推し、燃ゆ (河出文庫)

推し、燃ゆ (河出文庫)

ほんタメ
SNSが怖くなる炎上小説【3選】

ほんタメさんが紹介

おすすめコメント

アイドルが炎上する話を描いた炎上小説として紹介されています。
冒頭の一文が「推しが炎上した」で、非常にキャッチーだそうです。

物語の主人公は、アイドルの正木君を応援する高校生のあかりちゃん
彼が出演するテレビは全て視聴し、その内容をブログで文字起こしするなど、推しを理解し、解釈することに心血を注いでいる女の子だとか。しかしある日、その推しが「ファンを殴った」という疑惑で炎上してしまいます。

これまで理解してきたはずの推しに、全く理解できない一面が見えてくる中で、この作品は人と人との関係性の核心に迫っていくそう。

  • 人は絶対に相手のことを分かりきることはできないということ
  • それでも分かろうとする人の気持ち
  • そして、それでもやはり分からないという現実

これらが、応援する側とされる側という関係性だけでなく、普遍的な人間関係のテーマとして描かれていると紹介されています。

文章は重厚な静かさがあり、感情が爆発するような展開ではなく、ずしずしと心に響いてくるタイプの作品だとか。読後感は「結構重い」そうですが、ぜひ読んでほしい一冊として挙げられています。

大好きな人が炎上した時にどう向き合うか、応援をやめるのか、それとも続けるのか。そういった様々なファン心理の描き方も秀逸で、何かを応援している人にとっては、多様な視点や切り口が楽しめる作品だそうです。

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