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読書の秋!最近読んだ小説10選【2024年9月】

📅 2024年9月4日

この動画で紹介されたおすすめ商品(9個)

松岡まどか、起業します AIスタートアップ戦記

松岡まどか、起業します AIスタートアップ戦記

おすすめコメント

AIスタートアップをテーマにした、珍しいお仕事小説として紹介されています。

物語は、大企業のインターン生だった主人公・松岡まどかが、突然内定を取り消されるところから始まるそう。途方に暮れる中、起業詐欺に遭い、「1年以内に時価総額10億円の会社を作れなければ、莫大な借金を負う」という絶体絶命の状況に追い込まれてしまうだとか。

しかし、彼女にはある特技がありました。

  • 実はAI開発の才能があり、自宅で自作のAIを相棒として育てていたそう。
  • そのAIと共に、会社を大きくするために奮闘していく物語だと紹介されています。

AIに関する専門的な知識がなくても、主人公が困難に立ち向かい、多くの人の助けを借りながらも、失敗を乗り越えてひたむきに頑張る姿から「自分もお仕事を頑張ろう」と勇気をもらえるような一冊だそうです。

また、作中ではAIを恋人のように振る舞うようプログラムするといった描写もあり、まるで「超近い近未来」を感じさせるリアルさがあるとか。この小説を読むことで、AIの技術が今どうなっているのか、少し詳しくなれるかもしれないと紹介されています。シンプルにお仕事小説として面白かったそうです。

犬も食わない(新潮文庫)

犬も食わない(新潮文庫)

おすすめコメント

千早茜さん尾崎世界観さんという、異色の組み合わせによる共作小説として紹介されています。
物語は、派遣秘書の女性と産業廃棄物業者の男性が最悪な出会いをするところから始まるものの、そこから2人がお付き合いをすることになるお話だそうです。

この小説の大きな特徴は、ひとつの物語を女性視点(千早茜さん担当)男性視点(尾崎世界観さん担当)で交互に描いていく点だとか。
それによって、作品のカラーはありつつも、非常にリアルな男女の関係が描かれていると紹介されています。

  • 一つの出来事に対する、男女の捉え方の違いが表現されているそう。
  • 恋人同士の中で起きるすれ違いがテーマになっており、お互いを思い合っているのに、それを言葉にできないことで関係がこじれていく様子が描かれているとのこと。
  • 特殊な関係性の話ではないため、多くの人が「うわ、あるわ」と共感できるような、リアルな男女のあるあるが詰まっている作品だそうです。

例えば、「同じシャンプーを使われているのに、相手は寝癖だらけで人に自慢できるような男じゃない」と女性側が思ってしまったり、男性側は色々と思いやっているつもりでも、それが上手にできずにすれ違ってしまったりする様子が描かれているのだとか。
巻末には、著者2人の対談も収録されているそうです。

めでたし、めでたし

めでたし、めでたし

おすすめコメント

とある有名な作家さんから「すごく好きで、是非読んで欲しい」とおすすめされた一冊として紹介されています。

表紙の雰囲気から昔話のような作品に見えますが、完全に大人向けのシュールな面白さに溢れている小説だそうです。
物語の主人公は、鬼ヶ島から帰ってきた「桃次郎」。鬼から取り返した宝物を持ち主に返さず、「次の方どうぞ」と流してしまう、という衝撃的な場面から物語が始まるのだとか。

  • 意外なストーリー展開: 私たちが知っている昔話の登場人物たちも出てきますが、物語はずっとシュールな雰囲気で進んでいくそうです。
  • 笑えるさし絵: 作中にはさし絵が多く、そのイラストもまたシュール!鬼の首をトロフィーのようにずっと掲げている桃次郎の姿など、思わず笑ってしまうような絵が満載だとか。
  • 独特な文体: 読みづらくはないものの独特な文体で、たまに「はっ」と笑ってしまうような面白さがあるそうです。

昔話の「めでたし、めでたし」のその後を、予想外の角度から描いた一冊。いつもの読書とは少し違った、シュールで笑える体験をしたい方におすすめだそうです。

文学2024

文学2024

おすすめコメント

1年間に文芸誌で発表された短編作品から厳選された一冊だそう。
これを読めば、日本の文学の最先端を全部知れると紹介されています。

執筆陣は、九段理江さん、円城塔さん、村田沙耶香さん、金原ひとみさん、本谷有希子さん、高瀬隼子さんなど、まさにオールスター!と紹介されるほど豪華な顔ぶれだとか。

収録されている作品についても、いくつか紹介されています。

  • 『三田文学』に掲載された金原ひとみさんの久しぶりの小説が選ばれており、それが購入の決め手になったそうです。
  • 本谷有希子さんの短編『パンケーキ2.0』は、カフェの店員にマウントを取る女性の話で、めちゃくちゃ面白かった!とのこと。
  • 村田沙耶香さんの短編『オト』は、自分の妹を「愚か」という作品として展示する内容で、人の嫌なところがたくさんわかる村田さんらしい作品だそうです。

この一冊で、今の日本文学が味わえると締めくくられています。

ひとりでカラカサさしてゆく

ひとりでカラカサさしてゆく

おすすめコメント

江國香織さんの長編小説として紹介されています。
すごい切ない話」「寂しい話」だとか。

  • 物語は、大晦日の夜に80代の男女3人がホテルで集団自殺するという、ショッキングな始まり方だそう。
  • 残された家族や友人たちが、その突然の死をどう受け入れ、向き合っていくのかが描かれているそうです。
  • 物語を読み進めるうちに、亡くなった3人の生涯も少しずつ浮かび上がってくる構成になっているとのこと。

大事な人を失った時の喪失感と、そこから自分の中で噛み砕いて前に進もうとする人々の強さが描かれているそうです。
ただ悲しいだけで終わるのではなく、読んでいてちょっと救われる部分がある作品で、「前に少しずつ進んでいかないといけないな」と思えるような内容だとか。

作品はとても読みやすいそうで、体にすっと入ってくるようにサクッと読めるのでおすすめとのことです。

貴女。

貴女。

おすすめコメント

百合小説アンソロジーとして紹介されています。
『彼女。』という作品の次に読むのを楽しみにしていた一冊だそうです。

豪華な作家陣が参加しており、様々なテイストの物語が楽しめるようです。

  • 青崎有吾さんの作品は、なんと戦国時代の百合小説だそう。
    • 討ち取られたと見せかけるために、身代わりとなるお人形の首を作る女性と、その首を作ってもらう女性の領主という、少し変わった関係性の物語だとか。
  • 武田彩乃さんの作品は、学園ものらしい百合が描かれているそうです。
  • 斜線堂有紀さんの作品には、重めの感情が描かれている百合もあるとのこと。

「めちゃ面白でした」「やっぱキュンキュンするね」とのことで、読後の満足度はとても高かったようです。「ぶち上げでした!」という感想も紹介されています!
また、表紙が二重になっているという、少し変わった装丁も特徴だとか。

青がゆれる (創元文芸文庫)

青がゆれる (創元文芸文庫)

おすすめコメント

デビュー作の短編集『ジェリーフィッシュ』を改題した文庫化作品として紹介されています。
表紙に描かれたクラゲが、物語でとても大事な要素になっているそうです。

  • ある女子学生が学年旅行で訪れた水族館で、同じ学校の女の子と出会うところから物語は始まります。
  • クラゲの前というロマンチックな場所で出会った2人は、やがて友情以上の特別な関係性になっていくとか。
  • お互いが「彼女しかいらない」と思うほど強い絆で結ばれますが、片方の女の子に男の子が現れたことで、その儚い関係性は少しずつ変化していくそうです。

この物語の持つ儚さつかめない雰囲気が「本当にクラゲっぽい」と表現される、素敵な一冊だとか。
切ないながらも「青春って感じ」が詰まっており、2人の関係性には「キュンキュンでしかない!」と紹介されています。

私の身体を生きる (文春e-book)

私の身体を生きる (文春e-book)

おすすめコメント

島本理生さん、綿矢りささん、宇佐見りんさんなど、そうそうたる17名の作家が「自分の身体」について綴ったリレーエッセイ集として紹介されています。

作家さんそれぞれが「自分の体って自分でどう思ってるか」をテーマに執筆しており、「めちゃくちゃ面白い!」そうです。普段はなかなか聞けないような、人が自分の身体についてどう考えているかを知ることができる一冊だとか。

内容は「みんなセキララすぎん?」と感じるほどだそうで、

  • 「こんなことまで言うの?」という話や、トラウマのような話にまで踏み込んでいる方もいて、びっくりする内容とのこと。
  • 1文目からパワーがすごい文章ばかりで、作家さんならではの言葉の強さが感じられると紹介されています。

動画内では、具体的なエピソードとして以下のような内容が挙げられていました。

  • 千早茜さん: 身長151cmという小柄な体型について。「小さいものは可愛い」と言われることに反発し、それをしりぞけたかった、という自身の身体との向き合い方が書かれているそうです。
  • 村田沙耶香さん: 自身が「性の目覚めが早いタイプの子供だった」という経験から、自分の体や性についてどう考えてきたかが綴られているとのこと。このエッセイも「すごいね面白くて私は大好き」と紹介されています。
  • Chim↑Pom from Smappa!Groupのエリイさん: ご自身がお子さんを妊娠した時のお話を書かれているそうです。

このように、見た目のこと、性別のこと、妊娠のことなど、作家さんによって「体」というテーマへの捉え方も描くことも全く違うため、それぞれの個性が光る一冊だとか。
大好きなエッセイ集でした!」と絶賛されている、とてもパワフルな作品のようです。

あしたのことば(新潮文庫)

あしたのことば(新潮文庫)

おすすめコメント

森絵都さんによる短編集として紹介されています。
久しぶりに読むと、素直に子供の感情を描くその表現力に改めて感心させられる一冊だそうです。

この本には9つの短編が収録されており、その全てにカラーのイラスト表紙が付いているという、とても豪華な作りになっています。しかも、イラストは全て違うイラストレーターが手掛けているとのこと。

  • 子供がみんな主役で、子供の視点で物語が描かれているそうです。
  • 怖い話はなく、読んだ後に心があたたかくなったり、優しくなれるような内容が多いと紹介されています。
  • そのため、とても読みやすく、重い話が続いた後で紹介された際には「いきなり癒された」「ほっこり」という感想も出ていました。

小学生や中学生のお子さんに「本を読ませてあげたいな」と思っている方に、めちゃくちゃおすすめの一冊だそうです。

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