最愛の (集英社文芸単行本)

最愛の (集英社文芸単行本)

ほんタメ
最近読んだ本を10冊紹介します【2024年1月】

ほんタメさんが紹介

おすすめコメント

純文学をメインに書かれている作家さんによる、がっつりとした恋愛小説として紹介されています。
ハードカバーの中でも結構ボリューミーで、分厚い一冊だそうです。

主人公は、仕事も欲望もそつなく処理する現代的な男性。そんな彼が、学生時代に手紙を交わした女性のことだけを忘れられずにいるところから物語は始まります。あるきっかけで、その忘れられない彼女について文章を書き始めるというお話だとか。

タイトルの「最愛の」は、主人公が手紙を書いていた時の書き出しに由来しています。この作品は、私たちにとって「最愛の」と呼びかける相手とは誰なのかを問いかけてくるそうです。

  • 人は本当に他人を愛せるのか?
  • 忘れられない人がいても、もっと好きな人が現れる可能性はないのか?
  • 人にとって「最愛の」と呼べる相手はどんな存在なのか?
    こういったテーマが、この分厚い物語を通して描かれていると紹介されています。

作風は実際ドライな印象でありながら、その中に描かれる人が持つ愛情にはすごい圧倒されるものがあり、すごい面白かった!そうです。
「代替不可能な存在に出会うことは呪いか、それとも祝福か」という帯の言葉や、「超越的恋愛小説」というキャッチコピーも印象的だと語られています。

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