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2024年もたくさん読んでます【2024年3月】

📅 2024年3月2日

この動画で紹介されたおすすめ商品(10個)

みんなで読む源氏物語 (ハヤカワ新書)

みんなで読む源氏物語 (ハヤカワ新書)

おすすめコメント

大河ドラマ「光る君へ」をきっかけに源氏物語に興味を持ったものの、何から読めばいいかわからない、という方にぴったりの一冊として紹介されています。
この『みんなで読む源氏物語』は、YouTuberとしても活動されている方が編んだ本で、田原まさんやランドル西田さんをはじめ、本当にいろんな方が源氏物語について書いているそうです。

源氏物語を愛する人々が、それぞれの視点から「こう読むと面白いよ」という魅力をエッセー形式などで紹介してくれる内容だとか。

  • そもそも源氏物語ってどんな話?というあらすじのまとめ
  • 時代背景から紫式部のことを解説
  • 田原まさんのように、和歌や古典の視点から読み解く
  • なんと数学の視点から語る人もいる

など、バラエティ豊かな切り口で源氏物語に迫るため、めちゃくちゃ面白い!そうです。

特に、ランドル西田さんが書いた「3回目にしてようやく読み切れた」というエッセーには、「気負いすぎず読んだ方がいいよ」というような、これから挑戦する人にとって参考になりそうな話も載っているとのこと。

この本を先に読んでおくことで、難解なイメージのある源氏物語本編を「すごくちゃんと楽しめる」ようになるのではないか、と感じた一冊だそうです。

解答者は走ってください

解答者は走ってください

おすすめコメント

第60回文芸賞の優秀作にも選ばれた小説と紹介されています。

物語は、生まれてから一度も部屋を出たことがなく、数日前の記憶もない「レオナルド」という少年が主人公だそう。ある日、自分の過去に関する物語がパソコンに届き、それを読むことで、自分が記憶力抜群でクイズに熱中していた過去を思い出すところから始まるのだとか。部屋にずっといるはずなのに、なぜかクイズに明け暮れていた過去がある…という、不思議な設定が魅力と説明されています。

「高校生クイズの熱い話かと思ったら全然違った」そうで、その特徴はまさに究極のマルチバース小説

  • 読んでいてまるで夢を見ているような感覚になったり、物語のシーンがいきなり飛んだりするそうです。
  • 物語の世界に没入していたかと思うと、急に読者自身のいる現実までギュンッと引き寄せられるような、不思議な距離感を味わえるとのこと。
  • メタ的な構造になっていて、「これはどの世界の話なんだろう?」と考えさせられるのが面白いと紹介されています。
  • 言語を獲得したベリアル」という喋る犬が登場するなど、はちゃめちゃで「やばい!」展開が続くのだとか!

クイズで白熱するシーンもしっかり描かれているため、クイズが好きな人も絶対に楽しめるそうです。
小説だからこそ味わえる」体験ができる一冊で、「映像化は無理!」と感じるほどの独特な世界観が広がっていると紹介されています。

殴り合う貴族たち (角川ソフィア文庫)

殴り合う貴族たち (角川ソフィア文庫)

おすすめコメント

おしとやかで雅なイメージがある平安貴族。その常識が覆される、「めっちゃ面白い!」と紹介されている一冊です。
歴史の授業で習うのとは全く違う、貴族たちの衝撃的な実態が描かれているそう。

実はこの時代の貴族たちは、気に入らないことがあるとすぐに殴り合っていたのだとか。

  • 部下に命じて人を殴らせる
  • 嫌いな相手の家に石を投げつける
  • 時には殴り殺してしまうことさえあった

など、その暴力性は「今より怖い!」と感じるほどの内容らしいです。

この本は、藤原実資(さねすけ)という人物が、藤原一族の喧嘩沙汰などをめちゃくちゃ細かく書き残した日記がもとになっているとのこと。
あのヒカル源氏のモデルともされる藤原道長が起こした「殴殺殺人事件」など、当人からすれば「残さないでくれよ!」と思ってしまうような生々しいエピソードが、とても読みやすくまとめられているそうです。

歴史の意外な一面を知ることができる、勉強になる面白い一冊だと紹介されています。

常識やぶりの天才たちが作った 美術道

常識やぶりの天才たちが作った 美術道

おすすめコメント

現代アートを紹介する本で、漫画よりも文章が多いのが特徴だそうです。現代アートというものを「家」ごとにまとめて歴史順に解説してくれる内容だとか。

  • なんとなく知っている作品の背景がわかる!

    • ユニクロのTシャツなどで見かける有名な作品の「元ネタ」や、「どういうことを描いていたのか」を知ることができると紹介されています。
    • 例えば、ウォーホルの作品がなぜ一般的に売られているものを描いているのか、マリリン・モンローのカラフルな作品が実は「死」をテーマにしていたことなど、知らなかった事実を分かりやすく説明してくれるそうです。
  • アーティスト同士のつながりも学べる

    • 「この人はこの人に影響を受けて作品を作り始めた」といった、アーティスト同士のリスペクトや影響関係(系譜)もわかるため、より深くアートの世界を楽しめるようです。
    • 日本のアーティストについても紹介されているとのこと。

イラストも豊富で、文章がめちゃくちゃ柔らかく書かれているため、まるで著者が直接おしゃべりしてくれているような感覚で読めるそうです。
現代アートについて詳しくない人でも、楽しくて読みやすい一冊だと紹介されていました。「すごい楽しい!」「これ借りたい!」と言われるほど、興味を引く内容のようです。

ここはすべての夜明けまえ

ここはすべての夜明けまえ

おすすめコメント

早川書房の編集者が読んで「めっちゃ刺さった!」と激押ししている一冊として紹介されています。読んだ感想は「めっちゃ面白かった!」とのことです!

文章は1ページ目からひらがなが多く、まるで主人公が書き記したメモのような形式で物語が進んでいくのが特徴的だそうです。『アルジャーノンに花束を』や『ハーモニー』のような雰囲気も感じられる、ちゃんとSFな作品だとか。

物語の舞台は少し未来。

  • 自分が人間であることに嫌悪感を抱いている主人公の女の子。
  • 体をロボットのように改造することが可能になりつつある時代。
  • 主人公はロボットになることを選び、その過程で家族や自分自身のことを書き記していきます。

人間ではなくなっていく人の切なさや、そこに残る心のようなものの描写が胸に迫るそうです。読後には、「人間が人間らしくあるってどういうことなんだろう」「自分の本当の幸せって何だろう」と深く考えさせられるとのこと。

この切なさとディストピア感がとても良かったと紹介されています。物語自体は長くなく、一気に読むことができるそうです。

エロチック街道 (新潮文庫)

エロチック街道 (新潮文庫)

おすすめコメント

筒井康隆さんの短編集として紹介されています。
電子書籍で読んだそうで、急いで読みたいときにすぐ手に入って便利だったとか。

この短編集に収録されている「ジャズ大名」という作品が、めっちゃ面白かった!そうです。
舞台化された作品を観に行く前に、移動中の電車の中で原作を読んだと紹介されています。

  • 舞台は江戸時代末期
  • 当時のアメリカから漂流してきた黒人奴隷たちが楽器を持っており、日本ではまだ文化としてなかったジャズを奏でるというお話。
  • 音楽好きな藩主が、その音楽を聴いて「めっちゃ楽しいじゃん!」と夢中になっていく様子が描かれているそうです。

小説内では、奴隷たちがどのようにして江戸の町までたどり着いたかという過程がメインで描かれているとのこと。
ジャズに詳しくなくても、すごい面白かったそうで、原作を知った上で舞台を観ることで、二重に楽しむことができたと紹介されています。

さやかに星はきらめき

さやかに星はきらめき

おすすめコメント

とてもロマンチックなクリスマスのお話として紹介されています。

舞台は、人々が地球に住めなくなっためちゃくちゃ遠い未来月面都市では、普通の人間だけでなく、犬から進化した「犬人」や猫から進化した「猫人」も一緒に平和に暮らしているそうです。
物語は、編集者である猫人のキャサリンが、クリスマスをテーマにした短編集を作るという設定で進んでいくとのこと。

連作短編のような形式で、キャサリンが集めた以下のような様々なお話が作中に登場するそうです。

  • 人と動物(猫人、犬人)との関わり
  • はるか遠い未来まで語り継がれる人々のクリスマスの物語

SFでありながら、不思議で心が温かくなるような作品が集まっているとか。
遠い宇宙の未来が舞台でも、大好きな人を大切に思う気持ちや人と人との関わりが優しく描かれており、どの作品にもちょっとした希望があるそうです。
読むと心が温かく、優しい気持ちになれる作品ばかりが入っていると紹介されています。

クリスマスシーズンはもちろん、いつ読んでも楽しめる一冊だそうです。

おわりのそこみえ

おわりのそこみえ

おすすめコメント

第60回文芸賞の優秀作で、帯のコメント「感動アホかそんなものはいらんのじゃボケ」の通り、感動というよりは心に刺さる本だそうです。

主人公は、25歳の「みほちゃん」。

  • 借金まみれ
  • バイトには遅刻してタクシーで行く
  • 買った記憶すらないほどの買い物依存症

そんな地獄一歩手前のような生活を送る彼女が、唯一の友人だと思っていた女の子を亡くすところから、人生がさらに落ちていく物語だとか。

作品全体が絶望感に満ちているわけではなく、主人公の少しドライな視点で描かれているそうです。彼女の生活がどんどんしんどくなっていく様子が加速していく様に、一種の爽快感すらあると紹介されています。

登場人物は、主人公のストーカーや、仕事をしていない父、家に帰ってこない母など、やばい人ばっかりだそう。
全員がやばい中で迎えるラストが、超好き!とのことでした。悲観的な物語の中に爽快感や魅力的なラストがある、気になる一冊です。

なれのはて

なれのはて

おすすめコメント

いろんな要素をぎゅぎゅに詰め込んだ、すごい作品として紹介されています!
分厚くて重厚感のある一冊だそうですが、その内容はさらにすごいとのこと。

物語の主人公は、元々報道局にいたテレビ局員の男性。あるきっかけでイベント事業部に移動した先で、1枚の絵を使った展覧会を開きたいという話を聞くことから物語は始まります。
しかし、その絵は署名しかなく、作者の詳細は一切不明。展覧会のために作者を調べていくと、ある一族の壮大な謎に行き着くのだとか。

  • 芸術に見せられた人々の物語
  • ある一族の隠したい過去
  • ミステリー的要素
  • 人と人とのヒューマンドラマ

これだけ多くの題材が複雑に組み込まれ、一つの重厚な物語として成立しているのが「シンプルにすっごい!」と紹介されています。

また、小説の楽しみは中身だけではないようで、「カバーを外しても超いい!」とのこと。
カバーを外すと、物語の鍵となる絵画の裏側(キャンバスの裏)がデザインされていて、署名だけが記されている仕様が「めっちゃおしゃれ」だそうです。

「なれの果て」というタイトルもとても素敵で、読み終わってからその良さがわかるとか。
分量はありますが、一気読みできる魅力的な作品だと紹介されています。

モモ100%

モモ100%

おすすめコメント

恋愛依存症に近い、19歳の女の子「ももちゃん」が主人公の小説として紹介されています。
少しネジが外れ気味で、人の愛し方がわからない彼女が、トップスピードで走っているような感覚の物語だそうです。

この作品の最大の魅力は、その非常に特徴的な文体にあると説明されています。

  • 小説、歌、ラップ、詩など、様々な作品からの引用が本文に組み込まれているそうです。
  • 一度読めばその著者だとわかるほど個性的で、読み始めは少し戸惑うかもしれないけれど、読み進めていくうちに脳に直接響いてくるような感覚があるとか。
  • 主人公がおしゃべりしているのを聞いているような軽やかさで、面白い言い回しもたくさんあるそうです。
  • この独特な文体は、一度読み出すと止まらなくなり、文体が特徴的な本が好きな人には特にフィットすると紹介されています。年齢を問わず、多くの人が衝撃を受ける文体なので、ぜひ一度読んでみてほしいとのことです。

また、ラストの一文がとても好き!だとか。
どんでん返しというわけではなく、物語のリズムや言葉のポップさから続く流れの最後に「ふうっ」となるような、気になる終わり方だそうです。

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