空気を読む脳 (講談社+α新書)

空気を読む脳 (講談社+α新書)

サムの本解説ch
【特別編】人はなぜ他人を許せないのか?【中野信子著・脳科学】

サムの本解説chさんが紹介

おすすめコメント

脳科学や心理学に興味がある方に超おすすめの本として紹介されています!
本書では、無意識に起こってしまう脳の反応について解説されており、「やば、俺の脳ってこんな勘違い起こしちゃってるのか、こわ!」というような目から鱗な学びがたくさんあるそうです。
この脳の勘違いについて知ることで、生活の中での損を減らすことができるのだとか。

思い込みの力が人生を変える?プラシーボ効果とノーシーボ効果

思い込みが個人に与える影響の大きさが解説されています。

  • プラシーボ効果: 思い込みが良い影響を与える現象です。薬としての効果がない偽薬でも、効果があると信じて飲むことで脳から実際に鎮痛物質が分泌されるそうです。また、「この作業は健康に良い」と意識するだけで、体脂肪が落ち、身体年齢が若返ったというハーバード大学の研究結果も紹介されています。効果を意識して行うだけで、得られるメリットが大きく変わってくるのだとか。
  • ノーシーボ効果: 反対に、マイナスの思い込みが実際に悪い影響を与えてしまう現象です。「体に悪い」と知りながらジャンクフードを食べると、より体に悪い影響が出やすくなることがあるそうです。

報酬とやる気の意外な関係性

「報酬が多いせいで生産性や楽しさが減ってしまうことがある」という、一見すると矛盾した現象が紹介されています。

  • 私たちの脳は、報酬が低い状況で頑張っていると「この仕事は価値があるに違いない」と錯覚(認知的不協和)を起こし、逆にやりがいや楽しさを感じやすくなる場合があるそうです。
  • このような脳の罠に陥っていないか、自分を客観的に見ることが大事だと説明されています。

人生を豊かにする鍵!「前頭前夜」を鍛える3つの方法

自分を客観視したり、論理的に思考したりする脳の超重要な部分「前頭前夜」を鍛えることが、人生の豊かさに直結すると紹介されています。そのための具体的な方法は以下の通りです。

  1. 新しい経験をたくさんする
    • いつもと違う道を通る、違うお店を選ぶといった小さな新しい経験でも、脳に良い刺激を与え、活性化させるのに大事だそうです。
  2. 余裕を持つ
    • 寝不足やストレスは脳のパフォーマンスを著しく低下させるため、きちんと休息の時間を持つことが必要だとされています。ただし、適度なストレスは最高のパフォーマンスを引き出すとも解説されています。
  3. 食事・睡眠・運動を整える
    • 食事: 脳の発達に必須とされるオメガ3脂肪酸(青魚、くるみ、えごま油など)を積極的に摂ることが有効だとか。
    • 睡眠: 1日6〜7時間以上の睡眠に加え、日中のお昼寝は夜の睡眠の10倍から20倍の回復効果があるという研究成果もあるそうです!
    • 運動: 血流を促進し、脳を鍛える効果が期待できるとされています。

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