スタンフォード式 脳と体の強化書

「自分市場最高の自分」は、日々の行動を選択することで作っていけるものだそうです！
心身を健やかに保ち、モチベーション高く物事に取り組みたい、最高の自分を手に入れたい！そんな方にとてもおすすめの本として紹介されています。

本書は、スタンフォード大学で実証され、現場でも効果が認められている最新の脳と体の情報を知ることができる一冊だとか。疲労大国で生きる私たち日本人には、正しいプロセスで心身ともに休息し、回復することが必要だと説明されています。

人生の9割は脳のコンディションで決まる！

脳には活動モードと休息モードを司る2つの報酬システムが備わっているそうです。

• •ドーパミン：意欲を向上させる
• •セロトニン：「幸せホルモン」とも呼ばれ、心身のバランスを整える

自分でふさわしい行動を選ぶことでこれらの物質の分泌を促し、2つの報酬システムを自然にスイッチできる人こそが、常にベストパフォーマンスを発揮できると紹介されています。

ストレスに強くなる最強マネジメント

あらゆる疲労は心・体・脳が連動して生じるもので、ストレスから生じる反応もすべて科学的に説明が可能だそうです。
健康維持の秘訣は、健やかな休息にとって一番重要だという瞑想神経の活性度合い（ベーガルトーン）を上げることだとか。
その最も効果的な方法が呼吸で、特に以下の「IAP呼吸法」がおすすめされています。

1. •4秒かけて、お腹を風船のように膨らませながら鼻から息を吸う
2. •6秒かけて、お腹に圧がかかっているのを感じながらゆっくりと息を吐く

この呼吸法を1日5分程度、会議や仕事の合間や寝る前に行うと、ストレスがリセットされ、健やかな入眠も促されるとのことです。

最高の成果を出す方法

意欲が出ず不安が募る「ドーパミンクラッシュ」という状態の解決策も紹介されています。
ビジョンをはっきりさせ、手が届く範囲の目標を一つずつ達成していくことが大切だそうです。結果だけでなく、努力とプロセスにこだわり、挑戦を楽しめる「成長型マインドセット」へと心を組み換えることで、最高の成果につながると言われています。

人は誰でもハイパフォーマーになる素質を持っており、その方法は以下の3つを鍛えることだと解説されています。

• •マインドを鍛える
• •フィジカルを鍛える
• •自分の専門分野を磨く「クラフトマン」を育てる

生まれ持った資質や才能はほとんど関係なく、行動の選択によって最高の自分は作れる、という力強いメッセージが込められた一冊です。