
あくてえ
読書好きが1年間で読んだ本【総集編】
ほんタメさんが紹介
おすすめコメント
第167回芥川賞候補作にもなった作品と紹介されています。
タイトル「あくてえ」は「悪態」がなまった言葉だそうで、その名の通り、作中ではずっと悪態の浴びさせ合いが繰り広げられているとのこと。
- •主人公:19歳の小説家志望の女の子
- •同居家族:90歳のとても憎たらしいおばあちゃんと、優しいお母さん
- •日常:おばあちゃんと主人公による絶え間ない悪態の応酬
悪態をつき合いながらも生活は良くならないというしんどさが、読んでいくうちにどんどん重くのしかかってくるそうです。ハートフルな話ではなく、「全然ハートフルではないしんどいやつなんだ」と説明されています。
おばあちゃんは少しずつボケてきており、介護が必要な状況にあるとか。家族3人のうち1人が要介護という、日々が良い方向に進みづらいしんどい状況が描かれているようです。
主人公がおばあちゃんに悪態をつくとお母さんに止められ、逆にお母さんがおばあちゃんに優しく接するのを見てもむかついてしまうという、どうにもならないままならなさが描かれているそう。
読んでいくとお腹に重しが乗っかってくるような感覚がありつつも、主人公の子には頑張ってほしいという思いも湧いてくる作品だとか。
どんどん作品が面白くなっていく作家さんの作品で、候補作になった時はとても嬉しかった!と紹介されています。
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