三宅香帆さんの村上春樹おすすめ6冊まとめ|何から読む? まずは短編集、ほかに長編・対談集・エッセイ・ノンフィクションも1冊ずつ挙がった
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20点
文芸評論家の三宅香帆さんが、村上春樹さんを何から読めばいいかを、1冊目から6冊目まで挙げて紹介する動画を出しています。

村上さんの本、読んだことあるっけ。

めちゃめちゃ有名なのに、ないんです。今回は、三宅さんの話によく出てくる村上さんの、入門の回です。挙がった6冊と、ほかに話に出た本や関連する本も並べました。
この回のきっかけは、新刊『夏帆』
動画が公開された2026年7月3日は、村上さんの新刊『夏帆』の発売日でした。書店で『夏帆』を見て、村上さんを読んでみようかなと思った人に向けた回です。三宅さんは、村上さんの名前は聞いたことがあるけれど意外と読んだことがない人に届けばいい、と話していました。
『夏帆』|村上さんの新刊。6冊とは別の1冊
『夏帆』は、動画の冒頭で新刊として紹介されていました。
村上春樹
夏帆─The Tale of KAHO─

26歳の絵本作家・夏帆は、初対面の男に容姿をけなされ、怒るよりも、ただ驚きます。その日を境に、彼女のまわりで奇妙なことが起こりはじめます。新潮社は、村上さんが女性を主人公にした初めての長編と紹介しています。全4章です。
- 出版社
- 新潮社
- 刊行
- 2026年7月
- 仕様
- 単行本・352ページ
- 楽天評価
- 3.8/5(532件)
- 値段
- 定価 ¥2,860
- 竹下隆一郎さんも挙げていました

関連記事三宅香帆さんと竹下隆一郎さんのおすすめ本9冊まとめ|村上春樹『夏帆』の読み方から、ミドル・エイジ・ビギンズ、暗殺の幕末維新史まで
三宅さんが『夏帆』を読んで話した回です。
2026-09-19
まずは短編集から(1・2冊目)
三宅さんは、作家ごとに、どういう順番で入門すればいいかを考えるのが好きだそうで、村上さんならまず短編集なんじゃないか、と話していました。
『東京奇譚集』|最初の1冊に。キャリアを重ねたあとの短編集
1冊目は短編集の『東京奇譚集』です。三宅さんは、ほかにも好きな作品はたくさんあるけれど、最初の1冊には実はいちばんいいんじゃないか、と話していました。理由の一つは、不思議な話もあるけれど、その不思議さが完全なファンタジーではなく、人生にはこういうこともあるよなと思わせてくれること。
三宅さん
こんな人に
- こんな人に:時間がない人も(短編集なので)
三宅さんによると、『東京奇譚集』は、村上さんの作品を初期・中期・後期に分けたときの初期ではなく、ある程度キャリアを重ねたあとの作品だそうです。単行本は2005年に出ていて、この節で紹介しているのは2007年に出た文庫です。分け方と、ほかの作品の時期は、記事の後半の初期・中期・後期の章にまとめました。
三宅さんの推しポイント
- 初期の短編集より、意外と今っぽい話が多いのでは
- じんとくる、シンプルにいい話が多い
「一人で夜に読みたい小説
」
動画のコメント欄にも、この本を推す声がありました。
コメント欄より。高評価29件。 「東京奇譚集は入門どころか短編最高傑作だと思います」
村上春樹
東京奇譚集(新潮文庫)

サーファーだった息子を亡くした母のその後をたどる「ハナレイ・ベイ」、ピアノの調律師にかすかな光が差す「偶然の旅人」など5編。家族がいなくなる、名前を思い出せなくなるといった喪失を抱えた人たちが、偶然と不思議に出会います。
- 出版社
- 新潮社
- 刊行
- 2007年11月
- 仕様
- 文庫・256ページ
- 楽天評価
- 3.9/5(569件)
- 値段
- 定価 ¥693
『TVピープル』|三宅さんがいちばん好きな村上さんの短編集
2冊目は、三宅さんが村上さんの短編集でいちばん好きだという『TVピープル』です。最後に入っている短編「眠り」が、短いけれど本当に大好きで、収録作も全体に名作ぞろいなので、『東京奇譚集』の次にはこの本をすすめたい、と話していました。「眠り」は、ある日突然一睡もできなくなった主婦の話。三宅さんはこれまで何度もこの短編を取り上げてきたそうで、著書『人生を狂わす名著50』にも入れています。
村上さんのいちばんすごいところは実は文体で、読み始めると最後まで読んでしまう文体だ、というのが三宅さんの見方です。だから『東京奇譚集』と『TVピープル』は、小説を読み始めたばかりの人でも楽しめるのでは、とのことです。2025年8月には、村上さんの小説の文体がなぜ読みやすいのかを話した動画も、三宅さんのチャンネルで出しています。

最近は文体とか文章についてよく考えているので、村上さんの本は絶対読みます。勉強させてもらおうと思います。
村上春樹
TVピープル(文春文庫)

ある日曜日の夕方、「僕」の部屋にTVピープルがやってきます。正体のわからないものが迫ってくる表題作のほか、「加納クレタ」や「ゾンビ」などを収めた6編で、いちばん最後に入っているのが「眠り」です。
- 出版社
- 文藝春秋
- 刊行
- 1993年5月
- 仕様
- 文庫・224ページ
- 楽天評価
- 3.6/5(237件)
- 値段
- 定価 ¥748
長編に挑戦するなら(3冊目)
『ダンス・ダンス・ダンス』|景気のいい時代の日本の空気が詰まった長編
3冊目は、短編集を読んだあと、長編にも挑戦してみようかなと思った人に三宅さんが挙げた『ダンス・ダンス・ダンス』です。村上さんの長編には『ノルウェイの森』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』など有名な作品がたくさんあるけれど、その中でもこの作品が大好きだと話していました。
三宅さん
こんな人に
- こんな人に:村上さんらしさが濃いめのものを読みたい人
三宅さんの推しポイント
- バブルのような空気に染まりきれない主人公の姿が読める
- 上下巻だけれど、長編の1冊目にいいのでは
「読んでいるとなんだか明るい気持ちになります
」
講談社の紹介によると、『ダンス・ダンス・ダンス』は、『羊をめぐる冒険』から4年後の「僕」の話です(『羊をめぐる冒険』は、それより前に出た村上さんの長編です)。どちらから読むかについては、コメント欄にこんな声がありました。
コメント欄より。高評価15件。 「ダンスダンスダンスは羊をめぐる冒険の続編だからなあ、順番に読んだ方が話に入りやすい気がする」
コメント欄より。高評価7件。 「ダンス・ダンス・ダンスいいですよね いろんなかたちの愛が詰まってる気がします 入門でダンス・ダンス・ダンス読んだら、風の歌→1973→羊をめぐる→再び、ダンスダンスに戻るとまた2度おもしろいのでは」
2件目の「風の歌→1973→羊をめぐる」は、デビュー作の『風の歌を聴け』から、『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』へと、単行本が出た順に並べたものです。講談社は、この3作を3部作として紹介しています。
村上春樹
ダンス・ダンス・ダンス(上)(講談社文庫)

舞台は1980年代。雪の札幌から話が動きだし、「僕」はまるで奇妙なダンスのステップを踏むように、運命の迷路を抜けていきます。下巻では、東京の渋谷からハワイのホノルルまで話が広がります。
- 出版社
- 講談社
- 刊行
- 2004年10月
- 仕様
- 文庫・424ページ(上下巻の上)
- 楽天評価
- 4.2/5(430件)
- 値段
- 定価 ¥880
長編のハードルが高いなら、対談集(4冊目)
『小澤征爾さんと、音楽について話をする』|音楽好きに。クラシックの曲がたくさん出てくる対談集
4冊目は、長編はハードルが高いかもと思った人への別の入口になる対談集です。村上さんの対談集はどれも面白いそうで、選ばれたのは世界的指揮者の小澤征爾さんとの1冊。文庫で480ページあり、三宅さんも「かなり分厚い本」と話していました。
三宅さん
こんな人に
- こんな人に:音楽好きの人
本にはいろいろなクラシックの曲が出てきます。三宅さんによると、その曲のプレイリストをSpotifyやYouTubeで作っている人もいるので、クラシック入門のつもりで聴きながら読むのも楽しいそうです。
三宅さんの推しポイント
- 小澤さんの、音楽についての深い言葉が読める
- 指揮者ならではの目線も楽しめる
小澤征爾・村上春樹
小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

2人で同じレコードに耳を傾けながら、ベートーヴェンのピアノ協奏曲からマーラーまで、曲と演奏について語り合います。小澤さんがカラヤンやバーンスタインと過ごした日々の話も出てきます。1年にわたって続いた対話で、小林秀雄賞の受賞作です。
- 出版社
- 新潮社
- 刊行
- 2014年6月
- 仕様
- 文庫・480ページ
- 楽天評価
- 4.2/5(66件)
- 値段
- 定価 ¥880
三宅さんは小澤さんのエッセイも好きで読んでいたそうで、『ボクの音楽武者修行』は名作だと話していました。
小澤征爾
ボクの音楽武者修行(新潮文庫)

24歳の小澤征爾さんが、船でヨーロッパへ向かい、スクーターで各地を回ります。フランスの指揮者コンクールで1位になり、やがてニューヨークのオーケストラで副指揮者を務めるまでを、本人がユーモアを交えて振り返った自伝的エッセイです。
- 出版社
- 新潮社
- 刊行
- 1980年7月
- 仕様
- 文庫・260ページ
- 楽天評価
- 4.2/5(207件)
- 値段
- 定価 ¥693
村上さんの対談集では、臨床心理学者の河合隼雄さんとの1冊も良いそうです。書名は出ていませんが、2人の対談をまとめた本に『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』があります。
河合隼雄・村上春樹
村上春樹、河合隼雄に会いにいく(新潮文庫)

アメリカでの暮らし、オウム事件や阪神・淡路大震災の衝撃、1960年代の学生紛争。村上さんが語ることを、河合さんが受けとめます。箱庭療法の話から、人が自分だけの「物語」を生きる大切さ、結婚生活のコツまで話が広がります。
- 出版社
- 新潮社
- 刊行
- 1998年12月
- 仕様
- 文庫・240ページ
- 楽天評価
- 4.0/5(220件)
- 値段
- 定価 ¥737
動画では版の指定はありません(作品として紹介されていたので、いま新品で買える版にリンクしています)
エッセイなら(5冊目)
『遠い太鼓』|三宅さんがいちばん好きな村上さんのエッセイ。ヨーロッパで暮らした3年間の記録
5冊目は、村上さんのエッセイで三宅さんがいちばん好きだという『遠い太鼓』です。小澤さんとの対談集と同じく分厚い本で、文庫で570ページあります。村上さんがヨーロッパで暮らしていた1986年秋から1989年秋までの3年間、ちょうど『ノルウェイの森』や『ダンス・ダンス・ダンス』を書いていたころのことをつづっています。
三宅さん
こんな人に
- こんな人に:紀行文などが好きな人
三宅さんが挙げた中身は、日々のことやギリシャの話、冬の寒さ、島に行った話、アテネ空港の話、食べ物の話など。
「読むとグッと回復する不思議な本
」
村上春樹
遠い太鼓(講談社文庫)

遠くから聞こえる太鼓の音に誘われるように、40歳を前にした村上さんは日本を離れ、ギリシャやイタリアを旅しながら暮らします。章はローマ、アテネ、スペッツェス島、ミコノスと進み、オーストリア紀行もあります。文庫には「文庫本のためのあとがき」が付きます。
- 出版社
- 講談社
- 刊行
- 1993年4月
- 仕様
- 文庫・570ページ
- 楽天評価
- 4.3/5(235件)
- 値段
- 定価 ¥1,210
少し変わり種のノンフィクション(6冊目)
『約束された場所で』|オウム真理教の信者・元信者に、村上さんが話を聞いた本
動画の題は「5冊」ですが、最後に「少し変わり種」としてもう1冊挙がったのが『約束された場所で』です。地下鉄サリン事件に関わる本で、村上さんがオウム真理教の信者・元信者に直接インタビューしたノンフィクションです。前作『アンダーグラウンド』が被害者の側の視点だったのに対して、こちらは教団にいた側の人たちに焦点を当てています。河合隼雄さんとの対談も入っています。
三宅さんにとっては、著書『人生を狂わす名著50』でも紹介したくらい衝撃を受けた本だそうです。地下鉄サリン事件や、「日本人とは何か?」「日本論」といったテーマを考えるうえでの名著で、意外と知られていなさそうなので紹介した、と話していました。

村上さんは小説のイメージでしたが、ノンフィクションも書いているんですね。
村上春樹
約束された場所で underground 2(文春文庫)

癒しを求めた人たちが集まった教団は、なぜ、無関係の人を無差別に狙う事件を起こしたのか。この世でうまく生きられなかった彼らは、どこに理想の場所を探したのか。その問いに、本人たちの言葉から迫っていきます。
- 出版社
- 文藝春秋
- 刊行
- 2001年7月
- 仕様
- 文庫・336ページ
- 楽天評価
- 4.0/5(143件)
- 値段
- 定価 ¥836
その前作が『アンダーグラウンド』です。
村上春樹
アンダーグラウンド(講談社文庫)

1995年3月20日に起きた地下鉄サリン事件について、村上さんが関係者62人に話を聞いて書き下ろしたノンフィクションです。インタビューは千代田線、丸ノ内線、日比谷線と、事件のあった路線ごとにまとめられています。単行本は1997年刊です。
- 出版社
- 講談社
- 刊行
- 1999年2月
- 仕様
- 文庫・780ページ
- 楽天評価
- 4.2/5(280件)
- 値段
- 定価 ¥1,430
動画では版の指定はありません(作品として紹介されていたので、いま新品で買える版にリンクしています)
三宅さんは、著書『人生を狂わす名著50』に書いた『約束された場所で』の書評も、合わせて読んでほしいと話していました。
三宅香帆(絵:今日マチ子)
人生を狂わす名著50

外国文学、日本文学、漫画、人文書から50冊を選び、それぞれに次に読む本を3冊ずつ添えた、あわせて200冊のブックガイドです。49冊目が『約束された場所で』、50冊目が『TVピープル』に入っている「眠り」です。
- 出版社
- ライツ社
- 刊行
- 2017年9月
- 仕様
- 単行本・392ページ
- 楽天評価
- 4.0/5(112件)
- 値段
- 定価 ¥1,980
村上さんの作品の初期・中期・後期
1冊目の『東京奇譚集』を挙げたところで、三宅さんが紹介していたのが、村上さんの作品の時期の分け方です。人によっていろいろあるけれど、読者のあいだでは初期・中期・後期に分けることが多いそうです。6冊のうち、この分け方で位置づけが話に出たのは1冊目の『東京奇譚集』(単行本は2005年)で、初期ではない作品という位置づけでした。
この章では、その分け方に沿って、6冊と『夏帆』のほかに話に出てきた村上さんの小説9冊を並べます。本文に書いた年はどれも単行本が出た年です。各本の紹介にある「刊行」は購入リンク先の版が出た年なので、文庫を紹介している本は、文庫になった年が入っています。
初期|デビュー作から『ノルウェイの森』あたりまで
初期の始まりは、1979年のデビュー作『風の歌を聴け』です。書名は出ていませんが、三宅さんが「デビュー作から」と話したところで、この本の表紙が映っていました。
村上春樹
風の歌を聴け(講談社文庫)

「僕」が海辺の故郷で過ごす、1970年の夏の話です。ビールを飲む相手は友人の「鼠」。ある女の子を介抱して、その子とも親しくなります。退屈なまま過ぎていく、ものうい夏。村上さんのデビュー作で、群像新人賞の受賞作です。
- 出版社
- 講談社
- 刊行
- 2004年9月
- 仕様
- 文庫・168ページ
- 楽天評価
- 3.7/5(1,240件)
- 値段
- 定価 ¥748
3冊目の『ダンス・ダンス・ダンス』(1988年)の話の終わりのほうで、三宅さんが「この辺は好きな作品多いんですよね」と言って挙げた短編集が、1983年の『カンガルー日和』と1986年の『パン屋再襲撃』です。どちらも『ノルウェイの森』より前に出ているので、ここに置きました。
村上春樹
カンガルー日和(講談社文庫)

「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」や「図書館奇譚」を含む、18の短い話を集めた本です。単行本は1983年に平凡社から出ました。表紙の絵は佐々木マキさん。
- 出版社
- 講談社
- 刊行
- 1986年10月
- 仕様
- 文庫・252ページ
- 楽天評価
- 3.8/5(366件)
- 値段
- 定価 ¥748
村上春樹
パン屋再襲撃(文春文庫)

ひどくおなかの空いた夜、妻が「もう一度パン屋を襲うのよ」と言い切ります。若いころパン屋を襲ったときから「僕」にかかっている呪いを解くために、2人は中古のカローラで夜中の東京へ。表題作と「象の消滅」などの6編です。
- 出版社
- 文藝春秋
- 刊行
- 2011年3月
- 仕様
- 文庫・240ページ
- 楽天評価
- 3.7/5(198件)
- 値段
- 定価 ¥748
初期と中期の境目にあたるのが、1987年の『ノルウェイの森』です。紹介するのは、動画に映っていた単行本の上巻です。
村上春樹
ノルウェイの森(上)

「僕」が、20歳を目前にした1969年の秋を思い出す物語です。思い出すきっかけは、ドイツの空港に着いた機内で流れたビートルズの「ノルウェイの森」。失ったものと、そこから立ち直っていくことを描いた長編です。
- 出版社
- 講談社
- 刊行
- 1987年9月
- 仕様
- 単行本・268ページ(上下巻の上)
- 楽天評価
- 3.9/5(219件)
- 値段
- 定価 ¥1,760
中期|『ノルウェイの森』から『スプートニクの恋人』あたりまで
中期の作品として名前が出たのは、1994年に第1部が出た『ねじまき鳥クロニクル』と、1999年の『スプートニクの恋人』の2冊です。
村上春樹
ねじまき鳥クロニクル 第1部(新潮文庫)

いなくなった猫、水の涸れた井戸、行き止まりの路地。世田谷の住宅地に始まり、満州とモンゴルの国境にまで及ぶ、謎を探っていく長い物語です。全3部のうちの第1部「泥棒かささぎ編」で、作品は読売文学賞を受けています。
- 出版社
- 新潮社
- 刊行
- 1997年9月
- 仕様
- 文庫・384ページ
- 楽天評価
- 3.9/5(701件)
- 値段
- 定価 ¥880
村上春樹
スプートニクの恋人(講談社文庫)

22歳の春、すみれは人生で初めての恋をします。相手は17歳年上の、結婚している女性でした。平原を突き進む竜巻にたとえられる、その激しい恋を描いた長編で、講談社は「この世のものとは思えない」恋の物語と紹介しています。
- 出版社
- 講談社
- 刊行
- 2001年4月
- 仕様
- 文庫・328ページ
- 楽天評価
- 3.8/5(997件)
- 値段
- 定価 ¥792
後期|『海辺のカフカ』『1Q84』から
後期の作品として挙がったのは、2002年の『海辺のカフカ』と、2009年の『1Q84』です。
村上春樹
海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

15歳の誕生日に家を出た「僕」は、遠い街の図書館に身を寄せるようになります。父の書斎から持ち出したのは、現金のほかに古いライターやナイフ、幼いころの姉と写った写真。いっぽうで、猫探しの名人ナカタさんも西へ向かいます。
- 出版社
- 新潮社
- 刊行
- 2005年3月
- 仕様
- 文庫・496ページ(上下巻の上)
- 楽天評価
- 4.0/5(1,377件)
- 値段
- 定価 ¥1,045
『1Q84』も、動画に映っていた単行本のBOOK1を紹介します。文庫では、このBOOK1が前編・後編の2冊に分かれています。
村上春樹
1Q84 BOOK1〈4月-6月〉

自分のいる世界が、知っている1984年ではなくなっている。主人公の青豆は、そこを「1Q84年」と呼ぶことにします。Qは疑問符のQ。ヤナーチェックの『シンフォニエッタ』に導かれるように、青豆と天吾、2人の話が動きだします。毎日出版文化賞の受賞作です。
- 出版社
- 新潮社
- 刊行
- 2009年5月
- 仕様
- 単行本・560ページ
- 楽天評価
- 4.1/5(2,082件)
- 値段
- 定価 ¥2,420
『1Q84』よりあとの作品では、3冊目の『ダンス・ダンス・ダンス』の話で、有名な長編の一つとして2017年の『騎士団長殺し』の名前が出ていました。こちらも動画に映っていた単行本の第1部を紹介します。文庫では上・下の2冊に分かれています。
村上春樹
騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編

妻と別れた36歳の画家は、小田原の海が見える森の中の家で、ひとりで暮らしはじめます。谷の向こうに住む白髪の紳士が現れてから、まわりで奇妙なことが続きます。全2部のうちの第1部で、第2部は「遷ろうメタファー編」です。
- 出版社
- 新潮社
- 刊行
- 2017年2月
- 仕様
- 単行本・512ページ
- 楽天評価
- 3.9/5(439件)
- 値段
- 定価 ¥1,980
今回の記録:三宅香帆さんの動画(12分44秒)を視聴。おすすめの6冊と、ほかに話に出た本や関連する本14冊を1冊ずつ調べた。 結論:動画1本の視聴で、村上さんを読み始める本の候補が、短編集から長編・対談集・エッセイ・ノンフィクションまで分かった。どんな本か・いまの値段・買える場所は、そのあとの調べもので分かった。
どれか1冊でも入口になればうれしい、と三宅さんは締めていました。私は、今回の入門で挙がった本の中から選んで読んでみようと思います。
コメントと楽天評価の出どころ(2件)
引用したコメントは 【おすすめ村上春樹作品】はじめて村上春樹さんの小説を読みたい方におすすめの5冊はこれだ!【『夏帆』を読む前に…】(YouTube・三宅書店)のコメント欄からです。高評価の数は2026年10月7日に取得した時点のもので、いまは増減している可能性があります。
「楽天評価」は、楽天ブックスでのレビューの平均点と件数です(2026年10月7日時点)。

関連記事三宅香帆さんのおすすめ小説入門5冊まとめ|「まず読んでほしい」小説4冊とエッセイ1冊、本屋大賞という探し方
同じ三宅さんの、小説そのものの入門の回です。
2026-09-02
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