眠れなくなるほど面白い 図解 肝臓の話

お酒が好きで、これからも健康的に楽しみたいと考えている方に、とてもおすすめの本として紹介されています。人生を豊かにする可能性もあれば、破滅させるポテンシャルも秘めているお酒と上手に付き合うために、重要な役割を担う「肝臓」について学ぶことが有効だそうです。

この本では、お酒の飲み方に関する具体的なポイントが7つ解説されているとのことです。

• •アルコールの摂取量: 健康被害を出さない量はアルコール20g前後が目安だとか。これはビール（5%）なら500ml、ストロング系チューハイ（9%）なら250ml程度に相当するそうです。
• •飲む時間帯: 睡眠の質を下げないために、寝る4時間前までに飲み終えるのが理想とされています。
• •食べ合わせ: 空腹で飲むのは肝臓に負担をかけるため避けるべきだそう。アルコールの吸収を穏やかにするタンパク質（肉、魚、卵、大豆製品など）や食物繊維、脂質を一緒に摂るのがおすすめだとか。逆にお酒の後の「締めのラーメン」は最悪の組み合わせの一つで、代わりにネギやきのこ類、しじみなどが入った味噌汁が二日酔い防止に効果的と紹介されています。
• •避けるべき危険なお酒: 添加物が多く使われていることが多い缶チューハイ、特にアルコール度数が高く依存性を招きやすいストロング系は避けるべきだと警告されています。
• •チェイサーの重要性: アルコールには利尿作用があるため、お酒と同量の水を飲むことで脱水を防ぎ、二日酔いを防止できるそうです。
• •お風呂: 飲酒後は血圧が下がりやすいため、すぐにお風呂に入るのは危険。時間を空けてぬるめのお湯に浸かるか、シャワーで済ませるのが良いとされています。
• •お酒のメリット: ただお酒を断つのではなく、飲み過ぎを避け、良質なものを少量楽しむことで、人との会話が弾んだり、リラックスできたりするといったメリットを享受する「プラマイプラ」の考え方が有効だと紹介されています。

また、アルコールと同じくらい肝臓に負担をかけるのが「糖質」であり、この2つを同時に大量摂取することは肝臓を酷使するため絶対に避けるべきだとか。

そして、肝臓は疲弊しても症状が現れにくい「沈黙の臓器」であるため、気づいた時には手遅れという事態になりかねないと注意を促しています。肝臓を守る意外な方法として、口の中を清潔に保つことも挙げられており、歯周病菌などが体内に侵入し、肝臓に悪影響を与えるのを防ぐことが重要だそうです。