
その午後、巨匠たちは、
読書好きが1年間で読んだ本【総集編】
ほんタメさんが紹介
おすすめコメント
帯に「驚愕の注釈小説」と書かれている一冊だそうです。
ある町にふらりと現れた、年を取らない女性「斎藤」。彼女が山のなかに葛飾北斎やモネといった巨匠の画家たちを祀る神社を建てる、という不思議な設定から物語は始まります。
この本の最大の特徴は、その不思議な文章の作りにあると紹介されています。
例えば、作中の「北斎」という単語に注釈がついているのですが、その北斎の説明からそのままお話の続きが始まってしまうらしいのです。さらに、その話の中でまた別の単語に注釈がつき、それがまた話の続きになるという、まるで「無限ウィキペディア」のようなリレー形式で物語が展開していくそう。
「注釈なのかお話なのか分からない」ものが、読み進めていくうちに前の話と繋がり、いつの間にか1個の物語が出来上がっていくという、どうして成り立っているのかも分からないほどの驚きの構造だとか。
「どこに向かうんだろう」と物語の行方が気になり、「本で迷子になる」ような感覚を味わえる、「本じゃないと味わえない」「映像化不可」な作品として紹介されています。
これを読んだら、同じく注釈で遊んでいる「なんとなく、クリスタル」も読み返したくなったそうです。
「これは確実に読みたい!」と評されるほど、その独特な仕掛けが魅力的な一冊のようです。
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