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ミステリマニアのおすすめミステリ小説【総集編】

📅 2024年2月24日

この動画で紹介されたおすすめ商品(21個)

十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫)

十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫)

おすすめコメント

ミステリー好きなら読まないと損!と言われるほどの名作中の名作として紹介されています。まだ読んでいない人が羨ましくなるほどの体験ができる一冊だそうです。

物語の舞台は、半年前に奇妙な事件が起きた島に建つ「十角館」。ミステリー研究会のメンバーがその島を訪れるところから話は始まりますが、そこで次々と連続殺人が起こってしまいます。

この作品の大きな特徴は、物語の構成にあるそうです。

  • 島で起こる連続殺人
  • 本土に残ったメンバーたちに届く手紙をきっかけに進む、半年前の事件の謎解き

この島と本土の二つの話が同時進行し、交互に描かれていく構成になっているとのこと。そして最終的に、この二つの話が一つに繋がっていく展開が待っているそうです。

そして、この作品を語る上で欠かせないのが、すべてが集約された「ある1行」の存在だとか。

  • この1行を読むために、この本を読むと言っても過言ではないほど、たった1行ですべてが覆る衝撃を味わえるそう。
  • 新装改訂版では、この衝撃的な1行の効果を最大限に引き出すために、ページの配置が特別に工夫されているとのことです。
  • 細かい部分を忘れても、この1行だけは絶対に忘れられないほどのインパクトがあると言われています。

540度ひっくり返る!」と評されるほどの、強烈などんでん返しが体験できる作品だそうです。
1987年に発表された作品でありながら、今読んでも全く古さを感じさせない魅力があり、多くのミステリーファンが「好きな作品は?」と聞かれると必ず名前を挙げる一冊だとか。

また、本作は有名な「館」シリーズの記念すべき第1作目でもあるため、ここからシリーズを読み進めていく楽しみもあると紹介されています。

シャドウ (創元推理文庫)

シャドウ (創元推理文庫)

おすすめコメント

第7回本格ミステリー大賞を受賞した、市川憂人先生の作品として紹介されています。
著者はどんでん返しの作品を書くのがめちゃくちゃうまいそうで、毎回期待して読んでも一度も結末が分かったことがないのだとか!

物語は、病院で働く父親と小学5年生の息子を中心に進みます。母親を亡くし、さらには父親の同級生の奥さんが亡くなったり、その娘が事故に遭ったりと、少年の周りで次々と不幸が起こるそうです。理性的でかっこいい父親に支えられ、少年が成長していくハートフルな物語かと思いきや、「そんなぬるい話ではない」と紹介されています。

この作品の最大の特徴は、一筋縄ではいかないどんでん返しにあるそうです。

  • 通常、どんでん返しは物語の最後に一度だけですが、この作品はなんと物語の中盤で一度世界観がひっくり返るのだとか。
  • 「ええっ」となって続きを読むと、さらにもう一度世界観がガンッと変わる衝撃が待っているそうです!
  • 「畳に投げつけられたと思ったら、いつの間にか海の上に浮いている」と感じるほど、自分がどこにいるのか分からなくなるくらいひっくり返されると語られています。
  • ある息子のセリフ一つで、全てが変わる構成になっているそうです。

また、読者を巧みに騙す叙述トリックも特徴的です。

  • 多くの叙述トリックが一人称視点で書かれるのに対し、この作品は「多人数視点」で描かれているそうです。
  • 本来、多人数視点は情報が増えるためどんでん返しが成立しにくいですが、この作品は逆で、多人数だからこそ騙されるという非常に巧妙な仕掛けになっているのだとか。
  • あまりの巧みさに、1ヶ月後に読み返しても「もう一回びっくりしちゃう」ほどだそうです。
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

おすすめコメント

恋愛小説のようなロマンチックなタイトルですが、恋愛要素だけではなく、もっと深い意味が込められている作品だそうです。
その正体は、数々の賞を総なめにした本格ミステリー!

  • 第57回日本推理作家協会賞 受賞
  • 第4回本格ミステリー大賞 受賞
  • 2004年「このミステリーがすごい!」第1位
  • 2004年「本格ミステリー・ベスト10」第1位

自称「何でも屋」の主人公の周りで起こる、一見すると別々に見える2つの事件。しかし、物語が進むにつれて、この2つの事件が妙に交錯していくのだとか。
物語の終盤には、想像すればするほど壊される衝撃の展開が待っているそう。「脳内で描いていたイラストがパーンっていなくなる!」ほどのどんでん返しで、奇妙に張り巡らされた伏線に絶対に騙されると紹介されています。
しかも、驚くべきことにどんでん返しは1つだけではないとのこと!

作中に出てくる「桜」に関するセリフは、結末を知る前と後では全く聞こえ方が違ってくるという、非常に凝った仕掛けがあるそうです。「うわ、めっちゃ凝ってるじゃん!」と思わされるような、深いメッセージが込められているだとか。

読む年代によっても感じ方が変わるため、何度も読み返して楽しめる一冊だそうです。

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&Mシリーズ (講談社文庫)

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&Mシリーズ (講談社文庫)

おすすめコメント

理系ミステリー」として紹介されている作品だそうです。著者は大学の先生で、本作は第1回メフィスト賞受賞作品という、ミステリー好きの中でも特にコアなファンが好む賞の記念すべき第1回目を受賞した特別な一冊だとか!

物語は、ある島に隔離されて生活する「」という超大天才がいる研究所が舞台です。

  • そこを訪れた大学の先生「犀川創平」と学生の「西之園萌絵」が、手足のないウェディングドレス姿の奇妙な死体に遭遇します。
  • 現場のパソコンには「すべてがfになる」という謎のメッセージが残されており、このメッセージが何を意味するのか、物語が進んでいくそう。

この作品の大きな特徴は、登場人物が天才だらけであることと紹介されています。

  • 天才同士の会話が繰り広げられるため、時に深すぎて意味がわからないこともあるとか。
  • しかし、その会話には魅力があり、「思い出は全て記憶してるけども、記憶は全ては思い出せないんだ」といった、記憶に残るかっこいいセリフがたくさん詰まっているそうです。

トリックのすごさはもちろん、こうしたキャラクターたちの会話に惹かれるファンも多い作品で、特に理系の人はかなり引き込まれるのではないかと説明されています。
本作は、主人公二人の頭文字をとった「S&Mシリーズ」の最初の作品であり、この後もシリーズが続いていくそう。タイトルに隠された言葉遊びなど、シリーズを通して楽しめる魅力もあると紹介されています。

恋と禁忌の述語論理 (講談社文庫)

恋と禁忌の述語論理 (講談社文庫)

おすすめコメント

ここ最近1年以内にめちゃくちゃはまった作家さん、井上マギさんによる作品として紹介されています。

作中には数式のようなものがたくさん出てきて、まるまる2ページを使っているところもあるとか。正直、その内容は分からなくても大丈夫だそう。

この物語の面白いポイントは、通常のミステリーと大きく異なる点にあります。

  • 主人公が持ち込むのは、すでに解決済みの事件。
  • 行うのは「推理」ではなく、得意の論理学を使った「検証」だそうです。
  • 論理学がテーマなので動機は不問!ロジックだけで攻めていくのが、すごく面白いところだと紹介されています。

数理論理学という、理系の中でもかなりコアな分野を扱っていますが、非常に丁寧に解説が書かれているため、チャレンジしてみてもいいかなと思えるそうです。専門的な部分を抜きにしても、内容が本当に面白いので絶対に楽しめると紹介されています!

続編にあたる「その可能性は既に考えた」という作品もあり、本作はシリーズの入口となる一冊だとか。

眼球堂の殺人 ~The Book~ 堂シリーズ (講談社文庫)

眼球堂の殺人 ~The Book~ 堂シリーズ (講談社文庫)

おすすめコメント

理系ミステリーとして紹介されている一冊だそうです。著者名や、眼球をモチーフにした建物の表紙に薄く書かれた数式(シュレディンガー方程式やリーマンの素数公式など)からも、その雰囲気が伝わってくるとのこと。

物語は、奇妙な建物「眼球堂」に各界の天才たちが招集されるところから始まります。そこで建物を設計した天才建築家が、実現不可能な形で死体となって発見されるだとか。この建築家は「建築学こそ学問の頂点」とうそぶくような嫌な人物で、集まった天才たちには殺害の動機がある状況で、次々と人が死んでいくと紹介されています。

この作品の魅力は、「建築学トリック」と「理系要素」が見事にミックスされている点にあるそうです。

  • 建物独自のトリックが秀逸で、絶対に実現しないような奇妙な建物だからこそ可能な仕掛けが待っているとのこと。
  • 最後の最後に、全く想像できない形で建物のトリックが明かされるらしく、その壮大さは「建築系トリックで一番すごい!」と感じるほどだとか!
  • 天才同士の会話には数学的な要素も含まれ、独特の世界観に引き込まれるそうです。

さらに、理系心をくすぐるだけでなく、大好きな「どんでん返し」もしっかり入っていると紹介されています。トリック以外にも「最初から騙されている」と感じるような仕掛けがあるそうで、最後まで目が離せない作品のようです。

容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身 (文春文庫)

おすすめコメント

「天才V天才」の頭脳戦がすごい作品として紹介されています。ガリレオシリーズの一作で、主人公である物理学の天才「湯川学」と、彼の大学時代の同級生である数学の天才「石神」が登場するそうです。

  • 物語のあらすじ

    • 学生時代は天才と称されたものの、家庭の事情で研究者の道を諦め、恵まれない環境で高校の数学教師をしている石神。
    • コミュニケーションが苦手な彼が唯一心を通わせる、隣に住む女性が元旦那を殺してしまう事件が発生します。
    • 石神は彼女を救うため、「私が手伝います」「完全犯罪します」と、完璧なアリバイトリックの構築を申し出るのだとか。
  • おすすめポイント

    • 数学の天才・石神が作り上げた完璧なトリックに、物理学の天才・湯川がいかにして挑むのか、天才同士の壮絶な頭脳戦が繰り広げられると説明されています。
    • 映画も有名ですが、小説ならではの良さがあり、登場人物の心情が「壁のひび割れのような存在」といった一文で巧みに表現されているそうです。
    • 物語のジャンルはミステリーでありながら、その本質は切ない「純愛」の物語だと紹介されています。タイトルの「献身」が示す通り、自分を顧みず全ての愛を女性に注ぐ石神の姿が描かれているとのこと。

天才同士の戦いがどのような結末を迎えるのか、注目してほしい一冊だそうです。

その可能性はすでに考えた (講談社文庫)

その可能性はすでに考えた (講談社文庫)

おすすめコメント

最近すごくはまっている作家さんの作品として紹介されています!

登場するのは、青髪で天才、そして変わり者の探偵「上苙丞(うえおろじょう)」。
彼はただの探偵ではなく、「奇跡」を追い求める探偵だそうです。ここでいう「奇跡」とは、人知を超えた、人間には到底説明がつかない現象のことだとか。

物語は、ある宗教団体で起きた事件に関する、非常に奇妙な相談から始まります。

  • 相談内容は「首を切られた少年に私は運ばれていた記憶がある」というもの。
  • 主人公の探偵は、あらゆる可能性を検討した結果、これを「奇跡だ」と認定するそうです。

しかし、この事件に対して他の天才たちが「こうすれば説明できる」と次々に反論を仕掛けてきます。
この頭脳戦の面白いところは、反論に証拠は必要なく、可能性を提示するだけでいいという点だとか。
それらの反論に対し、主人公が返す決めゼリフが、タイトルの「その可能性はすでに考えた」。かっこいいです!

普通のミステリーなら解決編で終わるところが、この作品では終わりにならず、何度もやり直しが起こるそうです。
1つの事件に対し解決がもう何個もある、「多重解決ミステリー」という、なかなか読んだことのないタイプの作品として紹介されています。

扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)

扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)

おすすめコメント

頭脳戦がすごい作品として紹介されています!

大学の同級生が集まったペンションで起こる殺人事件を描いた物語だそう。
しかし、この作品の最大の特徴は、その特殊な構成にあると説明されています。

  • 物語は犯人が分かっている状態から始まる、いわゆる「倒叙(とうじょ)ミステリー」というタイプだとか。
  • 犯人は、殺害した死体の発見時間を遅らせるため、仲間たちの会話を巧みに誘導し、扉を開けさせないように画策するそうです。
  • その犯人に「何かおかしいぞ」と気づいたもう一人の天才が、会話の中から違和感を拾い、扉を開けようと試みるとのこと。

この物語のほとんどは、なんと扉を前にした会話劇だけで進んでいくそうです!
「寝てるのかな?」「いきなり扉を破るのは…」といったリアルなやり取りの中で、犯人である天才と、真相に迫ろうとするもう一人の天才による、静かながらも激しい頭脳戦が繰り広げられると紹介されています。

他のメンバーは事件に気づかず楽しく過ごしている中で、水面下で繰り広げられる2人の天才の攻防から目が離せないそうです。
「扉は閉ざされたまま」というタイトルが、まさにこの状況を表しているのだとか。
話を聞いただけで「読みます!」「見事に釣れました!」と反応するほど、非常に興味をそそられる一冊として紹介されています!

汚れた手をそこで拭かない (文春文庫)

汚れた手をそこで拭かない (文春文庫)

おすすめコメント

タイトルが最高!と紹介されている、芦沢央さんの作品だそうです。
意味深で、聞いただけでぞわぞわするようなタイトルが、まず読者を引きつけるのだとか。

この作品は、読み終わった後に嫌な気持ちになる「イヤミス」というジャンルで、その中でも大きな特徴として「身近な地獄」が描かれている点が挙げられています。

  • 豪華な館で起こる殺人事件のような、自分には縁遠い話ではないそう。
  • すぐそこにある、誰にでも起こりうる恐怖が詰まっているのだとか。

例えば、「学校のプールの栓を閉め忘れた新人教師」のような、日常に潜む些細なミスから始まるどん底のエピソードが描かれているそうです。
人生で2択のクイズを3回間違えたら起こる」と表現されるほど、ささいな選択の積み重ねが取り返しのつかない事態を招く様子は、まさに身近な地獄だとか。

そんな、誰にでも起こりうる地獄が詰まった短編集だそうです。
著者は「イヤミスを書くの天才」と評されており、イヤミスを読んでみたいならまずチェックすべき一冊として紹介されています。

新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)

新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)

おすすめコメント

「気分はどん底」になるイヤミスとして紹介されています。

  • サイコキラーが、とんでもなく自分勝手な理由でどんどん人を殺していく話だそうです。
  • 物語は、犯人が最初に捕まるシーンから始まり、そこに至るまでに何があったのかを追っていく構成になっているとのこと。

犯人がおかしてきた罪は「エグすぎて見てらんない」そうで、読んできたミステリーの中でもグロさはトップレベルだとか。
「10人いたら10人には進められない」「こんなの好きなの?と惹かれてしまうかもしれない」と言われるほど、人を選ぶ作品なので、ミステリーに慣れた後に読むのが良いとされています。

この作品は「イヤミス」でありながら、実はどんでん返しの要素も詰まっているそうです。
しかし、その仕掛けを確認するために読み返したくても、「もう1回あの気持ちになるのが嫌」で読み返せないほどきつい!とのこと。
共感できる要素は「一ミリもない」と断言されており、ただただ「すごい」と感じる作品だそうです。

向日葵の咲かない夏(新潮文庫)

向日葵の咲かない夏(新潮文庫)

おすすめコメント

今まで読んできたミステリーで1番好きな作品」として紹介されています!
その内容は「人間が書くものじゃないね」と思うほど衝撃的で、実際に作者に会うまでは「これが書ける人間がいるとは思えなかった」と感じていたそうです。

この作品は、読後に嫌な気持ちになる「イヤミス」というジャンルで紹介されていますが、他の作品とは一線を画す特徴があるだとか。
多くのイヤミスが序盤から不穏な空気に包まれているのに対し、この物語は最後の10ページほどを読むまで、イヤミスだとは気づかない構成になっているそう。

物語の概要

  • 主人公は、学校を休んだ友達にプリントを届けにいく小学生の男の子。
  • そこで首を吊って亡くなっている友達を発見するが、その後、死体は忽然と消えてしまう。
  • 時間が経つと、亡くなったはずの友人が別のものに姿を変えて主人公の前に現れ、「僕は殺されたんだ。犯人を追ってくれ」と頼んでくるのだとか。
  • 主人公と妹の「ミカ」の3人で真相に迫っていく、まるで子供たちの冒険物語のように話は進んでいくそうです。

この本の本当の恐ろしさ

物語の終盤までは、夏らしい爽やかな雰囲気すら感じられるそうですが、最後の最後で「ざわざわする」展開が待っているとのこと。
それまでの全ての出来事が、実は「嫌な話」だったと気づかされる構成は、まるで長時間気づかなかったドッキリのような衝撃があると説明されています。

特にラストシーンは強烈で、解釈が4パターンほどに分かれるそうですが、そのどれもが「全部キモい!」と感じる内容だそうです。
イヤミスというジャンルの中でも、そして全てのミステリーの中でもベストワンに選ばれるほど、強烈な読書体験ができる一冊として紹介されています!

叙述トリック短編集 (講談社タイガ)

叙述トリック短編集 (講談社タイガ)

おすすめコメント

タイトルに「叙述トリック短編集」とあるだけでなく、本の冒頭で「この本の作品は全て叙述トリックです」と宣言から始まる、挑戦的な一冊として紹介されています。
なんと、全話に対して「ここに注目すれば分かります」というヒントまで書かれているそう。「騙されないようにね」というメッセージが込められた、なめられたくない読者ほど手に取ってしまう作品だとか。

  • 本そのものがトリッキー: 書籍版は帯をスライドさせると絵が変わり、電子書籍版には電子ならではのトリックが仕掛けられているという遊び心も満載だそうです。
  • ただの短編集ではない!: 1作1作はシンプルで初心者向けとも言える叙述トリックで楽しめるそうですが、最後の作品を読むと「今まで分かってたと思うのが恥ずかしい!」「これは踊らされているだけだった」という感覚に陥るのだとか。
  • 全く新しい読書体験: 短編集でありながら、全てを読むと全体がひっくり返る長編としての楽しみ方もできる、「この手のタイプの作品出会ったことない!」と評されています。ミステリーを数多く読んできた人でも騙されてしまうほどの衝撃で、「記憶から消えない」作品だそうです。

1作品あたり平均20分ほどで読める手軽さもありながら、ミステリーの玄人も唸らせること間違いなしの、全く新しい読書体験ができる一冊として紹介されています。

私たちが星座を盗んだ理由 (講談社文庫)

私たちが星座を盗んだ理由 (講談社文庫)

おすすめコメント
  • ロマンチックで、タイトルでもう買ってしまったと紹介されています。表紙のイラストも童話っぽい可愛らしい雰囲気で、「星座を盗んだってなんだろう?」と手に取ってしまうほど、タイトルがすごく良いそうです。
  • この本は5作品が収録された短編集で、その全てに叙述トリックのような、どんでん返しがあるとのこと。
  • 作品の雰囲気は、基本的には明るいファンタジー感があり、イメージは「虹色」や「パステルな感じ」だとか。しかし、最後には真っ黒になり、表紙からは想像できないほど、どの話も怖いダークな感じになるそうです。

収録作品「妖精の学校」について

  • 明らかにどんでん返しの振りをずっとしてくる作品だそう。
  • 子供たちの楽園のような話でありながら、どこか不穏で、怖い終わりが待ち構えている雰囲気がずっと続くのだとか。
  • 物語の最後に出てくるある一文は、読んでもすぐには意味が分からず、「やばいことだけは伝わる」と紹介されています。意味が気になりすぎて検索して初めて理解でき、「ぞわぞわってめっちゃ怖かった!」と感じたそうです。
  • 普通のどんでん返しとは違い、時間差でぞっとする2段落ち」の楽しみ方ができると説明されています。
スモールワールズ (講談社文庫)

スモールワールズ (講談社文庫)

おすすめコメント

可愛いタイトルや表紙の印象とは全く違う、本格的なミステリーとして紹介されています。
一見すると幸せそうな短編集かと思いきや、一作品目から「この後大丈夫かな」とゾワゾワする終わり方だそう。ミステリー好きにこそ読んでほしい一冊だとか。

  • 6つの作品が収録された短編集で、それぞれ話の種類が全く違うそうです。
  • 中でも「鼻歌」という作品は、手紙のやり取りだけで話が進む、見たことのないタイプだと紹介されています。登場人物が成長するにつれてひらがなだった文章が漢字に変わっていくなど、本だからこそできる表現の良さが最大限に発揮されているとのこと。
  • ダークなミステリーやどんでん返しが好きな人には、1作目の「ネオンテトラ」と3作目の「ピクニック」がすごくおすすめだそうです。

題材は日常の中から選ばれており、ニュースなどから着想を得ているためとてもリアルに感じられるとか。「一番暗い進み方をしたら誰でもこうなるかもしれない」「お隣さんがこうなっているかも」と思わせるような、身近な怖さが詰まった作品が並んでいるそうです。
短編ミステリーを読んでみたい人にもおすすめの一冊として紹介されています。

六人の嘘つきな大学生 (角川文庫)

六人の嘘つきな大学生 (角川文庫)

おすすめコメント

就活をテーマにした、究極の心理戦が繰り広げられるミステリーとして紹介されています。

大人気IT企業の最終選考に残った6人の大学生。課題は「一ヶ月後までに、自分たちで一人の合格者を選ぶ」という残酷なものでした。議論が進む中、それぞれの黒歴史が書かれた6通の封筒が見つかることで、事態は一変するそうです。

  • それまで完璧に見えた大学生たちの悪い部分が次々と露わになり、犯人探しは二転三転どころか、四転、五転、六転もするだとか!
  • 伏線の張り方が「見たことない」レベルですごく、最後まで読むと「あれも伏線、これも伏線!」と縦横無尽に張り巡らされた仕掛けに驚かされるそうです。
  • 作者が「伏線の狙撃手」と呼ばれていることも紹介されています。

この作品は単なるミステリーに留まらず、人の見方や評価について深く考えさせられる内容になっているだとか。「大好き!」「中学生の時に読みたかった!」と語られています。

  • 前半7割は完全ミステリー、残り3割は勉強になると紹介されています。
  • 人間関係における「これはあるかも」と思えるリアルな心理描写が、ミステリーとしても物語としても秀逸だそうです。
  • 読後に表紙を見ると、どの人物が誰なのか雰囲気でわかるようになる楽しみもあると紹介されています。
イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

おすすめコメント

恋愛小説というジャンルでありながら、ミステリーとして語られている作品として紹介されています。
あらすじを話すだけでネタバレになってしまうほど、繊細な構成になっているそうです。

  • 最後から2行目で全てがひっくり返る、という衝撃的な展開が待っているだとか。
  • 伏線の数がとにかくすごく、警戒して読んでも「思っていた箇所の100倍はあった」と感じるほどだったそう。
  • 物語の最後には「イニシエーション・ラブを理解するための用語集」という付録がついており、それを読むと「これも伏線、あれも伏線、全てが伏線」だったことに気づかされると紹介されています。
  • その巧妙さから、一度読んだだけでは絶対に全ての伏線に気づくことはできないだろう、とも言われています。

読後に嫌な気持ちになる「イヤミス」の一面もあるそうですが、どこか爽やかさも感じさせる不思議な魅力がある作品だとか。
伏線がすごいミステリーとして、イニシエーション・ラブ最高です!と絶賛されています。

新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)

新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)

おすすめコメント

タイトルが良くないですか!と思わず手に取ってしまうような作品として紹介されています。

主人公は、同じ1日を9回ループするという特殊能力を持つ高校1年生の男の子だそう。
このループには「9回目だけが未来に持続する」という重要なルールがあるとのこと。

あるループの中で、大好きなおじいちゃんが死んでしまう事件が発生。しかも、ループの中で何をしても、おじいちゃんは誰かに殺されてしまうらしいです。
反復するループの中で犯人を探し出し、おじいちゃんを救う方法を見つけ出す、というファンタジックな設定のミステリーだとか。

  • 物語はとてもフェアに作られており、たくさんの伏線が張り巡らされているそう。
  • 表紙やタイトルの暗い印象とは裏腹に、おじいちゃんが死ぬこと以外は会話も文体もかなりポップで、めちゃくちゃ読みやすいとのこと。
  • 何度もおじいちゃんが死ぬことすらポップに感じられるほどで、暗い話ではないため、純粋に謎解きに集中できると紹介されています。
  • そして、物語の最後には全く想像していなかった結末が待っているそうです!
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)

おすすめコメント

ミステリー入門として、「人に進めたい本1位!」と紹介されています。
おすすめしても「変な人だと思われない」そうで、誰が見ても面白いと思ってもらえる分かりやすさがある作品だとか。

物語は、ひょんなことから不思議な共同生活を始めた詐欺師たちが、ある悪いやつを騙して人生逆転を目指す、というものだそうです。

  • 登場人物がそんなに多くなく、名前もすごく覚えやすい
  • ストーリーもシンプルすごく読みやすい

そのため、ミステリー初心者にはぴったりの一冊だと言われています。

しかし、単なる詐欺師のお話じゃないそうで、どんでん返しが2回もあるとのこと!
作中では、「騙されたことに気づかせないのが詐欺師」「騙されたことを自覚させるのが手品師」という、印象的な違いも語られているそうです。

もうどんな人でも人を見ずに目つぶって渡せる」とまで言われるほどで、これを読んであまり面白くないと感じる人は、おそらく「どんでん返しがそもそも好きじゃない」人かもしれない、と言われるほどだとか。
ミステリーの世界への第一歩として、まさにうってつけの作品のようです。

リピート (文春文庫)

リピート (文春文庫)

おすすめコメント

ミステリー入門として読みやすい一冊として紹介されています。
一般的な推理物とは一味違い、「こんなこともありなんだ!」とミステリーのジャンルの広さや新しい可能性を感じさせてくれる作品だそうです。

物語のジャンルはタイムリープもの

  • ある日突然、10人の男女が、記憶を持ったまま10ヶ月前の過去に戻るという不思議な体験をします。
  • しかし、戻った先でそのメンバーが次々と殺されていくという事件が発生!

リピートしていることを知っている人物の犯行なのか、それとも超常現象によるバツなのか…?物語の先には綺麗なオチが待っていると紹介されています。

細かい伏線が散りばめられており、なんと5回もリピートして読んだというほど何度読んでも面白い作品だとか!ミステリーを好きになるきっかけになるかもしれません。

銃とチョコレート (講談社文庫)

銃とチョコレート (講談社文庫)

おすすめコメント

ミステリー入門にかなり適していると紹介されている作品だそうです。

子供向けに書かれているため、非常に読みやすい点が特徴として挙げられています。

  • 漢字はなるべく使われず、使った場合も必ずルビが振ってあるそうです。
  • 登場人物の名前が「ゴディバ」や「ロイズ」など、全員チョコレートの名前なので、ミステリーでつまずきがちな「名前が覚えられない」という心配もないとのこと。

しかし、その読みやすさとは裏腹に、内容は「黒おつ」と言われるドス黒い作品だとか!

  • 登場人物全員に裏があるとされ、平気で人を殺す人物や、銃や刃物で人を切りつけるシーンも出てくる、めちゃくちゃ怖い内容だと紹介されています。
  • 「銃の引き金を引くのは、チョコレートが口の中で溶けるより早い」というハードボイルドなセリフもあるそうです。

子供向けの読みやすさと、大人向けの内容が両立しているため、ミステリーの世界に足を踏み入れるのにぴったりの一冊としておすすめされています。

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