
暗黒女子 (双葉文庫)
後味が悪すぎる小説3選【読むときはご注意を】
ほんタメさんが紹介
おすすめコメント
「暗黒女子」というタイトルと、女の子が真っ暗な中に立っている怖い表紙が印象的な一冊として紹介されています。
物語の舞台は、お嬢様しかいない女子高にある、全生徒の憧れの的である文学サークル。
ある日、そのサークルの主宰者で学長の娘でもある「いつみ」が、謎のスズランの花を手に転落死してしまいます。
彼女の死を悼み、サークルでは毎年恒例の「闇鍋会」を開催。部屋を真っ暗にし、持ち寄った具材で鍋を囲みながら、今回は「いつみの死」をテーマに各自が書いてきた小説を朗読し合うことに。
しかし、その朗読会で語られるのは、衝撃的な内容ばかりだとか。
- •あるメンバーが「あの人がいつみを殺した」と、別のメンバーを犯人として告発する小説を発表。
- •すると、次のメンバーもまた別の人物を名指しし、「私が犯人を知っている」と告発。
- •このように、メンバー全員がお互いを犯人だと告発し合う、まさに多重解決のような展開になるそうです。
一人ひとりの視点から語られる物語は食い違い、スズランの花の意味さえも解釈が分かれ、一体誰が本当のことを言っているのか分からなくなるとのこと。
登場人物は「全員性格悪い」と感じるほどで、物語の気味の悪さと、作中で行われている「絶対に美味しくないであろう闇鍋」のイメージが重なり、より一層嫌な気分に浸れると説明されています。
「後味が悪いという意味では、マジで後味が悪い」と評されており、最後はめっちゃ怖い!そうです。
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