犯罪を題材にした小説3選
📅 2024年11月9日
この動画で紹介されたおすすめ商品(3個)

テスカトリポカ (角川文庫)
ゴリッとしたノワール小説として紹介されています。
作中では麻薬の密売や臓器売買といった犯罪が描かれており、人間の残酷さもすごく描かれているそうです。第165回の直木賞を受賞している作品で、エンタメとしてもすごく評価されているとのこと。
物語は、麻薬カルテルのトップだった男「バルミロ」がメキシコを追われ、日本で臓器ブローカーと出会うところから始まるそうです。そして、とてつもないパワーを持つ少年「コシ」が、バルミロと出会うことで知らず知らずのうちに犯罪の世界に巻き込まれていくのだとか。
- •気づかないうちに恐ろしい犯罪に巻き込まれ、加担してしまう怖さが描かれているそうです。
- •内容は超バイオレンスで、暴力描写も多く「超怖い!」と紹介されています。
- •結構グロテスクな描写もあるのに、気づいたら読み進めてしまうほどの筆力がすごい作品だとか。
- •文庫でも分厚いそうですが、面白くて一気読みできちゃうタイプの物語だそうです。

黄色い家
話題作として知られていますが、実はこれもノワール小説、犯罪の話だと紹介されています。
17歳の少女「はなちゃん」は苦しい生活の中、アルバイトで貯めたお金を母親の恋人に全て盗まれてしまいます。その後、同じ境遇の女性たちと出会いスナックを始めますが、そこでもお金を奪われてしまうという、散々な目に遭うそう。
追い詰められた彼女が手を染めてしまったのが、カード詐欺の出し子でした。
- •必死に働いても報われなかった状況で、いとも簡単に大金が手に入ってしまった成功体験から、少しずつくるっていってしまう様子が描かれているのだとか。
- •しかし、そこには「悪いことをしよう」というよりは、「自分が必死に生きたかっただけ」という、やるせない悲しさがある物語のようです。
生活に追い詰められすぎて犯罪に行き着いてしまうという現実は、読んでいてとても苦しくなるとのこと。
「どうにかそうじゃない未来はなかったのか」と考えさせられ、正義と悪の違いや、必死に生きることの意味を問われる、まさに「ズンてなる」お話だそう!
舞台は1999年頃ですが、その苦しみは現代にも通じる点が多く、リアリティが感じられる作品として紹介されています。

地面師たち (集英社文庫)
最近とても話題になっていた一冊として紹介されています。
これは不動産詐欺を行う「地面師」たちの物語だそう。
狙う建物の市場価値はなんと100億と、とにかく規模がすごいとか!
地面師はグループで活動する組織的な犯罪で、その手口は非常に綿密だそうです。
- •詐欺を指示する人
- •ターゲットの会社と交渉する人
- •土地を探す人
- •土地の所有者になりすます人
- •パスポートなどを偽造する人
- •なりすまし役をキャスティングする係
ここまで綿密にやられると、有名な大会社ですら騙されてしまうとのこと。
この小説は、実際にあった事件をモデルに描かれているそうです。
ある事件で妻子を亡くした男性が、地面師グループのトップ「ハリソン山中」と出会い、自身も地面師になっていく物語だと紹介されています。
Netflixで配信されたドラマも大変面白いそうですが、小説版ならではの魅力もあるとか。
ドラマとは設定が少し違ったり、ドラマで話題になったシーンが小説にはなかったりするらしいです。その分、小説ではキャラクターごとの心情がすごいリアルに描かれているそうなので、より深く物語を味わえそうです。
犯罪者たちなのに「ここまでやるんだ、かっけ!」となってしまうような、漫画のようにキャラクターが強い作品だと紹介されています!
ドラマを先に見てから小説で心情を深く知るのも、小説を読んでから映像化を楽しむのも、どちらもおすすめだとか。続編も出ているらしいです。
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。