりの物語だと紹介されています。

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