【全4冊】最近読んだ本を紹介します!【芥川賞】
📅 2024年3月10日
この動画で紹介されたおすすめ商品(8個)

歌われなかった海賊へ
1944年のナチス政権下ドイツを舞台に、体制に抵抗した少年少女のグループ「エーデルバイス海賊団」の戦いを描いた物語として紹介されています。
現代の少年が、ある老人から預かった小説を読む形で過去の真実を探っていくという、ミステリテイストを含んだ構成になっているそう。この構成は「永遠のゼロ」を思い出させるとのことです。
物語のテーマや特徴は以下の通りだと紹介されています。
- •第二次世界大戦の史実を元に、実在したグループが取り上げられており、知的好奇心が刺激されるそう。
- •主人公たちは「ただ皆と好きなように歌って遊びたい」という、大きな目的を持たない自由な集団として際立たせられています。
- •強制収容所の話と聞いて身構えていたが、前半は列車の終点を探る冒険パートで、スタンドバイミー的なドキドキ感があり、想像していたより重くはなかっただとか。
- •腕っぷしの強い主人公やライバル、お嬢様マドンナなど、キャラクターが立っており、仲間が増えていく様子には王道漫画のような熱さがあるそうです。
- •大量の参考文献に裏付けられた信頼性がありつつも、分量的にも歴史知識の必要性という点でも、前作より読みやすいかもしれないと紹介されています。
全ての謎が解け、過去が現在に繋がるという見せ方はとても良かったそうで、読後には「歌われなかった海賊へ」というタイトルの意味を噛みしめずにいられないはず、とのことでした。

歌われなかった海賊へ
1944年のナチス・ドイツ下で、体制に抵抗する少年少女のグループ「エーデルバイス海賊団」の物語だそう。父を処刑された少年が彼らと出会い、線路の先に隠された究極の悪に立ち向かう、というあらすじが紹介されています。
物語は現代のドイツから始まり、ある少年が老人から預かった小説として本編が語られていく構成で、現代の若者が戦時中の真実を探っていく面白さがあるとか。ミステリテイストも含まれており、『永遠のゼロ』を思い出したそうです。
- •史実に基づく物語: 第二次世界大戦中に実在したグループが取り上げられており、知的好奇心が刺激されると紹介されています。大量の参考文献があり、信頼に足るものがあるとのこと。
- •読みやすい青春冒険譚: 強制収容所の話と聞いて身構えていたものの、想像より重くはなく、特に前半は列車の終点を探る『スタンド・バイ・ミー』的なドキドキ感があったそう。王道漫画のような熱さも感じられるとか。
- •考えさせられるテーマ: 主人公は多様性の思想を持つ少年少女たちで、自由を求める姿が描かれています。戦争文学として、自分事として考えさせてくれる部分があるそうです。
- •心に残る読後感: キャラクターがあっけなく退場したり、オチを含めて読後は「何とも言えない気持ち」になったとか。一方で、全ての謎が解けて過去が現在に繋がるという見せ方はとても良かった!と評価されています。
『同志少女よ、敵を撃て』も未読ならそちらを先に読むことを勧めたいそうですが、本作の方が分量的にも、地理や歴史の知識の必要性という意味でも読みやすいかもしれないとのこと。
そして、この「歌われなかった海賊へ」というタイトルは、読んだ人は噛みしめずにはいられないはず、と紹介されていました。

歌われなかった海賊へ
本屋大賞受賞後第一作として、とても楽しみにされていた一冊だそうです。
1944年のナチス・ドイツを舞台に、体制に抵抗する少年少女のグループ「エーデルワイス海賊団」と出会った少年の物語。物語は現代のドイツから始まり、ある少年がおじいさんから預かった小説を読み進める形で展開されます。戦時中に起きた真実を若者が探っていく構成やミステリテイストを含む点からは、「永遠のゼロ」を思い出すようなテクニカルさも感じられるとか。
第二次世界大戦の史実を元に、実在したグループが取り上げられているところは、シンプルに知的好奇心が刺激されるそう。大量の参考文献に裏付けられており、信頼に足るものがあるとのことです。
本作の魅力は、自由を求める少年少女の青春冒険譚として描かれている点にあります。
強制収容所の話と聞いて身構えていたそうですが、その内部を細かく描写するものではなく、特に前半は列車の終点を探る「スタンド・バイ・ミー」的なドキドキ感があり、想像していたよりは重くなかったと紹介されています。
登場人物も魅力的で、
- •腕っぷしの強い主人公
- •そのライバル
- •お嬢様マドンナ
- •爆弾博士
- •おばかな末っ子
など、仲間が増えていく様子は王道漫画のような熱さがあるそう。しかし、それぞれが抱えるものはとても複雑で、ほんのりとBLやGLの雰囲気も漂っているとか。
ただ、愛着の湧いたキャラクターがあっけなく退場する場面もあり、オチも含めて後味は何とも言えない気持ちになったそうです。
全ての謎が解け、過去が現在に繋がっているという見せ方はとても良かったそうで、何と言ってもこの「歌われなかった海賊へ」というタイトルは、読んだ人は噛みしめずにいられないはず、と紹介されています。
分量的にも、地理や歴史における知識の必要性という意味でも、同著者の「同志少女よ、敵を撃て」よりもこちらの方が読みやすいとも言えるのではないか、とのことでした。

悪い夏 (角川文庫)
「戦慄のノワールサスペンス」と謳われていますが、リアリティのある社会派というイメージとは全然違ったそうで、一言で表すなら「はちゃめちゃドタバタ群像劇」だと紹介されています。
生活保護や貧困といった社会的な設定は、あくまで物語を動かすための舞台装置として機能しているだけで、難しいことは何もないとのこと。
- •内容がぶっ飛びすぎているため、エンタメとして割り切って読むのがいいそう。
- •登場人物はクズしか出てこないらしく、その行動原理が見えないことから「ひたすら浅くて不快」と感じられるかもしれないとか。
- •しかし、この不快な感情を呼び起こすことを狙っている作品だとしたら、まんまと術中にはまってしまう、とも語られています。
登場人物たちが絡み合い、あれよあれよと落ちていく想像できない顛末は、サスペンスとして楽しめるポイントだそうです。
聞いていて映像の脚本っぽい感触があり、オーディブルとの相性も良かったと紹介されています。これから映画化が決まっているそうで、映像化で化けそうな予感がする、とのことです!

悪い夏 (角川文庫)
「戦慄のノワールサスペンス」と謳われているものの、実際は「はちゃめちゃドタバタ群像劇」だと紹介されています。リアリティのある社会派というより、生活保護や貧困などの設定はあくまで「物語上の舞台装置」として機能している作品だとか。
- •内容がぶっ飛びすぎているため、フィクションとして割り切って読むのが良いそうです。
- •登場人物はクズしか出てこないらしく、その行動原理が見えないことから「ひたすら浅くて不快」という感情を呼び起こすことを狙っているのかもしれない、と分析されています。
- •間違ったイメージを固定化する危険性も指摘されているため、その点には注意が必要かもしれません。
登場人物たちが絡み合い、あれよあれよと落ちていく想像できない顛末はサスペンスだと言えるそうです。
映像の脚本っぽい感触があり、オーディブルとの相性も良かったとのこと。映像化で化けそうな予感がするとも紹介されています。

悪い夏: (KADOKAWA)
第37回 横溝ミステリ大賞優秀賞受賞作として紹介されています。
一言で表すなら「はちゃめちゃドタバタ群像劇」「戦慄のノワールサスペンス」と歌われている作品だそうです。
リアリティのある社会派な作品を想像していると「全然違いました」となるそうで、難しいことは何もないのだとか。生活保護や貧困といった設定は、あくまで物語上の舞台装置として機能しているだけと捉えていいと紹介されています。
- •内容がぶっ飛びすぎているため、フィクションとして割り切って読むのがおすすめだそうです。
- •登場人物はクズしか出てこないそうで、その行動原理が見えないことから「ひたすら浅くて不快」と感じるかもしれませんが、その感情を呼び起こすこと自体が作品の狙いなのかもしれないとのことです。
- •登場人物たちが絡み合い、あれよあれよと落ちていく想像できない顛末は、サスペンスだと言えるそうです。
聞いていて映像の脚本っぽい感触があり、オーディブルとの相性も良かったとか。映像化で化けそうな予感がするとも語られています。

東京都同情塔
「好きのない完成度の高い作品!」と紹介されている、第170回芥川賞受賞作だそうです。
建築と言葉を軸に、アンビルトをテーマとして、現代の多様性社会を切り込むSFチックな内容だとか。インテリなブラックユーモアが効いていて、「生成AI時代の予言の書」とも紹介されています。
著者の緻密さが裏付けるように、物語のキーワードは「逆転現象」。一般的な価値観の逆を行く場面がしばしば見受けられ、読んだ人がどう捉えるかが面白いところだそうです。
- •Xでの社会問題にまつわる論争を見る人には、結構おすすめだとか。
- •「難しそう」「挫折しそう」という印象がある一方で、「分からないながらも面白かったな良かったな」と思えた作品だったそう。
- •相性の問題もあるかもしれないものの、「流行りに乗ってみる」という動機で読み始めてみるのも良いのではないかと紹介されています。

東京都同情塔
「いやあ好きのない完成度の高い作品!」と紹介されています!
第170回芥川賞受賞作で、建築と言葉を軸にアンビルトをテーマにした、現代の多様性社会を切り込むSFチックな内容だそうです。生成AI時代の予言の書とも評されています。
インテリブラックユーモアが効いていて、キーワードは「逆転現象」だとか。一般的な価値観や多数派の逆を行く場面がしばしば見受けられるとのこと。関連書籍を100冊以上読むことを裏付けるような緻密さも感じられる作品のようです。
特に、X(旧Twitter)などで社会問題にまつわる論争を見る人には結構おすすめだそうです。
「難しそう」「難解だよね」という声もあるようですが、「分からないながらも面白かったな良かったな」とも思える作品だとか。流行りに乗ってみるという動機で読み始めてみるのも良いのでは、と提案されています。
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