
イキルキス (講談社文庫)
文体が独特すぎる本3選
ほんタメさんが紹介
おすすめコメント
「文体が特徴的な小説」として、本書に収録されている短編『パキラ魔』が紹介されています。
作者である前城大太郎さんの文体はとても独特だそうです。
- •一文がとにかく長いのが特徴で、書籍のページで6行ほどにもなる文がずっと続くのだとか。
- •長い文章を続けることで、スピード感を表現しているのではないかと説明されています。
- •文章は、まるで普段の会話のような砕けた交互体で書かれているそう。
- •そのため、読んでいると「本当におしゃべりを聞いているような感覚」になると紹介されています。
- •一文が長いことで入ってくる情報量がとても多く、父親、母親、自分、兄など様々な話が一気に来ることで物語に厚みが出ているそうです。
『パキラ魔』は、事故で人を助けたことでヒーローに祭り上げられた父親と、それによって崩壊していく家族の物語だとか。
最後の一文が超良くて、超好き!と紹介されるほど、印象的な作品のようです。
文体の面白さを味わう上で、ぜひ読むべき一冊として挙げられています。
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。