
年収90万円でハッピーライフ (ちくま文庫)
【特別編】人生の短さについて 哲学者セネカ
サムの本解説chさんが紹介
おすすめコメント
将来への不安がある方、働かずに生きていきたい方、幸せが何かわからない方に特におすすめの本として紹介されています。
「せかせか働くのが嫌い」「贅沢はしなくていいからとにかく自由に生きたい」という考えのもと、実際に週休5日、年収90万円でハッピーに暮らすライフスタイルが具体的に語られているそうです。
この本を読むと「へえ、こういう人もいるんだ!」「確かに自分の幸せを追求することこそ人生だよな」と思わされると紹介されています。
「他人からの100個のいいねより、自分からの1個のいいね」
社会的成功ではなく、あくまで自分個人の幸せにフォーカスすることの大切さが語られているとのこと。「嫌なことをしたくない」という目的のために、「物欲を減らし、生活費を下げる」という手段を選ぶ。そんな目的から逆算した生き方は、多くの人が自分の人生を見つめ直すきっかけになりそうです。
年収90万円のリアルな生活とは?
特別なことをしているわけではなく、日々の生活をやりくりしているだけだとか。その驚きの内訳が紹介されています。
- •仕事: 週に2日、介護の仕事をして年収90万円を得ていたそう。
- •休日: 残りの週5日の休みは、無料の図書館を使い倒して膨大な量の本を読んだり、公園を散策したりして、のんびり過ごしているとのこと。
- •住居: 東京郊外にある家賃2万8000円(共益費込みで2万9500円)の物件に住んでいたそうです。
- •食費: なんと月に1万円!基本は玄米と味噌汁、漬物、おかず1品という少食スタイル。食費を抑えるだけでなく、体調も良くなるので一石二鳥だとか。
- •支出: 光熱費などを含めても、月々の出費は6〜7万円ほどで、意外とやっていけるものだと紹介されています。
不安はないの?
向こう半年分の生活費くらいの貯金があれば、精神的に余裕ができるので特に不安はないそうです。
この本は、極端な生き方をそのまま真似するためのものではなく、「こういう生き方の選択肢もあるんだ」と知ることで、自分にとっての幸せや、お金と自由のバランスを考える素晴らしいきっかけになる一冊として紹介されています。
また、文章自体も仏教や科学の知見が交えられていて味があり、読んでいて面白いと評されています。
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