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感情移入してしまう小説3選【本の世界に没入しよう】

📅 2024年5月22日

この動画で紹介されたおすすめ商品(3個)

52ヘルツのクジラたち【特典付き】 (中公文庫)

52ヘルツのクジラたち【特典付き】 (中公文庫)

おすすめコメント

2021年の本屋大賞受賞作で、映画化もされた話題作として紹介されています。

家族に人生を搾取され苦しんできた女性「きなこさん」が、移住先の大分で虐待を受ける13歳の少年と出会い、彼を救おうとする物語だそう。

この物語のキーとなるのが、タイトルにもなっている「52ヘルツのクジラ」
これは、他の仲間とは違う周波数でしか鳴けず、コミュニケーションが取れない孤独なクジラのことだとか。作中で描かれるのは、まさにそうした孤独感や、誰にも「寂しい」と声をあげられない苦しさで、がっつりと物語に没入できると紹介されています。

  • 虐待DV家族の介護トランスジェンダーといった、現代社会が抱える様々な問題が描かれているそう。
  • そのため、たとえ同じ経験がなくても、主人公や少年をはじめとした登場人物たちの気持ちに深く寄り添うことができるんだとか。

物語に入り込みすぎて、しんどくなってめっちゃ泣いちゃう!と語られており、感情がすごく揺さぶられる作品だそうです。
何回読んでもその度に泣いてしまうほど、心を揺さぶられるとのこと。

主人公だけでなく、彼女を支える男性など、何人もの登場人物に感情移入してしまうタイプの一冊だと紹介されています。

本心

本心

おすすめコメント

少し先の未来、2040年頃を舞台にした平野啓一郎さんの作品として紹介されています。

この物語の世界では、自分で死のタイミングを決められる「自由死」が確立されているそう。主人公の男性は、自由死を望んでいた母親を突然の事故で亡くしてしまいます。なぜ母は死を望んだのか、その本心を知るために、亡くなった人をAIに学ばせて蘇らせるテクノロジーに手を出す、というお話だとか。

  • 母親が亡くなった後の主人公の孤独や寂しさが、激しい感情の起伏ではなく淡々と描かれている点が、逆にリアルに感じられるそう。
  • 「5年後にはありそう」と思えるほど現実味のある近未来の設定で、SFの世界とは違った角度から怖さも感じられるとのこと。
  • 主人公の置かれた境遇が想像しやすく、その葛藤に寄り添いながら読み進めることになるため、感情移入がしやすい作品だと紹介されています。

AIが語る言葉が本当の本心なのか、答え合わせはできません。ハッピーエンドはないかもしれない、辛い気持ちになる、でも「すごい面白いから読んでほしい!」と熱く語られています。
「ディストピアでもさめっちゃリアルだから」という言葉通り、人間の命とは何かを考えさせられる、深く没入できる一冊のようです。

ヘヴン (講談社文庫)

ヘヴン (講談社文庫)

おすすめコメント

いじめをテーマに、ヘブン(天国)を求める少年少女の姿が描かれた物語として紹介されています。
いじめを受けている主人公の男の子の机に、ある日「私たちは仲間です」と書かれた手紙が届くところから物語は始まります。手紙をきっかけに、同じ学校でいじめられている女の子と出会い、学校の中でつまはじきにされている2人が少しずつ距離を縮めていくお話だとか。

この作品は、読んでいて辛くなるほど感情移入してしまうそうです。

  • ピュアな子供たちの視点で描かれるからこそ、いじめが通用してしまう小さな世界の恐ろしさが際立ち、とても怖いと感じられるそうです。
  • 主人公がいじめを家族に隠している様子なども含め、描写がとてもリアルで、読んでいて「どうしようもできない」という気持ちにさせられると紹介されています。
  • いじめっ子の言い分も描かれており、物語を通して「善悪」とは何かを考えさせられるとのこと。
  • 言葉がすっごい柔らかく、中学生でも読めるほど分かりやすい文体で書かれているからこそ、描かれている内容がストレートに心に届いてしまうのだとか。

孤独だと思っていた中で仲間を見つけた時の気持ちや、どうしようもできない状況に、読んでいる自分も物語の中にズブズブとはまっていく感覚になる作品だそうです。

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