最近読んだ本を6冊紹介します【2024年8月】
📅 2024年8月3日
この動画で紹介されたおすすめ商品(6個)

地雷グリコ (角川書店単行本)
「学園デスゲームのデスなしバージョン」とも言える、学園ゲーム小説として紹介されています。
舞台は、文化祭の場所取りといった学校内の決め事を、伝統として頭脳戦で行うという変わった文化を持つ学校だそうです。
地雷グリコとは?
おなじみのグリコに心理戦・頭脳戦の要素が加わったゲームとのこと。
- •勝った時に進めるだけでなく、相手の歩数を下げられる「地雷」を仕掛けることができる。
- •限られた地雷をどこに仕掛けるかが、勝負の鍵を握る。
この本は短編集ですが、読み方のコツがあるそうです。
表題作でもある1作目の「地雷グリコ」は計算などもあって少し難しいため、ここでつまずいてしまう人もいるかもしれないとのこと。
しかし、最初と最後の話が難しく、間の話はかなり分かりやすい構成になっているため、最初の話が分からなくても気にせず読み進めて大丈夫だと紹介されています。
特に「自由律じゃんけん」というゲームは「めっちゃ楽しかった!」そうで、ルールもすぐに理解でき、じゃんけんに自分で考えた特殊な効果を一つだけ加えられるという、非常に面白い内容だとか。
紹介された時点で、1週間で文学系の賞を3つも受賞し、さらに直木賞の候補にもなっている、今まさに話題の一冊だそうです!

死んだ山田と教室
メフィスト賞受賞作として紹介されています。
タイトルから内容が想像しにくいかもしれませんが、まさに「山田が死んで、舞台は教室」という、タイトルそのままの物語だとか。
物語の舞台は、とある男子校。クラスの人気者だった山田君が事故で亡くなってしまいます。
しかし悲しむのも束の間、なんと教室のスピーカーから山田の声が聞こえるようになり、魂がスピーカーに乗り移ってしまったようです。
クラスメイトたちはその状況に驚くほどすぐに慣れ、先生とクラスメイトだけの秘密として、スピーカーの山田と会話を始めます。そのやり取りは「めちゃくちゃ男子校っぽくて、めっちゃバカ」なノリがずっと続くそうです。
しかし、ただ楽しいだけの話ではないとのこと。
- •友人たちは、スピーカーとして存在する山田に対して「このままでいいのか」「成仏してほしい」といった複雑な感情を抱き始めるようです。
- •物語全体を通してずっと切ない雰囲気があるそう。
これは、ハッピーなだけではなく、「戻ってきてしまったことによって描かれる生と死のお話」であり、男子校のバカみたいな会話がなければかなり重い内容だと説明されています。その明るい会話によって、物語の重さが中和されているのが特徴のようです。
なぜ山田が戻ってきたのか、その謎を考えていく話でもあるそうです。
![NHK 3か月でマスターする 数学 2024年 7月~9月 [雑誌] (NHKテキスト)](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F91ZaiC512xL._SY342_.jpg&w=3840&q=75)
NHK 3か月でマスターする 数学 2024年 7月~9月 [雑誌] (NHKテキスト)
NHKの番組「3か月でマスターする数学」の公式テキストとして紹介されています。
学び直しがメインの優しい内容で、中学ぐらいのレベルを扱っているそうです。テキストはポップでカラフル、可愛いイラストも多く使われており、とても分かりやすいイメージがあるとか。
このテキストと番組をセットで楽しむのがおすすめだそうですが、テキスト単体でも非常に魅力的なようです。
- •特に「数学的思考法で事件を解決するコラム」は、刑事さんの話のようでとても面白そうだと紹介されています。
- •テキストの出来がかなり良く、「別の形で展開していこう」という話が出るほどだと感じられているそうです。
また、関連する番組では、数学を学ぶ理由として「感情に振り回されなくなりますよ」という興味深いフレーズが語られたとのこと。この発言をきっかけに、番組内では「数学によって感情を失ったモンスター」というユニークなキャラクターが誕生し、「まだ感情持ってるんですか?」と問いかける、かなり攻めたやり取りが繰り広げられているみたいです。

マリリン・トールド・ミー
山内マリコさんの新作として紹介されている、すごいタイトルの一冊だそうです。
この物語は、コロナ禍で大学生活を始め、友達もお金もなく孤独を感じている女の子の元に、なんとあのマリリン・モンローから電話がかかってくるという、少し不思議なところから始まります。
主人公はマリリンと話すうちに彼女という人物に強く惹かれ、その生涯について調べていくことに。一般的に「セックスシンボル」として知られるマリリンですが、調べていく中で「もしもっと長く生きていたら、フェミニズムのアイコンになっていたのではないか」という、新たな視点が生まれてくるそうです。
時代も国も違う、会うことのない二人の女性が、お互いの孤独に寄り添い、支え合っている構図がすごく素敵だとか!
主人公が何者でもない女の子だからこそ、この作品を読んで「私もちょっと変われるかもしれない」と勇気をもらえる人がいっぱいいるのではないかと紹介されています。
ジャンルは「運命突破系青春小説」で、読後感はすごい爽やかだったとのことです。

日本演劇思想史講義
演劇は好きだけれど、その歴史はなんとなくしか知らない…という方が、「ちゃんと勉強してみよう」と思って手に取った一冊として紹介されています。
この本では、日本の演劇がどのように発展してきたかが、すべて網羅されていて「めっちゃ面白かった!」そうです。
- •日本に歌舞伎や狂言しかなかった時代から、会話をメインにした「進撃」が生まれ、近代演劇が確立されていく過程がわかる
- •さらにそこから、アングラ演劇などのジャンルが派生し、現代の演劇へとつながっていく歴史を学ぶことができる
- •例えば、「進撃」がインテリ向けと見なされたことに反発し、労働階級のための演劇が生まれるなど、思想の対立や分離といった背景まで知ることができるそうです。
演劇の歴史を深く知ることで、作品をより一層楽しめるようになるかもしれません。

改訂版 プレミアムカラー国語便覧
「めっちゃ面白かった!」と紹介されている国語便覧だそう。
特に、大河ドラマ『光る君へ』の副読本は色々ある中で、これが一番の副読本だと感じたとか!
全部フルカラーで、国語に関する様々な情報が写真や図と共に網羅されている点が魅力だそうです。
古文(平安時代)
- •『光る君へ』の時代背景が驚くほどよくわかるとのこと。
- •人々がしていた「初瀬詣で」のルートが、まるで旅行ガイドの『るるぶ』のように紹介されている。
- •平安京の地図や大内裏の構造、人々の服装、恋愛や結婚、身分制度まで詳細に解説されている。
- •藤原氏の家系図も掲載されており、ドラマのネタバレになるかもしれないほど詳しいそう。
現代文・漢文・表現
- •近代文学の文学史や、『羅生門』のような作品が図付きで解説されている。
- •漢文のページや、表現・論文の書き方についても載っているそうです。
学生時代は難しく感じたかもしれないけれど、「大人が読むのが一番楽しいかもしれない」と紹介されています。
書評を書くときなど、言葉遣いを改めて学びたい大人にもぴったりで、「とりあえずこれを読んだらめっちゃ楽しいと思う!」とのことです!
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