科学的根拠に基づく最高の勉強法

私たちが直感的に「効果的だ」と感じる勉強法が、必ずしも科学的に効果が高いわけではないそう。
この本では、心理学や脳科学の研究で得られた客観的な証拠に基づいた勉強法を知ることができると紹介されています！

1. アクティブリコール（能動的な想起）

「インプットの量」ではなく、勉強した内容を「思い出す」作業こそが記憶を長期に定着させるための最も効果的な勉強法だとか！
これは学ぶ上で決定的に重要なことになるそうです。

• より効果的な方法

  • •ヒントが少ない状態で思い出す方が、学習効果が高い傾向があるそうです。
  • •選択問題より、自分で答えを書き出す問題の方が記憶に定着しやすいだとか。

• おすすめの実践法「白紙勉強法」

  • •用意するもの: 勉強したい情報、白紙、書くもの、たったこれだけ！
  • やり方:
    1. •教科書などの覚えたい情報を読む。
    2. •読んだ情報を見ずに、白い紙にできるだけ書き出す。元の情報を見ずに、頑張って記憶から引き出すのがポイントだそう！
    3. •覚えにくい内容は、声に出したり、誰かに教えるふりをしながら行うと、さらに効果が高まるだとか。
    4. •書き出した後、忘れていた部分を元の情報で確認し、満足できるまで繰り返す。

2. 分散学習

試験前の一夜漬け（集中学習）で覚えた内容をすぐに忘れてしまうのは、ごく自然なことだそう。
人の脳は、繰り返し触れる情報を「重要だ」と認識する性質があるため、時間をおいて繰り返し勉強する「分散学習」が長期的な記憶には非常に効果的だとされています。

• 最強の勉強法「連続的再学習」！
  • •アクティブリコールと分散学習を組み合わせたもので、誰でも実践可能で効果の高いやり方だそう！
  • •まずはアクティブリコールで内容を思い出せるようにし、その後、1日〜1週間後など、時間を空けて再びアクティブリコールを繰り返すのが良いだとか。

3. インターリービング

これは、似ているけれども異なる複数のトピックを交互に学習する方法です。

• •知識の勉強だけでなく、ゴルフやバスケといったスポーツのスキルや、ピアノなどの音楽の分野でも有効な方法だとされています。
• •1つの科目を集中して学ぶのではなく、複数の問題を混ぜて解くことで、どの解法を適用すべきか自分で考える力が養われるそうです。
• •より負荷はかかりますが、本番の試験に備えるための実践的な勉強法と言えるだとか。