DEATH NOTE モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

「かわいそうな漫画の登場人物」というテーマで、『DEATH NOTE』に登場する主人公・夜神月（やがみ ライト）の母親、矢神冴子（やがみ さちこ）が紹介されています。

作中で「一番かわいそう」かもしれないキャラクターとして挙げられており、その理由は以下の通りだそうです。

• •夫は殉職し、自慢だった息子は凶悪な犯罪者となり、娘は廃人になってしまうという、家族が崩壊していく悲劇に見舞われる。
• •彼女自身は何も悪いことをしておらず、ただ家族を信じていただけなのに、全てを失ってしまう。
• •周囲が大変な状況にある中で、最後まで正気を保っていることが、かえって彼女の過ocoな状況を際立たせているとか。
• •そんな最悪な状況なのに名前が「さち子」であることも、あまりにかわいそうすぎると語られています！

冴子はとても良いお母さんとして描かれているそうです。息子がテストで1位を取った際には、それが当たり前のことであっても「すごいわ」と心から褒めてあげるなど、愛情深い一面が描かれているとのこと。

「巻き込まれた一般人が一番かわいそう」という視点で見ると、この物語はまた違った切なさを感じさせるそうです。「もう1回『DEATH NOTE』を読み返してほしい」「一番かわいそうなのは誰か考えたら、多分さち子になると思う」と紹介されており、家族の視点で物語を再評価するきっかけになる一冊だとか。