三宅香帆・読了 約13分

三宅香帆さんのおすすめ「薄い本」10冊まとめ|自宅の「薄い本第1位」は124ページのエッセイ集

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この記事に出てくるもの

19点

文芸評論家の三宅香帆さんが、持ち歩きやすい薄い本のおすすめを、という視聴者の質問に答えて、家の本棚からページ数の少ない本を探した回です。

こばん
こばん

薄い本って、何ページくらいの本?

しゅり
しゅり

三宅さんが挙げた10冊は、どれも200ページ足らずでした。その10冊には見出しを立てて、話に出たほかの本も、ページ数つきで並べました。何でもいいから薄い小説を、という人には、長編の『ひらいて』や、短編集の『海』と『浮遊霊ブラジル』をすすめていました。

最初の4冊は、どれも190ページ足らずの新潮文庫

三宅さんは家に残している本が、ほぼベストセレクションだそうで、その本棚から、同人誌などは入れずに商業出版の本に限って探しています。見ていったのは文庫が中心で、薄い本として最初に挙がった4冊は、どれも190ページに届かない新潮文庫でした。この4冊は、まとめて「新潮文庫 薄い名作シリーズ」と名づけていました。

動画で手にした本について、この記事の本文に書いたページ数は、三宅さんが言った数です。各本の紹介にある「仕様」のページ数は出版社の表示(無い本は国立国会図書館の数)で、数ページ多い本があります。

『ひらいて』|綿矢さんの文章力で書いた、高校生の情緒不安定さ

綿矢りささんの『ひらいて』は、高校生の青春を書いた長編小説です。三宅さんによると、綿矢さんの作品にありがちな、情緒が爆発するような高校生たちが出てきて、その情緒不安定さを綿矢さんの文章力で書いた、とてもいい小説だそうです。ページ数は189でした。

綿矢りさ

ひらいて(新潮文庫)

ひらいて(新潮文庫)

主人公は「愛」という名前の女子高生。思いを寄せる男子が、別の女の子と手紙を送り合っていると知ったところから話が動く長編です。2012年に単行本で出て、2015年に新潮文庫に入りました。映像化もされています。

出版社
新潮社
刊行
2015年1月
仕様
文庫・192ページ
楽天評価
3.9/5(229件)
値段
定価 ¥572

普通の文庫の厚さとして『ひらいて』の横に並べたのが、大塚英志さんの『アトムの命題』(297ページ)です。三宅さんによると、戦後の漫画とは何かを書いた漫画論の名作だそうです。

三宅さん

こんな人に

  • こんな人に:漫画に興味がある人

大塚英志

アトムの命題 手塚治虫と戦後まんがの主題(角川文庫)

アトムの命題 手塚治虫と戦後まんがの主題(角川文庫)

手塚治虫さんに始まる戦後まんがの起こりを、戦時下までさかのぼって考える評論です。2003年の単行本は、序章の題が「2003年4月7日・アトム誕生の日」で、ほかの章の題にも「1930年代」「1945年6月」のような時期が入っています。文庫は、この単行本に増補したものです。

出版社
KADOKAWA
刊行
2009年9月
仕様
文庫・304ページ
値段
定価 ¥814

『海』|小川洋子さんを1冊読むならこれ、という短編集

小川洋子さんの『海』は、三宅さんが大好きな短編集で、小川さんの作品を1冊読むならこれをすすめたいそうです。ページ数は184で、『ひらいて』とほぼ同じ薄さでした。

小川洋子

海(新潮文庫)

海(新潮文庫)

表題作と、「風薫るウィーンの旅六日間」「バタフライ和文タイプ事務所」「銀色のかぎ針」「缶入りドロップ」「ひよこトラック」「ガイド」の7編が入った短編集です。2006年の単行本が、2009年に文庫になりました。文庫には小川さんへのインタビューと、千野帽子さんの解説も入っています。

出版社
新潮社
刊行
2009年3月
仕様
文庫・192ページ
楽天評価
4.0/5(232件)
値段
定価 ¥572

『イケズの構造』|「イケズ」がどういう構造かを書いた京都論

入江敦彦さんの『イケズの構造』を、三宅さんは京都論の中でベストだと話していました。題だけ見ると京都あるあるを言っているだけの本に見えるけれど、違うそうです。

三宅さん
「

抽象化して「イケズ」を説明してくれる

」

本の最初の章「イケズってなに?」には、「イケズは陰険・意地悪・皮肉・イヤミ…なのか」という副題が付いています。 文庫の解説は斎藤美奈子さんで、三宅さんにとって大好きな文芸評論家だそうです。

三宅さん

こんな人に

  • こんな人に:京都や、京都論・土地の話に興味がある人

入江敦彦

イケズの構造(新潮文庫)

イケズの構造(新潮文庫)

「イケズってなに?」「イケズの名前」などの章で、京都人のイケズをほどいていくエッセイです。書いたのは京都生まれの入江敦彦さんで、イラストはひさうちみちおさん。2005年に単行本で出て、2007年に文庫になりました。

出版社
新潮社
刊行
2007年8月
仕様
文庫・186ページ
値段
Kindle ¥515

動画の本との違い:紙と電子動画の本は新潮文庫の紙の本(2007年)。紙の文庫は、Amazonでも定価で買える新品が見つかりませんでした(2026年10月9日)。斎藤美奈子さんの解説が電子書籍にも入っているかは、確かめられていません。

AmazonでKindle版を見る

『人間の建設』|批評家と数学者、2人の大家の対談本

新潮文庫の4冊目は、対談なので割と薄いという、小林秀雄さんと岡潔さんの『人間の建設』です。三宅さんによると、知的な会話で何を言っているか分からないときもあるけれど、すごい名作で、対談本のベスト10を選んだら絶対に入るかもしれないそうです。

小林秀雄・岡潔

人間の建設(新潮文庫)

人間の建設(新潮文庫)

批評家の小林秀雄さんと数学者の岡潔さんの対話を、「学問をたのしむ心」から「素読教育の必要」まで18の題に分けて収めています。雑誌『新潮』に載り、1965年に単行本『対話 人間の建設』として出ました。文庫には注解と、茂木健一郎さんの文章が付いています。

出版社
新潮社
刊行
2010年2月
仕様
文庫・192ページ
楽天評価
4.0/5(215件)
値段
定価 ¥572

三宅さんのデビュー作『人生を狂わす名著50』では、この『人間の建設』も紹介しています。

三宅さん

こんな人に

  • こんな人に:三宅さんのベストの本を知りたい人

三宅香帆

人生を狂わす名著50

人生を狂わす名著50

50冊を選び、1冊ごとに「その次」に読む3冊も添えた本で、全部で200冊に触れられます。三宅さんが京都大学の大学院生で、書店員としても働いていたころに天狼院書店のサイトに書いた記事から生まれました。イラストは今日マチ子さん。

出版社
ライツ社
刊行
2017年9月
仕様
単行本・392ページ
楽天評価
4.0/5(114件)
値段
定価 ¥1,980

薄い本を探すなら、文庫の海外文学も一つの手かも

短い小説を読みたい人や、重い本を持ち歩きたくない人に、三宅さんが一つの手として挙げていたのが、文庫の海外文学から探すことです。古典と呼ばれるような小説には、ヘミングウェイの作品のように割と薄い本がときどきあるそうです。たとえばカミュや、カフカの短編集にも薄いものがあり、アメリカ文学にも薄い小説は意外とあるとのことでした。

『ガラスの動物園』|三宅さんが舞台でも見た、好きな戯曲

テネシー・ウィリアムズの『ガラスの動物園』は、演劇の台本にあたる戯曲で、母と姉と弟の3人家族の話です。三宅さんによると、3人の会話劇で、現代の病んだ心を描いた作品で、舞台で見たときもとても良かったそうです。

作中には、ユニコーンの話が出てきます。ユニコーンは、とても内気な姉が集めているガラス細工の動物のひとつです。三宅さんによると、この「『ガラスの動物園』のユニコーン」はいろいろな作品に引用されたりしていて、ある意味、自分の世界に閉じこもる女性を指す言葉のように出てくることも多いそうです。

テネシー・ウィリアムズ(小田島雄志 訳)

ガラスの動物園(新潮文庫)

ガラスの動物園(新潮文庫)

テネシー・ウィリアムズが劇作家として認められるきっかけになった、作者の自伝的な作品とされる戯曲です。家を出た弟が、母と姉との暮らしを振り返る形で進みます。舞台は、不況のころのセントルイスです。

出版社
新潮社
刊行
1988年4月
仕様
文庫・192ページ
楽天評価
4.1/5(66件)
値段
定価 ¥649

『老人と海』|重厚な話を想像するかもしれないけれど、意外と短い小説

ヘミングウェイの『老人と海』は、三宅さんが持っている新潮文庫だと170ページで、小川洋子さんの短編集『海』(184ページ)よりも短くなります。

『老人と海』は、カジキマグロを老人が釣る話、という筋を知っている人でも、読んでみると描写が濃いそうです。三宅さんがすすめていたのは、福田恆存(つねあり)さんの分かりやすい解説が付いた新潮文庫版で、訳も福田さんです。

ただ、新潮文庫の『老人と海』は2020年から高見浩さんの訳になっていて、福田さんの訳と解説は、2025年5月に中公文庫から出し直されています。

訳と解説ページ数新品
動画の本福田恆存170見つから
ない
いまの
新潮文庫
高見浩192買える
中公文庫福田恆存256買える

動画の本のページ数は三宅さんが言った数で、ほかの2冊は出版社の表示です。新品の欄は、2026年10月10日に楽天ブックスとAmazonで見た結果です。

ヘミングウェイ(福田恆存 訳)

老人と海(中公文庫)

老人と海(中公文庫)

年老いた漁師が一人で小舟を出し、海の上で巨大なカジキと渡り合う小説です。福田恆存さんの解説「『老人と海』の背景」と、鮎川信夫さん・柄谷行人さん・開高健さん・北方謙三さんらの文章を巻末に収めています。

出版社
中央公論新社
刊行
2025年5月
仕様
文庫・256ページ
値段
定価 ¥880

動画の本との違い:出し直し・解説などの追加動画の本は新潮文庫(2003年の改版・170ページ)。訳と解説は、どちらも福田恆存さんです。巻末のヘミングウェイ評は、中公文庫で加わりました。本文を変えたという記載はありません。

忙しいときにも、と挙がった短編集と詩集

『浮遊霊ブラジル』|「給水塔と亀」が入った、津村記久子さんの短編集

津村記久子さんの短編集『浮遊霊ブラジル』も、200ページを切っています。三宅さんはもともと津村さんが好きで、その短編には絶品の名作が多いと話していました。

収録作のなかから挙がったのは「給水塔と亀」で、定年退職した男性が、海のある故郷に戻ってからの話です。

三宅さんすっごい短い話なのに
「

生活が詰まってるとしか言いようがない

」

三宅さんは、「給水塔と亀」のような話が読みたくて津村さんを読んでいるそうです。この短編集にはそういう話がたくさん入っていて、薄い短編集なので忙しいときにも読みやすいかもしれない、と話していました。

津村記久子

浮遊霊ブラジル(文春文庫)

浮遊霊ブラジル(文春文庫)

2013年に川端康成文学賞を受けた「給水塔と亀」のほか、「うどん屋のジェンダー、またはコルネさん」や、亡くなった主人公が人に憑いて旅をする表題作など、7編が入っています。短編集として紫式部文学賞を受けました。

出版社
文藝春秋
刊行
2020年1月
仕様
文庫・192ページ
楽天評価
4.0/5(60件)
値段
定価 ¥759

『ベージュ』|三宅さんの家の文庫でいちばん薄かった、124ページの詩集

三宅さんが、家の文庫でいちばん薄かったと紹介したのが、谷川俊太郎さんの詩集『ベージュ』です。ここまでの薄い本が170〜190ページほどだったのに比べて、124ページとかなり短くなっています。

三宅さんによると、谷川さんの詩集のなかでは割と最近の1冊(単行本は2020年、文庫は2024年)で、声優の斉藤壮馬さんが書いた解説も見どころだそうです。

三宅さん

こんな人に

  • こんな人に:最近の谷川さんの作品を読みたい人

三宅さんは、460円(税別。税込506円)ととても安いので、忙しいときは詩集に触れてみるのもいいかもしれない、と話していました。

谷川俊太郎

ベージュ(新潮文庫)

ベージュ(新潮文庫)

「あさ」に始まり「どこ?」で終わる31編の詩に、あとがきが付いた詩集です。単行本は2020年、谷川さんが88歳のときに出ました。文庫版は単行本と同じ31編で、声優の斉藤壮馬さんによる解説が加わっています。

出版社
新潮社
刊行
2024年11月
仕様
文庫・128ページ
楽天評価
3.7/5(21件)
値段
定価 ¥506

三宅さんの家の「薄い本第1位」はエッセイ集

『ポケット・フェティッシュ』|三宅さんがとても好きな、松浦理英子さんのエッセイ集

文庫に限らず、家にある商業出版の本から三宅さんが「薄い本第1位」として紹介したのが、松浦理英子さんのエッセイ集『ポケット・フェティッシュ』です。三宅さんにとって、松浦さんは好きな小説家だそうです。

ページ数は『ベージュ』と同じ124です。ただ『ベージュ』は124ページのあとに初出一覧が1ページあるので、その1ページ差で『ポケット・フェティッシュ』のほうが薄かったそうです。

三宅さん

こんな人に

  • こんな人に:松浦さんのファンで、まだ読んでいない人

やや読みづらいと思うのは

  • やや読みづらいと思うのは:松浦さんの文脈を知らない人

松浦理英子

ポケット・フェティッシュ(白水Uブックス)

ポケット・フェティッシュ(白水Uブックス)

単行本の目次では、「鼠たちの罠」「パンダの尻尾」「共同浴場都市パリ」「女囚映画の愉しみ」など17編。絵や写真、映画といった作品を入り口に、性と欲望について書いた文章が並びます。1994年に単行本で出た、松浦さんの初めてのエッセイ集で、2000年に白水Uブックスに入りました。

出版社
白水社
刊行
2000年7月
仕様
新書・124ページ

次の2作は薄い本ではありませんが、松浦さんの小説では、『最愛の子ども』がとてもいいそうです。

松浦理英子

最愛の子ども(文春文庫)

最愛の子ども(文春文庫)

女子高校生3人と、3人を見守る同級生たちの日々を書いた長編です。2017年に単行本で出て、2020年に文春文庫に入りました。泉鏡花文学賞を受けた作品で、文庫の解説は村田沙耶香さんです。

出版社
文藝春秋
刊行
2020年5月
仕様
文庫・240ページ
楽天評価
4.1/5(15件)
値段
定価 ¥803

松浦さんには有名な小説がいろいろあるそうで、『親指Pの修業時代』もそのひとつです。

松浦理英子

親指Pの修業時代 上(河出文庫)

親指Pの修業時代 上(河出文庫)

女子大生の一実の足の親指が、ある日、男性器に変わってしまうところから始まる長編の、上下2冊の上巻です。女流文学賞を受けました。1993年に単行本、1995年に河出文庫で出て、2006年に新装版になりました。

出版社
河出書房新社
刊行
2006年4月
仕様
文庫・368ページ(上巻)
楽天評価
3.8/5(29件)
値段
定価 ¥946

約100分で読める、中編小説のレーベル

動画配信サービスのU-NEXTには、約100分で読み終えられる中編小説だけを出す本のレーベル「100 min. NOVELLA」があります。

『冷ややかな悪魔』|体脂肪率が高いと海外出張に行けない、という中編小説

石田夏穂さんの『冷ややかな悪魔』は、「100 min. NOVELLA」の1冊です。体脂肪率が高いからと海外出張を止められる話で、三宅さんは、「なんでやねん」と言いたくなるような設定から始まる、とても面白い小説だと話していました。書いた石田さんは、筋トレや脂肪を題材にすることが多く、身体の感じを面白く書く作家だそうです。

石田夏穂

冷ややかな悪魔(100 min. NOVELLA)

冷ややかな悪魔(100 min. NOVELLA)

帯の言葉は「37歳出張ジャンキー女が人生初のジム通いをはじめ――」。商社で海外出張ばかりの有田ユカリが、体脂肪率の高さを理由に出張を止められ、日本に足止めされます。また海外へ出るために、ユカリはジムで体を絞りにかかります。

出版社
U-NEXT
刊行
2025年4月
仕様
単行本・128ページ
楽天評価
3.8/5(111件)
値段
定価 ¥990

三宅さんによると、このレーベルは面白い本をたくさん出していて、高瀬隼子さんの『め生える』もそのひとつだそうです。

高瀬隼子

め生える(100 min. NOVELLA)

め生える(100 min. NOVELLA)

見た目の悩みを書いた中編です。舞台は、原因の分からない感染症のあと、中高生までの子どもを除いて誰もがはげるようになった世界。髪の薄さに悩んできた真智加や、高校生の琢磨たちが出てきます。著者は芥川賞作家の高瀬隼子さん。

出版社
U-NEXT
刊行
2024年1月
仕様
単行本・168ページ
楽天評価
3.3/5(120件)
値段
定価 ¥990

質問した方が挙げていた4冊

記事の最後は、動画のきっかけになった質問の4冊です。質問した方は、この4冊くらいの厚さの本のおすすめを、と書いていました。三宅さんは、4冊そのものについては話していません。載せた版で、4冊は140〜234ページです。

まずは、九鬼周造さんの『「いき」の構造』。

九鬼周造

「いき」の構造 他二篇(岩波文庫)

「いき」の構造 他二篇(岩波文庫)

「いき」という言葉が何を指すのかを、意味の内側と、近い言葉との関係から確かめていく本です。身ぶりや表情など体に表れる「いき」と、模様・色・建築・音楽に表れる「いき」も論じています。表題作は1930年の単行本が底本で、「風流に関する一考察」「情緒の系図」の2編も入っています。

出版社
岩波書店
刊行
1979年9月
仕様
文庫・234ページ
楽天評価
3.9/5(85件)
値段
定価 ¥858

動画では版の指定はありません(作品として紹介されていたので、いま新品で買える版にリンクしています)

続いて、サン=テグジュペリの『星の王子さま』。訳がたくさんあり、ここでは文芸社文庫の訳を載せています。

サン=テグジュペリ(内藤あいさ 訳)

星の王子さま(文芸社文庫)

星の王子さま(文芸社文庫)

1943年に発表された物語で、語り手の飛行士が、別の星から来た王子と出会います。日本でも、たくさんの訳で読まれてきました。文芸社文庫版には、サン=テグジュペリ自身が描いた絵が入っています。

出版社
文芸社
刊行
2013年9月
仕様
文庫・140ページ
楽天評価
4.5/5(24件)
値段
定価 ¥660

動画では版の指定はありません(作品として紹介されていたので、いま新品で買える版にリンクしています)

3冊目は、ショーペンハウアーの『読書について』。

ショーペンハウアー(鈴木芳子 訳)

読書について(光文社古典新訳文庫)

読書について(光文社古典新訳文庫)

「自分の頭で考える」「著述と文体について」「読書について」の3編を収めた、19世紀ドイツの哲学者ショーペンハウアーの読書論です。読むこと・書くこと・考えることについての短い言葉が、たくさん並びます。

出版社
光文社
刊行
2013年5月
仕様
文庫・200ページ
楽天評価
4.0/5(127件)
値段
定価 ¥880

動画では版の指定はありません(作品として紹介されていたので、いま新品で買える版にリンクしています)

最後は、ガルシア=マルケスの中編『予告された殺人の記録』です。

ガルシア=マルケス(野谷文昭 訳)

予告された殺人の記録(新潮文庫)

予告された殺人の記録(新潮文庫)

婚礼の翌朝に起きた殺人事件を描いた中編です。犯人たちは、犯行を前もって口にしていました。ガルシア=マルケスは『百年の孤独』で知られ、1982年にノーベル文学賞を受けた作家です。

出版社
新潮社
刊行
1997年11月
仕様
文庫・160ページ
楽天評価
4.0/5(236件)
値段
定価 ¥649

動画では版の指定はありません(作品として紹介されていたので、いま新品で買える版にリンクしています)

気になった本があれば、手に取ってみてください。

ページ数の数え方と、出典

三宅さんが動画で言ったページ数は、国立国会図書館の書誌の数(ページ番号の付いた最後のページ)とほぼ同じです。各本の紹介の「仕様」のページ数は出版社の表示(無い本は国立国会図書館の数)で、数ページ多い本があります。

ユニコーンが姉のガラス細工の動物のひとつであることは、英語版 Wikipedia のThe Glass Menagerieなどのあらすじによります。姉が内気であることは、新潮社の紹介によります(2026年10月9日確認)。

新潮文庫が2020年に高見浩さんの訳へ切り替えたことは新潮社の『老人と海』(高見浩訳)のページ、中公文庫版の中身は中央公論新社のページと版元ドットコムの目次によります。国立国会図書館の書誌では、新潮文庫の1970年の改版に、福田さんの解説「『老人と海』の背景」が付いています(2026年10月9日確認)。

三宅香帆さんのおすすめ小説入門5冊まとめ|「まず読んでほしい」小説4冊とエッセイ1冊、本屋大賞という探し方

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同じ三宅さんの、小説を何から読むかの回です。1冊目は小川洋子さんの『博士の愛した数式』でした。

2026-09-02

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