すごい塩―――長生きできて、料理もおいしい！

「すごい塩」に関する推薦コメント

「塩の量を減らせばいい」という常識に一石を投じる、塩に関する正しい知識が学べる一冊として紹介されています。いつも何となく塩を選んでいる方や、毎日の塩分摂取量が気になる方に特におすすめだとか。

減塩は不要！？目からウロコの塩の新常識

「いい塩は、取りすぎることは絶対にありません」と断言されており、無理な減塩はかえって命に関わる危険を伴うと説明されています。

• •日本人は高温多湿な気候で汗をかきやすく、塩分を補給する必要があるそう。
• •また、野菜や果物中心の食生活は、ナトリウムを排出するカリウムを多く含むため、より多くの塩分が必要になるのだとか。
• •高齢者ほど塩を制限するのではなく、上質なものを摂取することが推奨されています。

選ぶべき「自然塩」と、避けるべき「生成塩」

健康維持には、海水と同じミネラル分の割合を持つ塩を取ることが適していると紹介されています。スーパーなどで塩を選ぶ際は、商品パッケージ裏の成分表を見て、自然塩を選ぶべきだそうです。

• 自然塩の特徴

  • •海水を乾燥させて作られ、豊富なミネラルがそのまま含まれている。
  • •塩辛さだけでなく、甘味やえぐみ、苦みといった複雑な味わいがある。
  • •体が塩分を十分に摂取すると苦みを感じるため、過剰摂取を防ぐストッパーの役割を果たす。

• 生成塩（食塩）の特徴

  • •工業的に作られる工業製品で、成分の99.9%以上が塩化ナトリウム。
  • •製造過程でミネラルが意図的に除去されており、「塩の味がする化学物質」に近いとまで言われています。
  • •過剰摂取のストッパーとなる成分がないため、知らず知らずのうちに本来必要な量の何倍も摂取してしまう怖さがあると指摘されています。

おすすめの万能調味料「塩麹」

体のことを考えて塩を摂るなら、塩麹を調理に使うことがおすすめされています。

• •塩単体よりも使う量が少なくて済む。
• •旨味成分が豊富で、少量でも満足できる味付けになる。
• •麹菌が生成する豊富なビタミン類やアミノ酸により、腸内環境の改善やアンチエイジング効果も期待できるそうです。

塩の力や、すぐに実践できる活用法が具体的に紹介されており、日々の食生活を見直すきっかけになる一冊だとか。