なんとなく、クリスタル (河出文庫)

なんとなく、クリスタル (河出文庫)

ほんタメ
読書好きが1年間で読んだ本【総集編】

ほんタメさんが紹介

おすすめコメント

1980年に刊行された、注釈の使い方が非常にユニークな一冊として紹介されています。
物語は、1980年代を生きる女子大生の女の子が、モデルをしながら大学生活を謳歌していく日常を描いたものだそうです。

この作品の最大の特徴は、なんと約400個も出てくる注釈にあるのだとか!
その注釈は単なる用語解説ではなく、作者自身の思い出話やツイートのような個人的なコメントが満載で、まるで「映画の解説版」や「副音声」のようだと表現されています。

  • 本の片側のページが、まるごと注釈で埋めつくされていることもあるそうです。
  • 主人公の女子大生よりも、作者のコメントの方が多いかもしれないと紹介されています。
  • 作中には当時流行した音楽やブランド名などの固有名詞がふんだんに使われており、その時代のリアルな空気感や女の子の日常が伝わってくるとのこと。
  • このコメント付きのスタイルが「すっごいね面白いんですよ!」と、とても楽しそうに紹介されています。

この注釈で遊ぶという斬新なスタイルは、文芸賞で評価され、芥川賞の候補作にもなったそうです。
読んだことがない人は、ぜひ読んでみると楽しいと勧められています。

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