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【特別編】人はなぜ他人を許せないのか?【中野信子著・脳科学】

📅 2024年8月11日

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人は、なぜ他人を許せないのか?

人は、なぜ他人を許せないのか?

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なぜ私たちは、他人の些細な言動に「許せない!」と感じてしまうのでしょうか。本書は、その感情の正体である「正義中毒」について、脳科学の観点から深く解説している一冊として紹介されています。

他人に正義の制裁を加えることで、実は脳は快楽を得るようにできており、その快楽に溺れてしまった状態が「正義中毒」なのだとか。これは、人類が社会的な生き物として生き延びるために発達させた「裏切り者を排除する本能」に由来するものだそうです。

さらに、私たち日本人は正義中毒に陥りやすい傾向にあるとも指摘されています。その背景には、自然災害の多さから育まれた強い社会性がある、という驚きの解説もされています。

この本は、単に原因を分析するだけでなく、具体的な対策まで示してくれるのが大きな特徴です。「許せない」という感情の理由を学ぶことで、他人や多種多様な価値観を受け入れられる器の大きな人になれると紹介されています。そのための鍵は、脳の「前頭前野」を鍛えることにあるそうです。

具体的な対抗策として、以下の3つが挙げられています。

  • 新しい経験を積極的にすること:いつもと違う道を通る、違うメニューを選ぶといった小さな挑戦でも、脳に良い刺激を与えるのに大事だそう。
  • 生活に余裕を持つこと:十分な休息を取り、ストレスを溜めすぎないことが、脳のパフォーマンスを正常に保つために必要だと解説されています。
  • 食事と睡眠を整えること:特に、脳の発達や老化防止に必須の栄養素としてオメガ3脂肪酸(青魚やくるみなど)を積極的に摂ることが有効だとか。また、質の良い睡眠も非常に重要だと説明されています。

「なぜ自分はこんなに人を許せないんだろう」と自己嫌悪に陥ってしまうことがあるなら、そのメカニズムと対策を知ることで、心が軽くなるかもしれません。他人との関係や自分自身の感情と、より上手く付き合っていくためのヒントが詰まった、とてもおすすめの一冊として紹介されています!

空気を読む脳 (講談社+α新書)

空気を読む脳 (講談社+α新書)

おすすめコメント

脳科学や心理学に興味がある方に超おすすめの本として紹介されています!
本書では、無意識に起こってしまう脳の反応について解説されており、「やば、俺の脳ってこんな勘違い起こしちゃってるのか、こわ!」というような目から鱗な学びがたくさんあるそうです。
この脳の勘違いについて知ることで、生活の中での損を減らすことができるのだとか。

思い込みの力が人生を変える?プラシーボ効果とノーシーボ効果

思い込みが個人に与える影響の大きさが解説されています。

  • プラシーボ効果: 思い込みが良い影響を与える現象です。薬としての効果がない偽薬でも、効果があると信じて飲むことで脳から実際に鎮痛物質が分泌されるそうです。また、「この作業は健康に良い」と意識するだけで、体脂肪が落ち、身体年齢が若返ったというハーバード大学の研究結果も紹介されています。効果を意識して行うだけで、得られるメリットが大きく変わってくるのだとか。
  • ノーシーボ効果: 反対に、マイナスの思い込みが実際に悪い影響を与えてしまう現象です。「体に悪い」と知りながらジャンクフードを食べると、より体に悪い影響が出やすくなることがあるそうです。

報酬とやる気の意外な関係性

「報酬が多いせいで生産性や楽しさが減ってしまうことがある」という、一見すると矛盾した現象が紹介されています。

  • 私たちの脳は、報酬が低い状況で頑張っていると「この仕事は価値があるに違いない」と錯覚(認知的不協和)を起こし、逆にやりがいや楽しさを感じやすくなる場合があるそうです。
  • このような脳の罠に陥っていないか、自分を客観的に見ることが大事だと説明されています。

人生を豊かにする鍵!「前頭前夜」を鍛える3つの方法

自分を客観視したり、論理的に思考したりする脳の超重要な部分「前頭前夜」を鍛えることが、人生の豊かさに直結すると紹介されています。そのための具体的な方法は以下の通りです。

  1. 新しい経験をたくさんする
    • いつもと違う道を通る、違うお店を選ぶといった小さな新しい経験でも、脳に良い刺激を与え、活性化させるのに大事だそうです。
  2. 余裕を持つ
    • 寝不足やストレスは脳のパフォーマンスを著しく低下させるため、きちんと休息の時間を持つことが必要だとされています。ただし、適度なストレスは最高のパフォーマンスを引き出すとも解説されています。
  3. 食事・睡眠・運動を整える
    • 食事: 脳の発達に必須とされるオメガ3脂肪酸(青魚、くるみ、えごま油など)を積極的に摂ることが有効だとか。
    • 睡眠: 1日6〜7時間以上の睡眠に加え、日中のお昼寝は夜の睡眠の10倍から20倍の回復効果があるという研究成果もあるそうです!
    • 運動: 血流を促進し、脳を鍛える効果が期待できるとされています。
新版 科学がつきとめた「運のいい人」

新版 科学がつきとめた「運のいい人」

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脳科学の知見をもとに、今日から実践できる運を良くするための行動や考え方を解説している本として紹介されています。運がいいと言われる人たちが持つ、共通の行動パターンや物事の捉え方を学ぶことができるおすすめの一冊だそうです。

運のいい人になるための考え方

  • 今の自分を生かす
    • 運を良くするために自分を無理に変えようとするのではなく、「今の自分を生かす」ことが大切だと説明されています。脳には変えることが難しい個性があるため、自分の特徴を自覚し、それをどう活かすかを考えるべきだとか。
  • 自分を大切に扱う
    • 自分で自分を大切に扱うことで、周りの人からも大切に扱われ、良好な人間関係を築くことにつながるそうです。
  • 「自分は運がいい」と決め込む
    • たとえ根拠がなくても、自分は運がいいと決め込むことで、実際に運が良くなる傾向があるとのこと。失敗した時も運のせいにせず、自分の努力の余地を見つけられるようになるそうです。
  • プラスの自己イメージを持つ
    • 何かに挑戦する時、プラスの自己イメージを持つことでパフォーマンスが向上し、成功する確率が高まると紹介されています。成功体験はさらなる自己イメージの向上につながり、良いサイクルを生み出すそうです。

運を良くするための具体的な行動

  • 具体的な目的を持つ
    • 偶然の幸運をキャッチする力「セレンディピティ」を発揮するためには、明確な目的を持つことが最も重要だとされています。目的が定まることで、具体的な努力や準備を始められるとのこと。
  • 自分なりの幸せの物差しで目標を決める
    • 他人の価値観に流されず、自分なりの幸せの物差しで測った目的や目標を持つことが大切だそうです。これがないと、せっかくのチャンスや努力が無駄になってしまう可能性があるとされています。
  • 脳が「飽きっぽい」ことを理解し、活用する
    • 人の脳は飽きやすい性質を持っているため、目標達成のためには脳を飽きさせない工夫が必要だとか。
    • 脳内の報酬系をうまく活用し、常に新しい刺激を与え続けることがコツだそうです。
    • 例えば、学習において段階的に角度を変えたアプローチを試すことで、脳に新しい刺激を与え、楽しみながら継続できると説明されています。
感情に振り回されないレッスン

感情に振り回されないレッスン

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先が見えづらい不安な時代に、モヤモヤした不安や恐れ、怒りや妬みといった気持ちを抱えながらも、自分なりに楽しみながら生きていくためのヒントが得られる一冊として紹介されています。

脳科学をベースに、人間関係、恋愛、お金、運、性格、仕事、勉強など、多岐にわたるテーマについて、すぐに役立てられる情報が語録形式で満載だとか。

特に、人が幸せを感じる時に脳内で分泌される「オキシトシン」という物質の働きについて、深く知ることができるそうです。

  • オキシトシンは幸福感仲間意識、そして「情」といったポジティブな感情を生み出す一方で、その受け取りやすさは幼少期の環境によって変わる傾向があると解説されています。
  • また、このオキシトシンが過剰になると、仲間意識が強すぎるあまり、自分たちと異なる意見を持つ人を攻撃するネット上のバッシングや、「出る杭を打つ」といったネガティブな社会現象につながる側面もあると説明されています。
  • なぜ特定の人や物、場所に愛着が湧くのか、その脳の仕組みについても解き明かされているそう。長く一緒にいることができた人や物を「生存に必要だった」と脳が判断し、自動的に好意を感じさせるのだとか。

感情の仕組みを知ることで、自分や他人の行動の裏にある脳の働きを理解し、不要な悩みに振り回されにくくなるかもしれません。
「選んだ道を正解にしていくのが人生」という考え方に触れ、自分が感じる幸せの基準にもっと正直に生きるためのヒントが得られると紹介されています。

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