
タブー・トラック
ミステリ・偏愛小説・新書・文芸誌・鈍器本・箱型謎解き本など多種多様!!【6選】
ほんタメさんが紹介
おすすめコメント
肌啓介さんによる、とても分厚い小説として紹介されています。
タイトルの「タブー・トラック」とは、世間の目を気にせず禁忌を犯せるよう改造されたプライベートスペースのことだとか。現代社会における「タブー」や、人々が抱える「抑圧」がテーマになっているそうです。
メインとなる登場人物は4人ほどいて、それぞれの視点で物語が進んでいくと説明されています。
- •クリーンなイメージとは裏腹に、改造車の中で放送禁止用語を叫んでストレスを発散する俳優
- •過去の失敗から自身を律するため、スマートウォッチで心拍数まで管理し、瞑想を欠かさない脚本家の女性
- •SNSで他人の不祥事を執拗に糾弾することで鬱憤を晴らす会社員の男性
- •親に内緒で整形し、配信者として人気を得ている女子高生
こうした、社会に対して抑圧された感情を抱え、どこかで発散しようとするリアルな人間たちが描かれているとのこと。
読んでいて「ずっと気持ち悪かった」そうですが、文章がめちゃくちゃ読みやすいため、この分厚さにもかかわらずどんどん読み進めてしまう魅力があるそうです。
物語は気づくとびっくりする方向へ進んでいき、人間や社会における「当たり前」が変わっていく様が見られて、すごく面白かった小説だと紹介されています!
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