ドーパミン中毒(新潮新書)

ドーパミン中毒(新潮新書)

サムの本解説ch
【特別編】ドーパミン中毒 スマホ、酒、ゲーム、性行為、ギャンブル、買い物 依存症から脱出するには

サムの本解説chさんが紹介

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食べ物、ゲーム、動画サイト…気づけば何かにハマりすぎて、やめたいのにやめられない。そんな現代の「ドーパミン中毒」から抜け出すための実践的なヒントが満載の一冊として紹介されています。

現代社会には、薬物やアルコールだけでなく、SNSやゲームといった、私たちにドーパミンを運び続ける「現代におけるドラッグ」が溢れているそう。この依存症の時代をどう生き抜けばいいのか、その具体的な方法が解説されています。

依存からの脱却に有効な方法として、主に2つのアプローチが挙げられています。

セルフバインディング(自分を縛る)

衝動的な過剰摂取を避けるため、意図的に自分とハマっているものとの間に「壁」を作る方法だとか。これは意志の力に頼るのではなく、意志の限界を率直に認めることから始まるそうです。

  • 物理的なセルフバインディング
    • テレビのケーブルを抜いてしまったり、ゲームのコントローラーを捨てたりと、物理的に対象から距離を置く方法。
  • 時系列的なセルフバインディング
    • 「週末だけ」「17時以降」など、時間を区切ってご褒美として設定する方法。ラットの実験でも、アクセス時間を制限することで衝動的な摂取が抑えられたと紹介されています。
  • ジャンル的なセルフバインディング
    • ハマっているものだけでなく、スポーツ賭博の依存症者がスポーツ観戦自体をやめるように、関連するジャンル全体を避けることで再発リスクを減らす方法。

徹底的な正直さ

衝動的な過剰摂取を抑え、人生をより良く生きるための核心として「徹底的な正直さ」が挙げられています。

  • 小さな嘘が罪悪感や恐怖を生む一方で、真実を語ることは、自分を自由にし、親密な人間関係を育むきっかけになるそう。
  • ある女性は、弟に嘘をついた後、正直に謝ったことで「人生の中で何かが本当に変わった感じがしたんです!」と感じたとか。「真実を言っている限り何にも心配しなくていいのだと気がつきました」という気づきが紹介されています。

この本は、特定の依存症に悩む人だけでなく、報酬に溢れたこの世界で、心のバランスを保って生きていきたいと願うすべての人にとって、不可欠なものとなるかもしれません。

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