
人は、なぜ他人を許せないのか?
【特別編】脳科学者 中野信子 総まとめ【ドーパミン、セロトニン、アドレナリン、オキシトシン、メラトニン等】
サムの本解説chさんが紹介
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なぜ、私たちは他人の過ちを許せないのだろう?そんな疑問に、脳科学の視点から答えてくれる一冊として紹介されています。この本を読むと、他人や多様な価値観を受け入れられる、器の大きな人になれるかもしれないそうです。
あなたも「正義中毒」になっていませんか?
人は、ルールを破る人など、いわゆる「裏切り者」に正義の制裁を与えることで快楽を得る本能があるのだとか。この快楽に溺れ、過剰に他者を攻撃してしまう状態が「正義中毒」だと解説されています。これは、人類が生き延びるために集団の和を乱す者を排除してきた、古くからの脳の仕組みによるものだそうです。
特に、日本人はこの「正義中毒」に陥りやすい傾向がある、という興味深い指摘もされています。
- •その理由は、日本が自然災害の多い土地であることに関係しているそう。
- •昔から互いに協力する必要性が高かったため、集団で協力することを重視する「社会性」が強い民族になった結果、裏切り者にはより厳しくなってしまう、と説明されています。
「許せる人」になるための具体的な対抗策
では、どうすればこの「正義中毒」から抜け出し、他人を許せるようになるのでしょうか。その鍵は、脳の「前頭前野」を鍛え、衰えさせないことにあると紹介されています!前頭前野を活性化させることで、多様な価値観を受け入れたり、合理的に物事を考えられるようになり、むやみに「許せない」という感情に囚われなくなるのだとか。
動画では、今日からできる前頭前野を鍛えるための3つの方法が挙げられています。
1. 新しい経験を積極的にする
- •いつもと違う道を通る、違うお店に入ってみるなど、ささいな新しい経験でも脳に良い刺激を与え、活性化につながるそうです。
2. 余裕を持つこと
- •心身の余裕は、脳のパフォーマンスに直結するとのこと。休息をしっかりとることはもちろん、適度なストレスは最高のパフォーマンスを引き出すという「ヤーキーズ・ドットソンの法則」についても触れられています。
3. 食事と睡眠を整えること
- •特に脳に良いとされる「オメガ3脂肪酸」(青魚やくるみなど)を積極的に摂ることや、夜の睡眠だけでなく、回復効果が高いとされる「お昼寝」を取り入れることが有効だと解説されています。
ついカッとなってしまったり、他人の言動に心を乱されがちな方は、この本でそのメカニズムと対策を学んでみてはいかがでしょうか。脳を上手に使いこなし、より穏やかな心で過ごすヒントが見つかるかもしれません。
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