犬も食わない(新潮文庫)

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ほんタメ
読書の秋!最近読んだ小説10選【2024年9月】

ほんタメさんが紹介

おすすめコメント

千早茜さん尾崎世界観さんという、異色の組み合わせによる共作小説として紹介されています。
物語は、派遣秘書の女性と産業廃棄物業者の男性が最悪な出会いをするところから始まるものの、そこから2人がお付き合いをすることになるお話だそうです。

この小説の大きな特徴は、ひとつの物語を女性視点(千早茜さん担当)男性視点(尾崎世界観さん担当)で交互に描いていく点だとか。
それによって、作品のカラーはありつつも、非常にリアルな男女の関係が描かれていると紹介されています。

  • 一つの出来事に対する、男女の捉え方の違いが表現されているそう。
  • 恋人同士の中で起きるすれ違いがテーマになっており、お互いを思い合っているのに、それを言葉にできないことで関係がこじれていく様子が描かれているとのこと。
  • 特殊な関係性の話ではないため、多くの人が「うわ、あるわ」と共感できるような、リアルな男女のあるあるが詰まっている作品だそうです。

例えば、「同じシャンプーを使われているのに、相手は寝癖だらけで人に自慢できるような男じゃない」と女性側が思ってしまったり、男性側は色々と思いやっているつもりでも、それが上手にできずにすれ違ってしまったりする様子が描かれているのだとか。
巻末には、著者2人の対談も収録されているそうです。

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